オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

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台所のDIYリフォームのお話 IHクッキングヒーターの電気工事 コンセント取付 単線に圧着端子 疑問に思ったこと

2020-05-04 23:39:11 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

お肉が食べたくなったので焼肉しました。

 

 

 

 

 

最近見つけた隣町の精肉屋さん。

ここのハラミとミノがむっちゃ美味しいです。

たまりません。

 

 

 

 

 

いきなり焼肉の写真で失礼しました。で、本題。

キッチンユニットの固定の残件にレンジ台の固定がありました。

他のと違って固定する前にビルトインのIHクッキングヒーターのコンセントを付けとかなければならず、後回しにしていました。

で、その電気工事の際にふと、疑問に思ったことを書こうかと思います。

 

 

IHクッキングヒーター用のコンセントってこんなヤツです。

電気を食うのでコンセントも30Aと普通のコンセントより二回りほどデカいです。

 

 

 

 

 

初めて見たとき顔文字かと思ったわ。

 

 

 

 

普通のコンセントの接続は電線の被覆を10mmほど剥いて、穴に差し込むだけの簡単作業なのですが、こいつはネジ式。

ネジ式と言えば裸電球をつけるランプレセプタクルが思い出されます。これは電気工事の試験にも出るので知ってる人は知っているコレです。

 

 

 

 

 

電線の先っちょを輪っかにしてネジ留めするのですが、電気工事の資格を取るときに参考にしたのがホーザンの動画でした。

ランプレセプタクルの結線ノーカット版 2021年度(2020~2017年度対応)

(HOZAN様 引用に問題がありましたらご連絡いただければ削除いたします。お手数をおかけしますが宜しくお願いいたします。)

 

 

 

電線を輪っかにするのを「のの字曲げ」と呼んでいますが、IHクッキングヒーターのコンセントもこれにならって電線を「のの字曲げ」することにしました。

 

先ず、被覆を剥く長さですがランプレセプタクルの場合が20mmでしたがIH用コンセントの端子ネジはM5と一回り太いネジだったので25mmほど剥いてみました。

 

被覆を剥いて最初に3mmくらいのところを挟んで90度に曲げてるとあるのですが、この曲げが電線を丸めた時にカウンターとなって美しい輪っかにしてくれます。

でもランプレセプタクルの場合は電線の太さは1.6mmと細いので楽に曲がりますが、IHのコンセント用となると30Aと大容量なので太さも2.6mmと太く

曲げようとしてもなかなか曲がってくれず、被覆を剥いたところから3mmのところを挟んで曲げても被覆の所まで曲がってしまいした。

 

 

 

 

 

電線の先っちょの挟んで輪っかを書くように丸めますが硬くて丸めにくく、工具もしなってしまいます。

いきなり本番は無理だろうと練習してみましたが見事にヘタッぴな輪っかになってしまいました。

 

 

 

 

 

 

感をつかもうと何度か練習してみました。

 

 

 

 

 

 

被覆を剥く長さも27mmくらいが一番よくて、8回目くらいになんとか形にすることができました。

 

 

 

 

 

 

 

電線はVVFという単線のケーブルですが緑色のアース線はIV線といって細い線を撚って一本の電線にした「撚り線」で、こちらは輪っかにしても

きちんと接続することができないので、圧着端子を使います。

 

 

 

 

 

一旦は接続を終えたのですが実はこの作業をする前からVVFの単線を輪っかにすることがはたして正解なのかと思っていました。

単線をネジ留めするということは線接触となっていて、へたって来たりしてネジの緩みが生じると接触不良になってしまいます。

 

一方、圧着端子にするということは本来なくてもいい圧着端子を間に挟むことになります。

それは問題にならない微々たる接触抵抗なのかもしれませんが原理原則で考えれば直結が一番シンプルと言うことになります。

 

これまで単線に圧着端子ってしたことがないので、どうなんだろうとネットで調べみたりしました。

 

こちらの電気屋さんではIHヒーターの入れ替えの際にわざわざ圧着端子でやり直しをしていて、それを売りにしています。

(元の電気工事の輪っかが素敵すぎて、悩んでいる自分がどうかしているのかと思ってしまいますが、世間の電気工事ってこんなもんなのかもしれません。)

 

同じように疑問を持った人がネットで質問されているのをいくつか目にしました。回答には「問題ない」と言う意見も多いですが、「そもそも圧着端子は

撚線のためのもの」だとか「圧着端子を使ったら単線なら折れる」と言うのもありました。

 

一つ有力な情報としてメーカーの仕様書に撚線についても記載があるというものでした。

 

調べてみたらありました。

ちゃんと「撚線」と記載があります。

 

引用 ニチフ(http://www.nichifu.co.jp/j/) 総合カタログ(http://www.nichifu.co.jp/j/catalog/ebook/#target/page_no=19) から抜粋 

(ニチフ様 引用に問題がありましたらご連絡いただければ削除いたします。お手数をおかけしますが宜しくお願いいたします。)

 

 

 

 

電気工事屋さんをしている幼なじみにも聞いてみましたが、いつも5.5スケ(mm2)の撚線の3芯ケーブル(SVケーブル・VVR)を使っているということでしたので、

あえて単線ならと聞いてみたところ「経験上、ネジの緩みが気になるので圧着端子をつかうかな」と教えてくれました。

 

 

ランプレセプタクルならフィラメント式の電球としてもせいぜい100Wで電流でいうと1A。最近はLED電球なのでさらに小さくて10数Wほど。

私も端子のネジが緩んでいるのを見たことがあるので、貴重な現場経験の意見からやり直すことにしました。

 

アース線も被覆を剥き過ぎとか、長すぎとか指摘されそうなのでやり直しました。

 

 

 

 

 

 

電線の末端処理が輪っかでも圧着端子でも、端子のネジはしっかり締め付けないとならないのですがネジがプラスネジなので強く締めるには

しっかり押し付けて回さないとカムアウトしてしまって締め付けられずネジの頭も舐めてしまいます。

元々、レンジ台ユニットの背板って薄っぺらいべニア板だったので、しっかりコンセントが付くようにと裏に合板を当てていたのですが、そのおかげで

ネジを締め付ける際に背板がたわまずに締め付けることできました。

 

 

 

 

 

 

電線を輪っかにして接続して薄っぺらいべニアにコンセントを付けて・・なんて施工は世間では別に珍しい事ではなくて、トラブルもないのかもしれません。

プロから見たら無駄なことをしてと思われる人もいるかと思いますが、素人が手を抜いたらお終いと思っているのでそこは大目に見てやってください。

 

 

経験が無い作業をしていて、今回のようにいろいろと疑問に湧くことがあります。

作業をしていて「これってどうなの」と疑問に思ったことがあれば書きたいと思います。

ではまた

 

ーー追記ーーー(さらに追記あり)

ホーザンの動画を見て「ケーブル外装が台座の中に入っていないと欠陥です」ということが気になりますとコメントを頂いたので考えてみました。

「のの字曲げ」ばかり気にして欠陥についてまで見ていなかったのですが、それによるとネジから5mm以上芯線が露出していると欠陥となると

ありました。これはランプレセプタクルだけでなくブレーカーの結線でも同様に5mm以上露出していたら欠陥となるとありました。

 

引用:HOZAN 第二種電工試験の虎 技能試験対策 > 欠陥事例 「ランプレセプタクル施工時の欠陥」から抜粋

https://www.hozan.co.jp/denko/skill/defect/case.html

 

 

これをそのまま解釈すると絶縁被覆のない圧着端子の場合は欠陥に該当するような気もします。

(ブレーカーに結線する際に撚線なら棒端子を使うと思うのですが、この場合は見るからに危なそうですし、やっぱりこれも欠陥になるように思えます。)

 

のの字曲げでの明らかな失敗と違って、私も同様に圧着端子できちんとやったという気持ちから、欠陥になるという気が抜けてしまっている人も

多いような気がします。

こういったところはしっかりと教育受けた人しか行っていない事なのかもしれません。

 

と言うことで私もやり直しました。

絶縁被覆付圧着端子が無かったので絶縁キャップを被せています。

 

 

 

コメントくださった方、ありがとうございました。勉強になりました。

 

ーーー追伸---

上記の「追記」ですが勘違いして間違った解釈していたため改めてコチラに続きを書きました。

読解力が無いとたまに思うことがあります。反省。

 

以上