9歳になる娘がいます。
何かを作ることが好きみたいで学校でも図工の授業がある日は嬉しそうに"楽しみ~"って話してくれます。
作る時には自分なりに構想があるみたいで「おっとさ~ん(お父さん)、こんなふうにしようかって思ってんねん」とか
「あんなん出来たらいいなあって思ってんねん」と話してきます。
細かなところがあると息を止めて神経を集中してやってます。
以前、電気工事屋をしている幼馴染がカスタムしたスーパーカブに付いてた荷掛けフック。
彼のガレージの名前"Garage TAKA"の文字が小さく埋め込まれてました。
誰からも気付かれないかもしれないくらい小さく描かれたロゴ。
さりげなくて、そういったところが逆におしゃれに見えてカッコ良いなと思いました。
どうやって作ったん?って聞いたら
「ロゴを印刷して貼ったのに百均のUVレジンを流しただけ」って簡単そうに話してくれました。
それを聞いて百均で材料を見たんですが、改めてクラフトコーナーを見たら意外と色んな材料が売ってるんですね。
昔は"自作"と言えば東急ハンズ。
高かったですがジュラルミンの板とかFRPの樹脂やクロスとか他で売ってないものがあって、自作派には強い味方でした。
それが今では百均で買えちゃうとは良い時代。
UVレジンとかキーホルダーの元とか材料だけは買っておいたんですが、先日のこと、娘にヒロアカのマグネットシールを作ったんですが、
その際に試し印刷した写真がちょうどキーホルダーに入れる大きさだったんで「週末にでも作ろうか」と娘に話をしました。
「いいねえ~」嬉しそうな表情をしていました。
次の日の晩御飯のとき、「昨日言ってたヤツってご飯食べた後とか作れたりしないかなあ?」と遠慮しがちに聞いてきました。
待ちきれなかったんだと思います。
「好きなものは最後に取って置く私」と「買ってきたものはすぐに開けて使うとら母(嫁)」
子供だから待ちきれないのか、とら母に似たのか・・・・。
「休みの日に作ろう」って言い聞かせるのも出来たんですが、オッサンになってそんな純情なところが無くなったんで、その気持ちを汲んで
作ることにしました。
丸いキーホルダーに写真を入れて表面をレジンで覆うというものなんですが、この丸いキーホルダーの事を"ミール皿"って言うらしいです。
初めて知りました。
ミール皿にうまく収まるように丸く切る方法・・・。
工作友達の"kagayakiさん"なら「テキト~に丸く切ったらいいんですよ」って言いそうですが、
大学の頃に使っていたテンプレートを出してきて、少し大きめに丸く描いてから切らせて、そこからドンピシャな丸をまた描いて切らせました。
上手く切れない所があって悔やんだりしてました。
UVレジンを使うのは私も初めてでした。
切り取った写真を瞬間接着剤でキーホルダーに貼って、そこにUVレジンを流し込むんですが、私も扱うのは初めて。
試しにやってみたんですが紫外線を照射しないと固まらないので普通の接着剤を流し込むみたいに焦らなくていいで融通が利いて扱いやすかったです。
気泡が入っても"ツンツン"つついてやれば抜けるので小さい子供でも気軽に作れます。
百均で買ったUVランプじゃあ硬化しないとかネットでは書かれていましたが4~5分照射したら固まってくれました。
樹脂で覆わるだけでこんなにクオリティが上がるとは、恐るべしUVレジン。
初めてでしたが一時間も掛からず出来ました。
子供と工作するにはこのくらいが良いかと思います。
好きなキャラクターを印刷したり、雑誌から切り抜いて貼って作るだけ。
高いお金を払わなくて自分だけのキーホルダーが出来るこの工作はステキです。
"工作"なんてオヤジ的な表現じゃだめですね。"ハンドクラフト"です。
追伸
娘からチョコをもらいました。
うれしかったです。
(娘よ、すごくおいしかったよ。ありがとね。父より)