両親が生前,町の電気屋さんをしていました.
晩年は電気工事が大半でしたが,高度経済成長時の波に乗り,量販店もまだない頃はそれなりに
店売りも盛んでした.
電気屋なので電化製品には事欠かないのでは?とよく言われましたが,「商品は売るもの」なので
家の電化製品はほとんどお客さんから引き取ったものばかりでした.
それでも,時折珍しいものを仕入れてきました.
その一つが松下電工(現パナソニック)の焼き芋焼き器の「いもまるくん」.
先日スーパーに行った時に焼き芋が売られていて,その何ともいえない香りに誘われ久しぶりに
引っ張り出してみました.
今から二十数年前の商品.
当時この他にもホームベーカリーや漬物を漬ける商品など,いろんな調理用の電化製品が出ていました.
焼き芋の甘さの元は「麦芽糖」,しかし麦芽糖は生のサツマイモには含まれていません.
麦芽糖が生成されるのはサツマイモのでんぷんにβ-アミラーゼが作用するためで,その温度が
約70℃のとき最も活発だと言われています.
焼き芋を作る時に濡れた新聞紙にアルミホイルで包んで焼くのも,もとはこの物質の変化のためと
いうことです.
「遠赤外線」
調理器具や暖房器具でおなじみのこの言葉.
赤色の光の外側の波長帯の光で,目には見えません.
赤外線コタツが赤く光って見えるのは赤く光らせているからで,赤外線ではありません.
芋をはじめすべての物質は分子運動をしていて,その運動が激しくなると発熱します.
食品の吸収波長領域が2μm~20μmに多くあり,遠赤外線(3μm~1000μm)が効率がいいため
使われます.
ちなみに「遠赤外線は深く浸透するから,中からじっくりと加熱できる」とか
「芯からポカポカ」とか言われていますが,遠赤外線は電子レンジのマイクロ波と違って
深く浸透しないので,ウソということになります.
でも,いまだにそのように宣伝しているメーカーもあったりします.
久しぶりの「いもまるくん」.
タイマーが壊れていましたが単なる電熱線が入っているだけの壊れるところがない商品.
使えると分かったのでサツマイモを買ってきました.(日本語がおかしいですが何か?)
もちろん「鳴門金時」です.
芋をセットして一時間ほど焼きます.
フタを開けるとフワ~っと蒸気があがります.
低温でじっくり焼くので中までホクホクです.
焼き芋なので寅次郎にも食べさせてあげようとしましたが,とら母の「宇宙の胃袋」と違い
私に似て繊細なので様子を伺うだけでなかなか食べません.
食べれると分かったのでボチボチと食べ始める寅次郎.
食べ物なのでハフハフ言いながらも,むしゃぶり食うとら母.
日曜の午後3時.
作業をしていてお腹が空いたときに,こんなもの食べながらガレージワークを楽しんでいます.
コメントが減って,いささかつまらない内容になってしまっているのではと思いこんな日記を
書きました.
でも,やっぱしつまらないかな.ごめんなさい.
では,また.
晩年は電気工事が大半でしたが,高度経済成長時の波に乗り,量販店もまだない頃はそれなりに
店売りも盛んでした.
電気屋なので電化製品には事欠かないのでは?とよく言われましたが,「商品は売るもの」なので
家の電化製品はほとんどお客さんから引き取ったものばかりでした.
それでも,時折珍しいものを仕入れてきました.
その一つが松下電工(現パナソニック)の焼き芋焼き器の「いもまるくん」.
先日スーパーに行った時に焼き芋が売られていて,その何ともいえない香りに誘われ久しぶりに
引っ張り出してみました.
今から二十数年前の商品.
当時この他にもホームベーカリーや漬物を漬ける商品など,いろんな調理用の電化製品が出ていました.
焼き芋の甘さの元は「麦芽糖」,しかし麦芽糖は生のサツマイモには含まれていません.
麦芽糖が生成されるのはサツマイモのでんぷんにβ-アミラーゼが作用するためで,その温度が
約70℃のとき最も活発だと言われています.
焼き芋を作る時に濡れた新聞紙にアルミホイルで包んで焼くのも,もとはこの物質の変化のためと
いうことです.
「遠赤外線」
調理器具や暖房器具でおなじみのこの言葉.
赤色の光の外側の波長帯の光で,目には見えません.
赤外線コタツが赤く光って見えるのは赤く光らせているからで,赤外線ではありません.
芋をはじめすべての物質は分子運動をしていて,その運動が激しくなると発熱します.
食品の吸収波長領域が2μm~20μmに多くあり,遠赤外線(3μm~1000μm)が効率がいいため
使われます.
ちなみに「遠赤外線は深く浸透するから,中からじっくりと加熱できる」とか
「芯からポカポカ」とか言われていますが,遠赤外線は電子レンジのマイクロ波と違って
深く浸透しないので,ウソということになります.
でも,いまだにそのように宣伝しているメーカーもあったりします.
久しぶりの「いもまるくん」.
タイマーが壊れていましたが単なる電熱線が入っているだけの壊れるところがない商品.
使えると分かったのでサツマイモを買ってきました.(日本語がおかしいですが何か?)
もちろん「鳴門金時」です.
芋をセットして一時間ほど焼きます.
フタを開けるとフワ~っと蒸気があがります.
低温でじっくり焼くので中までホクホクです.
焼き芋なので寅次郎にも食べさせてあげようとしましたが,とら母の「宇宙の胃袋」と違い
私に似て繊細なので様子を伺うだけでなかなか食べません.
食べれると分かったのでボチボチと食べ始める寅次郎.
食べ物なのでハフハフ言いながらも,むしゃぶり食うとら母.
日曜の午後3時.
作業をしていてお腹が空いたときに,こんなもの食べながらガレージワークを楽しんでいます.
コメントが減って,いささかつまらない内容になってしまっているのではと思いこんな日記を
書きました.
でも,やっぱしつまらないかな.ごめんなさい.
では,また.