オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

絵画に親しむ 伊藤弘之自選展

2011-07-02 21:01:09 | 日記
日々タイヤチェンジャーのオーバーホールに追われる毎日.
塗装も少しずつ進んでいますが今日は別のお話.


知人で油絵を趣味にされている方の恩師が,兵庫県立美術館のギャラリーを借り切って
絵画展を開催されているというので行ってきました.

「伊藤弘之自選展」




独立展に出品し多くの賞を受賞されておられ,絵画の世界では名の通った画家だそうです.

大きな会場に古い作品から順に展示されていて,古いものは私の生まれた年に書いた作品もあり,
油絵に人生を注いできたことがうかがえます.









これほど大きなキャンパスに描き込むことが,どれほどのエネルギーが必要なのかと考えさせられます.

根気のいる作業.
一つ一つ丁寧に,気持ちを抜かず描き込む.
集中力と持続力.妥協を許さない気持ち.
私には作品を見るより描いているプロセスを知りたくなります.




絵を見て,その絵から何を感じ取るか,どう思いを馳せるか・・・
見た人の感性でその絵を楽しむらしいです.

私はそんな風に楽しむところまでは行っていないので,感性で感じ取ることなどできないですが
知人に少し話をうかがいながら鑑賞したら,なるほどなあと関心したり,深いなあと感じ取れることが
多々ありました.

初心者に絵の世界を橋渡しする人がもっといれば,絵画の世界の敷居が下がり裾野ももっと
広がる気がします.




たくさん作品がある中で私が気に入った作品です.


(1990年 降砂紋響 独立大阪展 大阪府知事賞)



(1982年 慈光遊歩 独立展 小島善三郎賞)



(1999年 刻を超えて)





知人からYoutubeなどで動画を公開できるようにならないかと相談されたので,撮影したものを
編集してみました.

ビデオカメラなど気の利いたものを持っていないので,いつものキャノンG11のショボイ動画機能で
撮影したため,お見苦しい点はご容赦ください.


長年に渡って描き続けてきた伊藤画伯の世界を楽しんでいただければ幸いです.





余談
ブログを書くのに時間が掛かったのは実はこの編集に時間がかかったからでした.
BGMに使用した音楽はYouTubeから拾ったもので著作権がある楽曲です.
動画をアップすると「YouTube チーム」から「ライセンスを所持しているコンテンツが含まれている
可能性があります。・・・」とメールが来ます.
著作権侵害で注意を受けたのかと思い最初はアップするのをやめて削除していたのですが,ちょっと
興味があり色々と試して見ました.


動画をYoutubeのサイトで見ると(再生中に動画をもう一度クリックするとYouTubeに飛びます)
右下にアーティスト名や曲名が有るのですが,これは自分で入れるのではなく勝手に入るものです.

最初,音楽のデジタルデータにタイトル情報などがあって,それを拾い出しているモノだと
思いました.

ではアナログ録音し電子データを消失させてやれば分からなくなるだろうと思ったのですが,やはり
自動的にアーティスト名が入ってしまいました.

どうやらYouTubeでは著作権を侵害するものを排除するのではなく,作者に音楽データーを登録させ
その音源のメロディラインか何かを照合させて合致するものを検出し,著作権者が選択した
収益化(広告貼り付けによる)、追跡(視聴者の調査など)、ブロック(削除)」の三つのいずれかの
処置を行うことで著作権のある作品を有効活用しようとしているようで,そのためのシステムに
よるものでした.


切り取った短い音楽でも認識が可能なこのシステム,すごいです.



それではまた.