フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月27日(土) 晴れ

2021-02-28 14:23:24 | Weblog

10時半、起床。

トースト、ポトフ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

土曜日は朝ドラがないので、『ぶらり途中下車の旅』を見ながら朝食を食べるのが好きなのだが、今日は見そびれてしまった。

食卓で昨日のブログを書きながら、『ぶらぶらサタデー』を見る。

確定申告書の書類が去年とマイナーチェンジされていて、何度読んでもよくわからい箇所がある。わざとわかりにくく書いているのではないかと思える。しかも活字が小さく、拡大鏡を使わないと読めない。

3時半を過ぎたころ、散歩に出る。

近所の専門学校の桜並木。

今年は開花の時期が例年より早まるだろとニュースで言っていた。全国で一番早いのは東京(上野公園)で、3月20日頃とか。

去年は大学の卒業式は中止だったが、今年はやると先日決まった。よかった。3月25日と26日だが、文学学術院は25日である。キャンパスの桜は何分咲きになっているだろうか。

「パン日和あをや」へ行く。

先週の土曜日に続いてだが、2月のドリンク(ホットチョコラ)は今日と明日の二日間だけなので、それを目当てにやってきたのである。

ホットショコラとおじいちゃんのハチミツトーストを注文。ホットショコラにはクロワッサンがベストなのだが、先週同様、クロワッサンは売り切れ。

でも、おじいちゃんのハチミツトーストも大好物。バターかオリーブオイルかを選ぶのだが、今日の気分はバター。

先週来たとき、『北の国から』で純と蛍は夏に半袖半パンだったか、一年を通してジャージ(純は青で蛍は赤)だったかで、奥様と賭けをした(私はドラマの記憶から前者、奥様は北海道で生まれて育った経験から後者)。結果は、私がラベンダー畑での二人の半袖半パン姿の写真をネットから発見して、私の勝ち。今日のホットショコラは奥様の、おじいちゃんのハチミツトーストはご主人のおごりということになった。ごちそうさまです。

奥様が釈然としない様子で言った。「あの写真は二人が東京からやってきてすぐのときの写真ではないのかしら」。つまり二人はまだ「東京の子」で、「北海道の子」になっていなかったのだと。その可能性はありますね。

私が店にいる間に、テイクアウト用のパンはすべて売れ、スコーンが1つだけ残っていた。それを私が買って完売である。

店を出たのは5時。

夕食はほうれん草とベーコンと卵とエノキのバター炒め、春巻、野菜スープ、ごはん。

ほうれん草はちぢみほうれん草。普通のほうれん草をわざと霜にあてて育てるとちぢみほうれん草になり、甘みが出る。

食事をしながら『にじいろカルテ』第6話(録画)を観る。アドリブ感の強いセリフのやりとりだが、案外、脚本通りなのかもしれない。

久しぶりに書庫から『北の国から』の脚本を取り出してきた。

『北の国から』は1981年の10月から82年の3月まで24回にわたって放送されたドラマである。(その後、数年おきにスペシャルドラマが作られ、最後のスペシャルは2002年)。

初回、妻に浮気された五郎が離婚をして純と蛍を連れて、東京から生まれ育った土地(富良野から20キロくらいの麓郷という場所)に戻ってくる。季節は秋だ(全山紅葉)。

別れた妻令子が弁護士を連れて富良野にやってくるのは第17話である。季節は夏になっていた。弁護士が来たのは離婚に伴う諸々の手続きを終わらせるためである。令子は二人の子どもとの面会を希望し、五郎は二人を学校から早引きさせて車で令子の泊まっているホテル(富良野プリンスホテル)に連れて行き、ホテルの入口で二人を下ろし、令子には会わずにすぐに帰った。ラベンダー畑での令子と純と蛍のスリーショットはそのときのものである。北海道で一冬を過した後の純と蛍である。

『福山雅治 福のラジオ』をタイムフリーで流しながら、『北の国から』を拾い読みする。細部はずいぶん忘れているが、感動したことだけははっきりと覚えている。

2時、就寝。


2月26日(金) 曇り

2021-02-27 14:13:52 | Weblog

8時半、起床。

トースト、ハムとキャベツの炒め、サラダ、牛乳の朝食。紅茶を切らした。

今日の『おちょやん』。弟と再会できたことはよかったが、一緒に暮らしていた時間より、別々に生きてきた時間の方が長く、関係の再構築は容易ではない。さすがに今週だけで完結する物語にはなりえない。父親の問題も潜在化したまま持続しており、今回の主人公は、明るいキャラの半面で、本当に家族関係で苦労した人である。

昨日のブログを書きながら、『カンパニー』というNHKのBSでやっているドラマ(今度の日曜日が最終回)をオンデマンドで観る。「カンパニー」とは会社のことではなく、バレエ団のことである。ある企業が後援をしているバレエ団の公演を成功させるために奮闘するサラリーマンの主人公をv6の井ノ原(イノッチ)が演じている。役柄としては、バレエをラグビーを置き換えれば、『ノーサイド・ゲーム』の大泉洋に似ている。公演の演目は「白鳥の湖」で、稽古の場面がふんだんに出てくる。プロのダンサーやクラシックバレエを本格的に学んだ経験のある役者がそろっていて見応えがある。

3時を回った頃、昼食を食べに出る。今日は冷える。近場で暖かなものを食べたい。「吉岡家」へ。

天ぷらうどん+生卵。

汁も全部飲んだが、付いてきたお玉は使わなかった。鍋焼きうどんの場合は鍋が熱くて手に持てないからお玉(あるいはレンゲ)を使うけれども、丼の場合は手に持って飲むのが習慣になっている。

帰りは呑川沿いの道を歩く。

呑川ではよく見かける鳥。

なんて名前だったっけな?

3月20日(土)をもって閉店が決まった「ティースプーン」に顔を出す。3月は木・土の営業である。つまり、4・6・11・13・18・20の6日間ということである。間を一日空けたのは、パンの仕込みのためである。2月は焼き菓子中心だったが、最後はパンを中心にということである。

3種の紅茶を購入。

帰宅して、居間のソファーに体を沈めて、『カンパニー』を最終回の一つ前まで観る。公演の宣伝のためにユーチューブに流した「バレエ体操」は『逃げ恥』の「恋ダンス」のパロディーだが、よくできている。その効果は絶大でチケットは完売となった。

夕食はポトフ。

食事をしながら『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』第7話(録画)を観る。空(渡辺美波)の実父母という設定で、豊川悦司と矢田亜希子が登場したのには驚いた。北川悦吏子脚本の『愛していると言ってくれ』(1995年)で兄と妹を演じた二人である。しかも、豊悦は今回だけの特別出演(友情出演)ではなく次回も引き続き出演するらしい。彼のような主役級の役者が終盤から登場というパターンは珍しいことではなかろうか。ちなみに彼の役名は「一之瀬風雅」。『半分、青い』の「秋風羽織」を思わせる。

確定申告の書類作りに着手する。

1時、就寝。


2月25日(木) 晴れ

2021-02-26 11:28:13 | Weblog

9時15分、起床。

トースト、ベーコン&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

1時から教授会(オンライン)。

思っていたより長い会議となり、終わったのは3時過ぎ。

昼食を食べに出る。しかし、この時間だと食べるものが難しい。しっかり食べてしまうと、夕食にさしつかける。かといってケーキとお茶で済ませるという気分でもない。

結局、鮨をテイクアウトして家で食べることにした。

鉄火巻きと汁代わりのミニカップうどん。

巻物では鉄火巻きが一番。赤身のすっきした味わいがいい。

印刷会社からゼミ論集の見積書が届く。これでOK。月曜日に版下を担当者に渡すことになり、仕上げの作業にかかる。

夕食は鶏のから揚げ、春雨サラダ、ワカメと玉子のスープ、ごはん。

鶏のから揚げにはネギソースをかけて。

デザートはイチゴ。

食事をしながら『プレバト』を観る。俳句「春光戦」のC組とD組の予選。来週が決勝戦。

このところ耳の調子があまりよくない。早めに寝ようと思うのだが・・・。

1時15分、就寝。


2月24日(水) 晴れ

2021-02-25 15:32:03 | Weblog

8時45分、起床。

トースト、ウィーンナー&エッグ、サラダ、トマトジュース、紅茶の朝食。今朝は牛乳が切れていたので冷たいドリンクはトマトジュースで代用。

本日の『おちょやん』。幼い頃に生き別れになった弟と再会できたのはよかったけれど、その筋の人間になっていたとは。

毎年、この時期にゼミ論集の印刷・製本を頼んでいる印刷会社に見積依頼のメールを出す。

食卓で昨日のブログを書いてアップする。

2時を回った頃、昼食を食べに出る。多摩川線に乗って下丸子へ。

下丸子といえば「喜楽亭」だが、今日はその斜め向かいのビルの二階の「ハッピー珈琲」に行く。先日はスマホ紛失騒ぎでコーヒーを二口すすっただけで出て来てしまったので。

先客はいなかった。窓際の席に座る。下丸子駅の改札(多摩川方面)が真下に見える。

電車の出入りや踏切を渡る人たちの動きも眺められる。

ブレンドコーヒーと、

玉子サンドを注文。「パンの耳はどうしましょう?」と聞かれたので、「切り落とさないで下さい」と注文する。切り落とした方が口当たりはよいが、切り落とされたパンの耳は捨てられてしまうのかしらと考えると、不憫な気がしたので。

二杯目のコーヒーを飲みながら、鞄に入れてきたイム・キョンソン『村上春樹のせいで』を読み終える。読了の季節を「冬」と記そうか、「早春」と記そうか、迷ったが(三寒四温の時期は「寒」の日か「温」の日かで気分が違う)。「冬から春へ」と記した。

蒲田に戻り、線路沿いの道を西蒲田公園に向かって歩く。

電車の窓から公園にきれいな桜の木が見えたからである。

これがその桜の木。満開である。

早咲きの河津桜である。

このボリューム感はなかなかである。

公園内には梅の木もある。

ピンクでボリュームたっぷりの河津桜に比べてると清楚な印象の白梅である。

オブジェ三体と生身の人間が一人。

公園の側に踏切がある。

左側が多摩川線(終点は多摩川)、右側が池上線(終点は五反田)。蒲田駅を出て、すぐに左右に分かれる。

踏切を越えて、線路沿のバーボンロードを歩く。

蒲田西口で一番大きな建物(日本工学院)。

キャンパスの一画にあるオブジェ「プラハの音楽家」。

西日を浴びて、人数が倍になっているように見える。影の軍団ならぬ、影の楽団。

帰宅して、ゼミ論集の「はじめに」を書いたり、「目次」や「奥付」などの版下を作成する。

夕食は鱈ちり。

湯豆腐と鱈の組み合わせは実にいい。

食事をしながら『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』第7話(録画)を観る。

2月も残りわずかとなった。「1月は行く」「2月は逃げる」「3月は去る」という言い方があるが、2月はそもそも他の月より日数が少ないから、余計に早く感じる。卓上カレンダーの2月の図柄が好きなので、惜しい気がする。

1時15分、就寝。


2月23日(火) 晴れ

2021-02-24 13:14:28 | Weblog

9時半、起床。

トースト、サラダ(+スクランブルエッグ)、牛乳、紅茶の朝食。

食事をしながら『6畳間のピアニスト』第3話をNHKオンデマンドで観る。

昨日のブログを書いてアップする。

3時を回ったころ、昼食を食べに出る。

「そば新」が閉店してからテナント募集中の張り紙が長いこと出ていたが、ようやく新しい店が入ることが決まり、工事が始まるようである。

多摩川線に乗って、

一つ目の矢口渡で下車。

隣町カフェの「燈日」へ。

祝日でふだんより客が多かったが、カウンター席が空いていた。

各テーブルの上には電球が吊り下げられている。

鶏天丼(900円)を注文。

丼定食は燈日定食より50円安い。小鉢が一品少ない(煮卵が付かない)ことと、おかずとごはんが一体化しているから、器の数でいうと2つ少ない。ただし、そのために丼たれがごはんに沁みて美味しいということがある。もっとも私はごはんとおかずが別の器のときも、少々行儀が悪いが、おかずの汁を最後にごはんにかけて食べたりしますけどね。

鶏のササミの天ぷらが3枚と野菜の天ぷらが2枚(かぼちゃと大葉)が載っている。重なって載っているので、一番上の鶏肉の天ぷらを1枚最初に口に運んだが、ごはんが見えなかった。丼たれは甘めで、ごはんに沁みて美味しい。

食後にコーヒーを注文し、鞄に入れてきた本を読む。

イム・キョンソン『村上春樹のせいで』のよいところは、著者が村上春樹を出汁に使って自分の文学観や自分という人間について語る部分が(ないわけではないが)比較的少ない点だ。彼女は村上春樹を理解すること、それを読者に伝えることにひたむきである。そこに好感がもてる。

たとえば本書の150頁から170頁まで、著者による村上春樹へのインタビューが載っている。日時は2006年4月13日(木)午前11時から、場所は東京青山にある村上春樹の事務所でとある。しかし、その後にこう付け加えられている。「これは仮想インタビューであり、村上春樹氏の答えは実際のインタビューを基に著者が作成したものである」と。つまり、こういう質問をしたら彼はこう答える(はずだ)という想定で書かれたインタビューである。これはよほど彼のこれまでの発言をリサーチしていないと書けない。この20頁に渡るロングインタビューには村上春樹のライフスタイルと創作作法のエッセンスが詰まっている。

 「適切な比喩によっていろんなことが少しでもわかりやすく、少しでも実感しやすく書けるならそれが一番ですね。日常生活でも無意識のうちにそういう比喩を使って女房に責められますよ。「私にまでいちいち気の利いた喩を言うのはやめてよね」とよく怒っています。」

 「僕は基本的にはすべての人生は孤独なものだと言いたいんです。人と人がお互いを理解することは不可能で、それだけは変わらない事実だと確信しているけれど、その孤独というチャンネルがあるからこそ僕たちは他者と疎通できるんです。僕が小説を書く意味は、もしかしたらそこにあるのかもしれない。」

ー希望とおっしゃっているのでしょうか?

 「僕の小説の主人公たちを見ると、つねに何か自分にとって大切なものを求めて彷徨っています。彼らが何かを見つけるかが重要だというよりは、本当は探す過程そのものが大事なんです。主人公はひとり寂しく立っていて、そのうちに最善を尽くして努力しなければいけない状況に置かれます。そして、その過程で周りの人々を傷つけ、時間を無駄にし、可能性を失うこともあります。それが私たちのありのままの人生です。喪失感の影のもとで生きているとでもいうか。でも、ひとまず生きることを選択した以上、僕の小説の主人公たちも私たちもみんな全力で生きていかなければならないと思います。それを希望と呼びたいのであれば、それは希望にもなりえるでしょうね。」

店には1時間半ほど滞在した。店を出て、「リヨン」で食パンを買って、蒲田に戻る。

東急プラザの屋上(かまたえん)に上ってみる。

蒲田のランドマーク、屋上観覧車。直径は小さいが、7階建てのビルの屋上にあるので、高さはある。

時刻は午後5時。日没は午後5時半だから、これから夕空が美しなく時間である。

しかし、「かまたえん」は午後5時に閉まる(3月1日からは午後6時までとなる)。2月は午後5時半までとしていただけないだろうか。。本当は、機械時計の時間による定時法ではなく、「日没まで」と不定時法で運営してくれるのが一番いいのだが、それでは時給の計算がやっかいなりそうだ。

東の空に浮かんでいる月の写真を撮って、屋上をあとにする。

駅前の空はまだ明るい。

女塚通り商店街を帰る。

夕食はラム肉のジンギスカン風焼き、玉子豆腐、味噌汁、ごはん。

付け合わせのキャベツは分離しないで、肉野菜炒めにしてもよかったのではないかと・・・。

食事をしながら『ここは今から倫理です』第5話をNHKオンデマンドで観る。

『オールナイトニッポン・ミュージック10』(火曜日の担当は鈴木杏樹)を聴きながら机周りの片づけ。この番組のよいところは、リクエスト曲をフルコーラスで流すところである。

風呂から出て、『ジェットストリーム』を聴きながら今日の日記とブログ。

1時45分、就寝。