9時、起床。冬瓜の挽肉あんかけ、トースト、冷麦茶の朝食。夕方から予定されている現代人間論系ゼミ・卒業研究説明会(ならびに論系進級ガイダンス)のパワポの資料の作成。作業をしていると、今日が締め切りの演習のレポートがメールで間断なく送られてくる。ワードの添付ファイルなのだが、ときどき拡張子が「docx」のものがある。ウィンドウズビスタ対応のワードである。しかし私のPCはウィンドウズXPなので開けない。保存形式を変更してもう一度送ってくださいとメールをする。昼食はインスタントラーメン。シャワーを浴びて、3時に家を出る。京葉線が止まっていますと車内で何度もアナウンスが流れていた。
4時から現代人間論系の教室会議。思いのほか長引いて、一服する暇もなく、そのままゼミ・卒業研究説明会への会場である36号館382教室へ。ざっと見渡したところ200人を越える学生がいる。主任(私)の挨拶、事務的な説明に続いて、ゼミ担当教員全員(在外の田島先生を除く)がひとりひとりマイクを握って自分のゼミの説明をする。トップバッターは安藤先生で、いつものようによく準備された(まるで講義みたいな)トークを展開する。大変に面白いのだが、制限時間(5分)オーバーである。以下、ちゃんと時間を守る人、うっかり時間オーバーになっちゃう人、確信犯的に時間オーバーする人、いろいろいて、最後の一人が終ったときは、(6限終了まで)残り時間10分で、その10分で主任がゼミ選考スケジュールや卒業研究の説明をする。なんとか時間内で収めたが、次回から制限時間を越えるとマイクに電流が流れる仕掛けを施そうと思う。
7限は、引き続き同じ教室で、ゼミごとの個別相談会。ゼミ担当教員と現役ゼミ生(3年生)数名が対応する。みんな帰っちゃったらどうしようと心配していたのだが、それは杞憂で、それなりの人数が残って熱心に質問をしていた。多くの学生が気にしているのは、はたして自分の成績で希望するゼミに入れるのかという点だ。一次希望の集計結果は発表されて、それを見て、希望の変更ができるシステムになってはいるのだが、わかるのは各ゼミの希望者数であって、その中で自分がどのくらいのポジション(成績順位)にあるのかはわからない。これが悩ましところのなのだ。私のところに相談に来た学生たちからも「先生のゼミの昨年のボーダーラインはいくつだったんですか」と聞かれたので、「平均してAをとっていれば安全圏。ボーダーラインは、うちのゼミの場合、AとBのちょうど中間くらいかな。ただし、ボーダーラインというのは年度によって変動するものだからね・・・」と答える。
個別相談会は9時ごろまでやった。後片付けをして、手伝ってくれたうちのゼミ生3人を連れて「ホドリ」(焼肉屋)に食事に行く。3人の中の一人が(名前は伏す)、横断歩道を渡りながら、「や、焼肉だ。わーい」とはしゃいでいた。心の底から嬉しそうだった。私はそこに戦後の焼け跡にいた子ども達の面影を見た。