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大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

JR福知山線廃線敷から有馬街道を通り阪急中山観音駅まで歩いてみた。 15Kmの歩き旅 その2 生瀬から阪急中山観音駅

2022-02-14 03:20:23 | 歩き旅

昨年末に歩いた「JR福知山線廃線敷から有馬街道を通り阪急中山観音駅まで歩いてみた。 15Kmの歩き旅 その1 JR福知山線廃線敷」の続きになります。

 

 

 

 

お昼12時に武田尾駅から歩きはじめ生瀬側の入り口に辿り着いたのが14時を少し回ったくらいでした。

廃線敷は5キロほどしかなく、歩き旅としては少し物足りないので有馬街道を抜けて阪急中山観音駅まで歩くことにしました。

引用元:Google社「Google マップ、Google Earth」

 

 

 

 

生瀬側の入り口には看板があるくらいで広場も何もなくカーブの先に仮設トイレが並んでいるだけでした。

ここが廃線敷の入り口だというオーラもなく、ただただ普通の道につながるだけの入り口でした。

 

 

 

そこから少し歩くと国道176号線に出ました。

国道176号線は京都府北部から大阪市内まで抜ける国道で、交通量も多く周囲に民家もないせいでスピードも結構でています。

人があまり歩かないのか、落ち葉が貯まったままの歩道。

細い歩道の脇をスピードを上げて大型車が走り去るのは少し怖いものがありました。

 

 

 

 

 

現在のJR福知山線。下を通る道はその先をずっと進めば有馬温泉があります。

 

 

 

 

有馬街道を歩こうと決めていたのに気付けばバイパス道を歩いてました。

そのまま行ってもその先で合流するので何も問題無いものの、なんか違う気がして引き返すことにしました。

古い街道を歩く時ってできるだけ"街道"を歩きたいと思うのですが、たまに間違えたりするわけですが、そういった時に気にせず歩き続けるか、

忠実に歩くか性格が出る瞬間だと思います。適当か完璧主義か。

往復1キロのロス。

 

 

 

JR沿いが有馬街道(生瀬街道)でした。

道端で座り込む爺さん。

ワンカップが空いていました。足元には「白鶴 サケパック まる」のパックがありました。

「何かいいね、こういうの。人生自分なりに楽しんでる」ってそんな気がします。

 

 

 

JR生瀬駅。

 

 

 

トイレを借りに駅に立ち寄りました。

時計は15時前。

12時から歩き始めたので3時間歩いたことになります。

 

どんな駅でもそこに人の生活があって、この駅を利用する人たちの思い出があって・・・

そんな風に思えるのが"駅"であって、そう思うとなぜかしんみりしてしまいます。

 

 

 

娘たちがトイレから出てくる間、駅の風景をカメラに収めました。

上りホームを見ると良い感じのポスターが目に留まりました。

 

 

 

 

拡大したら青春18きっぷのポスターと分かりました。

"誰かを待つ駅"

行ってみたくなる駅です。

ググると分かりました。四国予讃線「串駅」でした。

青春18きっぷのポスターの駅を巡る旅も良いかも、そう思ったのですがそれよりもこんなふうにふと立ち寄ったことがきっかけになって

次の旅先が決まるってこと自身が素敵な事じゃないかと思ったりしました。

 

 

 

親の趣味に付き合わされて歩かされる娘の事を思うとちょっとかわいそうになります。

公園が好きなので公園を見つけたら立ち寄るようにしています。

それがどんなちっぽけな公園でもよくて、嬉しそうにします。

 

駅の近くにあった「生瀬西公園」

 

 

 

 

お菓子をつまむのはオッサンの私でも楽しいひと時です。

 

 

 

 

一人退屈そうに佇む姿を見ると、姉妹が居たらと思ってしまいます。

(iPhone12で撮った写真ですが逆光に弱いと言われていますが、そんな気がします)

 

 

 

 

 

武庫川とJRを越えた先にあったため池

「ブドウ池」

後に知ったのですが向こうに見える茂みには旧松本土井国登録有形文化財」があるそうです。

初めて来た私たちは単なる茂みにしか見えませんというか、全く気にもしませんでした。説明を見てもふう~んって感じですが。

 

 

 

 

有馬街道と聞いて来たものの街道らしき歴史を感じるものが全くなく、新しめな家と高級そうな家が並ぶだけ。

広い土地に平屋の家を見て、こんな家が良いなと思う私。

壁の塗り替えや屋根の修繕費用を考えると木造の平屋が一番です。

こんなに広くなくてもいいから平屋に住みたいと思うのは持ち家を持つこの歳のアルアルではないでしょうか。

 

 

 

ようやく見つけた「有馬街道」の看板。

石碑でもなく歴史を感じる看板でもない単なるアルミ製の看板。

 

 

 

 

16時半

清荒神の参道に出ました。

右に200mほど歩くと阪急清荒神駅、左へ1キロほどいくと清荒神清澄寺があります。

この辺りは売布神社とか中山寺とかあるのですが、駅名になっているので名前は知ってても行ったことがないので良く知らない土地です。

 

 

 

 

ここで有馬街道を外れ再び国道176号線に出て目的地の阪急中山観音駅に向かいます。

娘は疲れて平坦なルートをたどるかと思いきや、わざと山手側の細い道を進んだりします。

 

 

 

路地裏を歩くのもまた楽しです。

 

 

 

阪急の線路を越してJR福知山線に沿って東へ歩きます。

 

 

 

 

 

バイク屋さんの前を通った時、ふと目に留まったバイクがありました。

カワサキ空冷Zの代表格、ローソンレプリカでした。

ストリップ状態でもピ~ンとくるものがあります。

やっぱカッコいいですね。

 

 

 

 

国道176号線

「中山寺」の看板が見えてきたらようやく旅の終わりが近づいてきた気がしました。

 

 

 

 

17時、目的地の阪急中山寺駅に到着。

割と早かったのでこの近くで晩御飯を食べようとしたんですが、駅周辺にはあまり食べ物屋さんがなく、さらに歩く気にもならず、

疲労感と喪失感でちょっと心身喪失状態でした。

 

 

 

 

少し歩くと丸亀製麺があるので最後の力を振り絞って行くことにしました。

 

 

 

 

お腹はラーメンとかコッテリしたものを欲していたんですが疲労感でラーメン屋までたどり着けずうどんになりました。

 

 

 

 

「牡蠣たまあんかけうどん」

これが温かくてこってりしていて、とても美味しかったです。

 

 

 

 

18時過ぎ。

お腹も満たされて店を出ると向こうにライトアップされた中山寺が見えました。

 

 

 

全行程約15キロ。

福知山線廃線跡敷はめったに歩くことのできないトンネルや橋梁を歩けたりと良いところでした。ただ砂利と枕木は歩きにくかったです。

私的にはその後の普通の町中を歩く方が楽しいと思いました。

引用元:Google社「Google マップ、Google Earth」

 

 

また知らない土地を歩いてみたいです。

長くお付き合いくださりありがとうございました。

OKUTEC店長