フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月29日(水) 晴れ

2010-09-30 01:30:37 | Weblog

  7時、起床。温かさ(暑さではなく)が戻る。今日は昨日より薄手のジャケットを着ていこうと思う。ハンバーグ、レタス、トースト、オレンジジュースの朝食。

  昼前に家を出て、大学へ。蒲田駅の弁当屋で崎陽軒の「シュウマイ弁当」(750円)を購入。本日の昼食用なり。会議の始まる前に教務室の自分のデスクで食べる。崎陽軒のシューマイは子どもの頃からよく食べていた。懐かしい味だ。


シューマイは5個入っている

  午後1時から人事委員会。2時半から事務との打ち合わせ。4時半から別件で事務との打ち合わせ。6時から教務メンバー全員での会議。夕食は折り詰めの弁当。会議中ゆえ写真は撮っていないが、なかなか美味しいお弁当だった。私はお弁当が好きである。なんとなく楽しい。会議会議の日々の中でささやかなことに楽しみを見出している。10時半、帰宅。


9月28日(火) 雨のち曇り

2010-09-29 09:03:49 | Weblog

  8時、起床。傘を差してコンビニにパンとジュースを買いに行く。ウィンナーとキャベツの炒め、トースト、オレンジジュースの朝食。

  10時に家を出て大学へ。11時から事務との打ち合わせが1時間半。次の会議まで30分しかないが、「maruharu」へ昼食をとりに行く。タラモサラダのサンドウィッチを注文したら、もう終ってしまったという。では、本日のサンドウィッチ(ベーコン・きのこ・キャベツ・トマトソース)を注文したが、私の残念そうな顔を見て、半分ならタラモサラダで作れますと言ってくれたので、ハーフ&ハーフでお願いする。一度で二種類の味を楽しめて得をした気分。

  1時から人事委員会の打ち合わせ。それを終えて、4限の演習「ケーススタディの方法」。教務から教員へ、教務室から教室へ向かう廊下を歩きながら、頭を切り替えねばならない。もっと廊下が長いといいのだが、すぐに着いてしまう。授業の直前まで会議というのはできれば避けたい。受講生44名中40名出席。欠席の4名にはあとからメールを出して本当に履修するのかどうかを確認する。学生の中には保険をかけて多目に登録をして、実際には出てこないというケースがたまにあるからだ。講義ならそれでもかまわないが、演習の場合はグループ報告のグループ決めがあるので、たまたま初回を何かの理由で休んだだけなのか、今後も出てこないのかは確認しておかなくてはならない。
  授業を終えて、かなりの空腹感を覚える。2泊3日の合宿中、夕食が6時だったからかもしれない。普段より早めの夕食を「ごんべえ」でとる。カツ丼セットで、ご飯は軽めにしてもらう。

  今日は日直の日。週に一度、火曜日は7限が終るまで教務室に詰める。人気のなくなった教務室で、前任者から引き継いでまだ目を通していなかった資料に目を通す。目先の案件の処理で追われる毎日だが、多少とも中・長期的な展望に立ってものごとを考えられる時間だ。
  9時半頃、大学を出る。電車の中で、多元文化論系の助手のK君からいただいた、鳥尾敏雄『夢屑』(講談社文芸文庫)を読む。表題作の短篇「夢屑」は夢の中の出来事をつらつらと書いた(という趣向の)作品で、脈絡もなく展開する話は非常にシュールである。本書の巻末の「年譜」はK君が作成したものである。
  帰宅して、まだ起きている小雀を握り、話しかける。これも見ようによってはシュールかもしれない。


9月27日(月) 雨

2010-09-28 01:32:04 | Weblog

  2泊3日のゼミ合宿(鴨川セミナーハウス)より帰還する。
  演習室で過ごした時間は16時間ほど。しかし、それほど疲れたという感じはしない。規則正しい生活で(7時起床、朝食7時半、昼食12時、夕食18時、11時就寝)、メールのチェックも必要最低限(一日一回)、普段なら就寝前あるいは起床後にするブログの更新もしなかったので、その分、睡眠時間を十分に確保できたせいだろう。

  2003年の鴨川セミナーハウスのオープン以来、ずっとお世話になっていた管理人の石黒さんご夫婦が定年でお辞めになり、新しい管理人さんになったいた。お別れの挨拶ができなかったことが悔やまれる。どうもありがとうございました。

  天候は毎日変った。


初日午前、東京湾アクアラインを渡る


初日午後、セミナー室から台風一過の青空を見る


二日目午前、晴れてはいるが曇が出てきた


二日目午後、太海海岸にて


三日目朝、私の部屋の窓から


三日目午前、ガラス越しに見る雨のテラス

  合宿の楽しみは三度の食事。


初日の夕食


二日目の朝食


二日目の昼食


二日目の夕食


三日目の朝食


三日目の昼食

  学生たちもしっかり勉強した。


演習風景


これから海岸に散歩に出るところ


セミナーハウスの入口付近で


太海の海岸で


海岸上空にはとんびが舞っていた


9月24日(金) 曇り一時小雨

2010-09-25 08:52:33 | Weblog

  6時半、起床。ハッシュドビーフ、トースト、牛乳の朝食。昨日と同じだが、昨日は写真をアップしていなかったので、今日はアップしておこう。

  8時に家を出て、大学へ。9時から大学院(マスター)の入試の二次試験。一次試験の合格者9名に対して面接を行う。お昼頃までかかる。その後、大学院のコース会議。来年度の時間割について。
  昼食は「たかはし」に行って刺身(秋刀魚)定食を食べる。このとき、私は本部で1つ会議のあることをまったく忘れていた(後から、その会議に出席さた武田先生に言われるまで気づかなかった)。やれやれ。
  教務室で行われた会合に臨席。それを途中で抜けて、2時50分から本部で開催される教務主任会に出席。全学のあらゆる箇所の教務主任が集まる会議で、人数の多さに吃驚する。引き続き5時から6時まで同所でFD(ファカルティ・ディベロップメント)推進委員会。
  教務室に戻り、明日、台風接近に伴って休講処置が必要になった場合の周知の仕方について打ち合わせる。
  夕食は「メーヤウ」のインド風ポークカリーとラッシー。久しぶりの辛さを味わう。  

  9時、帰宅。明日から鴨川セミナーハウスで2泊3日のゼミ合宿。合宿中はフィールドノートの更新はありません。


9月23日(木) 雨

2010-09-24 01:33:50 | Weblog

  7時半、起床。朝から雨が降っている。台風の影響による強く冷たい雨である。朝顔に秋冷いたる我が家かな(←紫陽花に秋冷いたる信濃かな 杉田久女)。一夜にして季節が交代した。風邪をひかないように気をつけよう。ハッシュドビーフ、トースト、牛乳の朝食。
  昼過ぎ、雨の中、外出。吉野家で牛鍋丼というものを初めて食す。280円(並)とすこぶる安い。牛丼(並)が380円だから、それよりも100円も安い。他の牛丼チェーンに対抗するために新開発された商品で、牛丼から肉の分量をいくらか減らし、その代わりに焼き豆腐と白滝を加えて、すき焼風にしている。汁を少し多目にしてもらい、生卵とけんちん汁も付けたもらった(計450円)。これがなかなか美味しかった。「今半」の牛丼とは比べられないが、価格を考えれば、十分に美味しい。唯一の不満は、けんちん汁に里芋が1つしか入っていなかったことだ。これはたまたまなのだろうが、それともそう決まっているのだろうか。再度リサーチしてみたい。

  品川プリンスシネマに『トイストーリー3』(日本語吹替版)を観に行く。この雨にもかかわらず、いや、雨だからか、けっこう混んでいた。小さな子どもたちが多いが、若いカップルもチラホラ混じっている。子どもとおもちゃの別れをテーマにした、子どもも大人も楽しめる奥行きのある作品である。大学の寮に入ることになったアンディ(17歳)は、自室を妹に明け渡すため、持ち物の整理を始めた。おもちゃたちにとっての関心は、(1)一緒に大学の寮に連れて行ってもらえるのか、(2)段ボール箱に入れられて家の屋根裏部屋に仕舞われるのか、(3)ゴミとして捨てられるのか、ということにある。(1)はさすがに無理だろうと彼らは考えている。しかし、まさか(3)はあるまい、アンディは自分たちのことをとても大切にしてくれたから、と彼らは考えている。たぶん(2)だろう。そして、将来、アンディが結婚して、子どもが生まれたら、今度はその子のおもちゃになることが彼らの夢である。実際、アンディは一番のお気に入りのおもちゃであるカウボーイのウッディだけを寮に連れて行き、他のおもちゃたちは屋根裏部屋に仕舞うつもりだった。ところがアンディの母親が勘違いをして、他のおもちゃたちをゴミとして出してしまう。さあ、大変・・・というふうにストーリーは展開していく。ロードショーは間もなく終るが、DVDなどで観る人もいるだろうから、ここから先の話は書かないが、最後は、(1)でも(2)でも(3)でもない。それは観てのお楽しみ(哀しみかもしれない)。大人も子供も楽しめるという点で、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!大人帝国の逆襲』と肩を並べる秀作である。品川駅構内の「トップス」でチョコレートケーキを買って帰る。

  文化構想学部で現代人間論系演習「青年期の逸脱行動」をご担当いただいている筑波大学の土井隆義先生から、新著『人間失格?「罪」を犯した少年と社会をつなぐ』(日本図書センター)をいただいた。

  「長い人生のなかで躓くことは、どこの誰にでも起こりうるものです。皆さんの身にだって、その大きさは違うかもしれませんが、いずれいつかは起きることです。その意味で私たちにとって危険な他者は、多かれ少なかれ誰のなかにも潜んでいます。私たちは、自らの内部に異質な他者を、モンスターのような自分を抱え込んでいるのです。(中略)だとしたら、不気味で危険な他者を社会の外部へと追いやるのではなく、むしろその他者と折り合いをつけつつ日常生活を送っていく術が、いまの私たちには求められるはずです。それが、モンスターのような「不気味な自分」と出会ってしまったときに、その受け入れがたい自分を受け入れていくための、人生の知恵につながっていくと思うのです。」(帯より)


小雀は本(の上)が好き