8時、起床。
ロールパン、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
昨日、安藤さんからいただいたお菓子を食べる。「くまどれーぬ」。
名前はおやじギャグ的だが、上品な美味しさ。
11時半に蒲田駅で 卒業生のホナミさん(論系ゼミ3期生)と待ち合わせ「まやんち」へ。
私にとっては今シーズン11皿目、彼女にとっては今シーズン初、通算3皿目のピーチメルバである(妹さんと一度食べに来ているのである)。紅茶は私はヒマラヤンの夏摘み、彼女はニルギリをチョイス。
今シーズンのピーチメルバの食べ納め。来年の7月までお別れである。別れを惜しみつつ食べる。
実は、今日、彼女が有給休暇を取ってやってきたのは、ピーチメルバのためだけではない。結婚式の案内状を私に手渡すためでもある。10月22日(火)=「即位礼正殿の儀」の祝日に挙式をされるのだ。おめでとう。
外に出ると、朝方から降っていた雨は上がっていた。
昼食は「マーボ屋」か「西洋料理SUZUKI」かで迷ったが(彼女が)、「SUZUKI」に行くことにした。
西口駅前のアーケード(サンカマタ商店街)を歩く。
途中、映画館の入っている文化会館の前を通ったとき、いつもは次回上映の映画のポスターが貼ってあるスペースに小さな貼紙が張ってあるのに気が付く。
なんと、閉館のお知らせである。すでに蒲田宝塚は昨日閉館し、「テアトル蒲田」は来週の木曜日で閉館である。これで「映画の街」(とかつて呼ばれた)蒲田から映画館が消滅することになる。これはもう『アルキメデスの大戦』を閉館前に観に来るしかあるまい。
アーケードを抜け、
踏切(池上線)を渡り、
「西洋料理SUZUKI」に到着。
ランチセットもあるが、アラカルトで注文。
カボチャの冷製スープ。
看板メニューのビーフシチュー。
大きな海老フライ。
料理はシャア―し、私はパン、彼女はライス(少なめ)。
食後のコーヒーにはミニデザート(プリンアラモード)がおまけで付いてくる。
結婚式に向けて髪がさらに伸びましたね。
食事を終えて、散歩がてら「ティースプーン」まで歩く。とはいっても15分くらいのものである。彼女は「ティースプーン」は初めて。今年2月の開店だから卒業生はみんな初めてである。
私はホットティー、彼女はアイスティー。茶葉はディンブラが使われている。
このお店は基本的にスリランカ産のお茶を扱っている。サバラガムワという初めて聞く名前のお茶を試飲させていただきた。甘くはないのだが、蜂蜜のような甘い香りがする。
「ティースプーン」は私の家のすぐ近くで、徒歩90秒ほど。ちょっと家に取りに行きたいものがあったので、彼女には「お店の方とおしゃべりしていてください」と言って、店を出る。
戻ってくる。
シミズさん姉妹ともお話できてよかった。やっぱりここはおしゃべりカフェである。
さて、もう一軒行きましょう。
再び東口へ。
本日最後のカフェは「スリック」。いまや蒲田のカフェめぐりの終着駅的存在で、彼女とも数度来ている。
私はグレープフルーツのセパレートティー、彼女は自家製レモネードを注文。 あまり歩いていないのでシフォンケーキの食べられるお腹にはなっていない。
さきほど家に取に行ったのはこれ。知り合いの刺繍作家ヤンヤンさんの刺繍ポーチをプレゼントする。「バーコードガール」というタイトルが付いた一点ものです。
「先日、先生の中学校時代のご友人という方が奥様と一緒に来店されましたよ」とマダムが言った。パンケーキブランチを食べて、シフォンケーキをテイクアウトされたそうだ。ああ、それはワタナベ君ですね。「フォノカフェ」にご夫婦でいらしていたときに会って以来、しばらく会っていないな。 「先生のお友達というのは共通点がありますね」とマダムが言った。放送大の坂井先生のことも念頭において言っているらしい。「文化人みたいな?」と私が言うと、「そ、そうです!」とマダムが言った。つまり、話の内容が映画やジャズであったり、そしてゆったりした話し方をするということである。
スタジオ・スリック(店の外のテーブルコーナー)でポートレイトを撮る。白いブラウスと赤いスカートは黒い壁との相性がいい。
彼女は結婚式の前撮り写真をイタリアに行ってしてきたそうである。彼女はイタリアが大好きだから、一石二鳥のイタリア旅行だったわけだ。 健康に日焼けした肌に純白のウェディングドレスはきっと映えるでしょうね。「お色直しで着るドレスは何色ですか?」と聞いたら、「それは内緒です(笑)」とのことだった。当日を楽しみにしましょう。
マダムにも祝福されて、5時ちょっと前に(つまり蒲田駅を5時に出られるように)店を出る。今日はこれから仕事終わりの彼と恵比寿で待ち合わせて居酒屋(焼鳥屋だったかな)で食事だそうである。「まだお腹が空いていません・・・」と彼女。小学生の教材作りの仕事をしている彼女だが、指導要領の改訂があって、いまかなり忙しいそうである。結婚式まで体調を崩すことがありませんように。
ホナミさんを蒲田駅の改札に見送ってから、有隣堂をのぞく。文庫本を2冊購入。
小林秀雄『人生について』(中公文庫)
金子光晴『どくろ杯』(中公文庫)
夕食は7時半。
ジンギスカン風肉野菜炒め。
デザートは葡萄。
安藤さんからいただいたお菓子を食べる。
2時半、就寝。