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Amazonで買ったサイクロン集塵用のセパレーターユニットでサイクロン掃除機を作ってみた 最終話 鬼滅の刃 水の呼吸 陸の型 ねじれ渦 煉獄さん仕様

2021-01-24 05:49:53 | 工作

Amazonで買ったサイクロン集塵用のセパレーターを使って掃除機をサイクロン掃除機にする話の「その4」最終話になります。

 

前回はセパレーターユニットと掃除機を一体化するフレーム製作の途中までの話を書きました。

今回は掃除用のホースやノズルの細々とした仕上げと気になった部分の見直し、それとフレームの仕上げになります。

 

セパレーターと掃除機間のホースは内部抵抗の少ないとされるカナフレックスのダクトEE型φ50mmにしましたが、セパレーターから延びる

掃除用のホースもそれのφ38mmにしました。

「曲げやすい」「軽量」とありますが、これはダクトホースとして使用する場合の話で、家庭でこまごましたところを掃除するにはやっぱりゴワゴワ感が

するように思えます。まあ若奥様には使いづらいかもしれませんが、きれい好きなおっさんがガレージで掃除する分には問題ないと思います。

 

掃除用のノズルとサイズが合わないのでアダプターが必要になります。

で、作ります。

#30の塩ビパイプをバーナーで炙って内径を拡張したいのですが、広げるための突っ込む棒が必要で、無いと作らななければなりません。

色々探したら24mmのソケットレンチのコマが丁度いい大きさ。う~ん運命的な出会い。

 

エクステンションバーに逆向けに取り付けてシリコンスプレーをちょこっと吹いておいたら、炙って柔らかくなったパイプに押し込むと"ス~"て感じで

入っていって広がってくれました。

 

 

 

 

ノズルを差し込むのにスムーズに入るように少し角度を大きく取って面取りしてあげました。

 

 

 

 

ソケットレンチのコマで広げただけなのでノズルを刺してもゆるゆる。

 

 

 

炙って広げた塩ビパイプは再び熱を加えると戻ろうとするので、これを利用してノズルを刺した状態でバーナーで炙ってやってノズルに合うように

パイプを縮めてやります。

手で持ってバーナーで炙ると手元が安定せず均等に炙れないのと形状が崩れるので、旋盤に咥えさせておいてノズルは手でおさえつつ、低速で回転させます。

シリコンスプレーを塗っているので引っかかることなくスルスル回転してくれます。

ノズルに火炎が行かないように塩ビパイプを炙ると塩ビパイプだけが縮こまってくれて、ノズルの形状にぴったりフィットしてくれました。

 

 

 

 

次は掃除機側の接続部分の話。

掃除用の接続口は#30のホースが丁度いいはまり具合。

そこにつながるのはダクトカフスが付いたφ50mmでダクトホース。ダクトカフスは#40の塩ビ配管の継手の外側の大きさ合ってくれます。

最初に作ったものは#30の塩ビパイプにエルボーを繋いで立ち上げて、そこに#30-#40の変換を付けただけのものでした。

これでもいいのですが#30の部分が無用に長いので、出来るだけ細いところを減らそうと作り直すことにしました。

 

 

 

塩ビパイプの#30から#40の短い変換が欲しいのですが、内径外径が全く違うのでそのまま刺してもガバガバ。

なので#30の塩ビパイプをバーナーで炙って同様にソケットレンチで広げます。広げたおかげで今度は入らなくなるので両方がいい具合に

刺さるように先ずは肉厚のある上水用の#40の塩ビパイプの内側を大まかに切削します。はめ合い加工するときの切削要領です。

 

 

 

 

右が内径を広げた#40の塩ビパイプ。

左の#30の塩ビパイプですが炙って広げた部分に内径を広げた#40の塩ビパイプがいい具合に入るように外径切削してあります。

 

 

 

 

 

塩ビ接着剤でくっつけたら極短#30-#40の変換アダプターの出来上がり。

掃除機にさせて最短で#40のエルボーが繋げれます。

切り口の両者に段が生じないように面取りしておきました。

 

 

 

 

エルボーも直角から緩いアールを描く"大曲"と言う名称の部材があったのでそちらに変更しました。

細い#30の配管がなくて無駄のないスッキリした感じがしました。

何より"大曲"のこの緩やかなアールがたまりません。

 

 

 

 

 

フレームです。

 

 

 

角があちこち生えてるのは、使わないノズルを刺して仕舞っておいたり、巻き取ったホースを引っ掛けておくため用です。

 

 

 

セパレーター側も"大曲"を使い少しでも抵抗を減らすようにしてみました。

鬼滅の刃ブームのさなかでもあったので、鬼滅の刃のステッカー作って貼っておきました。

 

 

 

 

 

サイクロン集塵機なので「水の呼吸 陸(ろく)の型 ねじれ渦」です。こっちはマグネットシールです。

 

 

 

 

 

サイクロン集塵機"鬼滅の刃"仕様。

 

 

 

一応完成したんですが・・・

丁度この頃、鬼滅の刃の映画「無限列車編」を見て煉獄さんに心打たれた私。

「鬼滅の刃=炭治郎」 が 「鬼滅の刃=煉獄さん>炭治郎」 になってしまい「炎」を聴いても"煉獄さん"しか出てきません。

「無限列車編」で煉獄さんが残した名言は有名な話。それに心打たれた人も多いはず。

ハイ、私もその一人です。

 

ということで「鬼滅の刃」仕様から、煉獄さんに哀悼の意を表して"煉獄仕様"にしてみました。

名言その1

『胸を張って生きろ 己の弱さや不甲斐なさに どれだけ打ちのめされようと 心を燃やせ 歯を喰いしばって前を向け

君が足を止めて蹲っても 時間の流れは止まってくれない 共に寄り添って悲しんではくれない』

 

 

 

名言その2

『俺は俺の責務を全うする!! ここにいる者は誰も死なせない!!』

う~かっこええ。

 

 

名言その3

『老いることも 死ぬことも  人間という 儚い生き物の 美しさだ  老いるからこそ 死ぬからこそ 堪らなく 愛おしく 尊いのだ 』

 

 

 

ということで、サイクロン集塵機の完成です。

ホースは掃除機付属のホースを継いで使っています。やっぱり柔らかい方が掃除しやすいです。

 

ガレージでがんがん使ってますが、掃除機のフィルター掃除を気にしなくていいのはやっぱいいです。

煉獄さんのマグネットシールですが作りすぎてペール缶に貼り切れないのでガレージのツールラックに貼って飾ってます。

 

ではまた