ガレージで切った貼ったするとゴミが出ます。
うちにも安価な業務用掃除機があるのですが使った後の掃除機のフィルターを見ると埃まみれで悲しくなるのであまり使おうという気になれなくて
普段は塵取りとホーキで掃除をしています。
リフォーム作業をしていて石膏ボードを切ったときは粉粉がホーキでは取れないので止む無く掃除機を使っていますが、粉塵なので
フィルターも目詰まりしやすく、もっと気軽に使える使える掃除機があればと、ずっと思ってきました。
よくコメントくれる工作友達のkagayakiさんは仕事柄、粉塵がでるので色々と工夫されていて、前に遊びに行ったときにAmazonで売っている
サイクロン集塵用のセパレーターユニットを買っていたのを見かけました。
サイクロン集塵機はガレージでDIYする人の間では割とメジャーな存在で、特に木工工作する人は切り屑が多く出るため一から自作する人も結構いて
「サイクロン 自作」と検索すると色々出てきます。
自作することを考えたこともありましたが、考え出すと凝りすぎて結局は手間ばかり掛かってしまうので、Amazonで一つ買ってみることにしました。
Amazonのサイトを見ると似たようなものがたくさん出てきてどれがいいのか(どれもよくないのか?)見てみよく分かりません。
どれがいいのか分からなかったので静電気が起きなさそうなカーボンの混ざった黒色のもので、気流に優しそうな形状なものを選びました。
この辺りのチョイスは真剣に悩んで考えましたが結局のところテキトーです。(静電気の問題も後で見たら埃がくっ付いてました)
自身の気力と行動力低下に苛まれる日々。
リフォーム作業もあるのに停滞気味で、娘の鬼滅の刃グッズの製作に横道に逸れ、おまけにコレの製作で手が止まるのを恐れた私は、本来の作業の合間で
作るくらいの位置付けで作っていこうと決め、しばらく買ったまま放置していました。
「合間に作る」は実のところ、それくらいのボチボチ感で思っておかないと、アクティティが低下した今の自分はますます工作していかなくなると
思ったからです。
か細くなった気力。
老化(劣化)ってこんな風に襲ってくるものかと思い、最近怖くなります。
で、ボチボチ作り始めることにし、必要部材をちょっと揃えました。
分離したゴミを貯めるものはコーナンで買ったペール缶です。
Amazonの購入者のレビューをみると口々に「ホースの太さが合わない」と書かれてあって、ホースにテープをグルグル巻きにしてサイズを合わしたなどと
皆さん四苦八苦されていました。
付属品にはホースバンドの他にホースのジョイントが付いてありました。
サイクロン集塵機を作る工程を大きく分けると
①ホースの接続問題
②セパレーターユニットのペール缶に取り付けるための蓋の穴あけ。
③掃除機にサイクロンを合体させるための筐体作り。
まずはホースの接続。
掃除機につなぐのと、掃除用のホースにつながないとなりません。
先人達が苦労しているホースのサイズ問題。
付属のジョイントは単なる短いパイプなのでホース径を変えれるわけでもなく役に立ちません。
海外にはこのサイズの規格のパイプやホースがあるんでしょうか???
で、手ごろなパイプと言えば水道の塩ビパイプなのですが・・・
内径、外径を測りそれっぽいサイズを探したところ水道管の塩ビパイプの#40があったのですが、これが絶妙に緩いのです。直径で0.5ミリくらい。
テープをグルグル巻きにすれば使えるようになるのですが、できれば今回の製作ではそういったグルグル巻き作戦は使わずシンプルに作って、
ワンランク上のクオリティを目指せればと思っていました。
VU40が微妙に細いとなると付属のジョイントは微妙に太いわけで、VU40の水道部材には刺すことができません。
付属のジョイントはわずかに太いだけなので水道の部材のエルボーを火であぶって広げることにしました。
偶然あった直管式の蛍光灯の照明器具の化粧カバーがジョイントと同じ外径だったので、これを差し込んで膨らましました。
この化粧カバーがなかったらアルミの棒材を旋盤で削って"拡張棒"を作らないとならなかったので助かりました。
とりあえずこれで塩ビの40パイプが使えるようになりました。
短めですがここまでで、続きはまた書きます。
ではまた
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