先日,親戚のおじさんからコンバインの部品を直して欲しいと電話がありました.
コンバイン?
農機具であることは分かるのですがトラクターとの違いすらよく分からない私.
聞くと「トラクター」は土を耕すもの.「コンバイン」は稲を刈ったり脱穀したりするものと教えてくれました.
修理内容はエンジンを固定するマウントがあって,そこにあるマフラー固定用のネジ穴がダメに
なっているということでした.
昔から優しくしてくれるおじさんなので,これは何とかしなくては.
早速送ってもらいました.
ネジが折れ込んでいるのと,ネジ山がバカになってしまっています.
側面のプレートもマフラー固定用らしいのですが溶接が外れてしまっています.
平成元年モノのコンバイン.
消耗部品はメーカーから取り寄せできたそうなのですが,こういった構造部品はもう部品供給が
ないらしく,修理も無理と言われたそうです.
機関が良好なだけにマフラーの取り付けだけで買い換えを考えないといけないのは困ったことです.
近所に親しい加工屋さんや農機具屋さんがいればいいですが,そうでない農家の人はこういった
故障で買い換えられる事も多いようです.
さて修理です.
プレートが外れたモノは溶接すればしまいですが,問題はネジ部.
裏側にナットが溶接してあるのですが,入り組んだ袋小路なので除去するにもアクセスできません.
母材がアルミならばヘリサートを入れますが,標準品のヘリサートタップはアルミ用なため,鉄には
あまりよろしくありません.
簡単な修理に思えるかもしれませんが,どうアプローチするか決まるまでは悩むところです.
さてどうしましょうか・・・・.
先ずは採寸.
ノギスとスコヤで貼り付けた厚紙に書き込んでいきます.
これもペン先の太さでマーキングが微妙にずれます.
なので書き込む方向を決めて誤差が出ないように気をつけます.
先ずは試しにナット部だけを除去しようと試みましたがしっかり溶接しているので外れません.
仕方が無いので一旦この部分を切り取って新しくプレートを溶接することにしました.
グラインダーで慎重に切除します.
アングル材からプレートを作りナットを溶接します.
裏表があるのでナットを溶接する面に「ナット」と書いています.
これを書いていても裏表逆に溶接してしまうことがあるので,よっぽどボケが入っているんでしょうね.
なんとか裏表間違えずにナットを溶接したのですが,どこで狂ったのか間隔が0.5mmほど
合いません.
気を遣ってケガいたり穴をあけたのですが,どこかで誤差が生じます.
嫌なのでやり直しです.
ハイトゲージでケガくほど精度はいらないですが,「急がば回れ」.
きちんとすれば,やり直しが減ってかえって効率がよかったりします.
開先をとって溶接です.
ラッカー塗料ですが,さび止めを塗ってから黒で仕上げました.
さてちゃんとマフラーが付くことを願っています.
==========================
こんな作業をしながら傍らで随分前に買って放ったらかしだったタイヤチェンジャーを復活させる
ためにオーバーホールをしています.
記録を見ると買ったのが2005年.
買ったら使えるか確認する前に分解整備をしたくなってしまう性格で,そのまま他の作業に気をとられ
放置プレイ.
よくない性格です.
ヴェクスターもそろそろタイヤ交換.
いろいろ嫌なこともあったので気持ちを切り替えるために毎夜作業しています.
仕事から帰ってなので2時間ほど.
ガレージに80年代~90年代の歌謡曲を流して,青春を思い出しながら作業しています.
これがまた楽しかったりします.
ではまた
コンバイン?
農機具であることは分かるのですがトラクターとの違いすらよく分からない私.
聞くと「トラクター」は土を耕すもの.「コンバイン」は稲を刈ったり脱穀したりするものと教えてくれました.
修理内容はエンジンを固定するマウントがあって,そこにあるマフラー固定用のネジ穴がダメに
なっているということでした.
昔から優しくしてくれるおじさんなので,これは何とかしなくては.
早速送ってもらいました.
ネジが折れ込んでいるのと,ネジ山がバカになってしまっています.
側面のプレートもマフラー固定用らしいのですが溶接が外れてしまっています.
平成元年モノのコンバイン.
消耗部品はメーカーから取り寄せできたそうなのですが,こういった構造部品はもう部品供給が
ないらしく,修理も無理と言われたそうです.
機関が良好なだけにマフラーの取り付けだけで買い換えを考えないといけないのは困ったことです.
近所に親しい加工屋さんや農機具屋さんがいればいいですが,そうでない農家の人はこういった
故障で買い換えられる事も多いようです.
さて修理です.
プレートが外れたモノは溶接すればしまいですが,問題はネジ部.
裏側にナットが溶接してあるのですが,入り組んだ袋小路なので除去するにもアクセスできません.
母材がアルミならばヘリサートを入れますが,標準品のヘリサートタップはアルミ用なため,鉄には
あまりよろしくありません.
簡単な修理に思えるかもしれませんが,どうアプローチするか決まるまでは悩むところです.
さてどうしましょうか・・・・.
先ずは採寸.
ノギスとスコヤで貼り付けた厚紙に書き込んでいきます.
これもペン先の太さでマーキングが微妙にずれます.
なので書き込む方向を決めて誤差が出ないように気をつけます.
先ずは試しにナット部だけを除去しようと試みましたがしっかり溶接しているので外れません.
仕方が無いので一旦この部分を切り取って新しくプレートを溶接することにしました.
グラインダーで慎重に切除します.
アングル材からプレートを作りナットを溶接します.
裏表があるのでナットを溶接する面に「ナット」と書いています.
これを書いていても裏表逆に溶接してしまうことがあるので,よっぽどボケが入っているんでしょうね.
なんとか裏表間違えずにナットを溶接したのですが,どこで狂ったのか間隔が0.5mmほど
合いません.
気を遣ってケガいたり穴をあけたのですが,どこかで誤差が生じます.
嫌なのでやり直しです.
ハイトゲージでケガくほど精度はいらないですが,「急がば回れ」.
きちんとすれば,やり直しが減ってかえって効率がよかったりします.
開先をとって溶接です.
ラッカー塗料ですが,さび止めを塗ってから黒で仕上げました.
さてちゃんとマフラーが付くことを願っています.
==========================
こんな作業をしながら傍らで随分前に買って放ったらかしだったタイヤチェンジャーを復活させる
ためにオーバーホールをしています.
記録を見ると買ったのが2005年.
買ったら使えるか確認する前に分解整備をしたくなってしまう性格で,そのまま他の作業に気をとられ
放置プレイ.
よくない性格です.
ヴェクスターもそろそろタイヤ交換.
いろいろ嫌なこともあったので気持ちを切り替えるために毎夜作業しています.
仕事から帰ってなので2時間ほど.
ガレージに80年代~90年代の歌謡曲を流して,青春を思い出しながら作業しています.
これがまた楽しかったりします.
ではまた