パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

映像と文章と原作

2013年05月18日 | 本・マンガ・テレビ・映画
5月18日(土)晴れ

先週『舟を編む』読了。
ボランティア仲間にお借りしたのだ。
映画もすっごく良かったが、原作もすっごく良かった。
今までのワタクシは、頑なに原作を良しとして、何かと映像のほうにケチをつけていた。
しかし、「まほろ駅前多田便利軒」を映像→原作の順で読んで驚いた。
どちらもおもしろいことに変わりはないのだが、あるエピソードに関して言えば
映像のほうがしっくりくるというケースを初めて味わった。
そして今回の「舟を編む」も、映像→原作の流れだったが
映画のキャスティングそのままのイメージを持って原作を読むというおもしろさが加わった。
恋文のあたりは映画の方がおもしろかったかなとも思う。
オダギリジョーが「戦国武将じゃないんだから!」と悲鳴のような声をあげるシーンは何度見ても笑えるが
原作にはなくて驚いた。
偶然にも、どちらも三浦しおん氏の作品。
彼女の、映像化しやすい感じならではのことなのか確認するためにも
もう一作くらい映像→原作という流れで検証してみたいことだ。

本の話ついでに・・・
仲脇初枝著「きみはいい子」読了。
虐待というテーマが、底に流れている5編の短編。
せつないという感想しか持てない。
もう少し若かったら「小学校の先生になってやるっっ!」と鼻息荒く決意するきっかけになったかもと思いつつ、
その夢は娘に託すべく、現在娘が読んでいる。

吉田秋生著「海街ダイアリー」1巻~5巻を大人買い。
『マンガ大賞にはずれなし』と知ってはいたが、確かに良い。
せつなくもあり、おかしくもあり。
ただちょっと気になったのは、世間が狭過ぎる点かなあ。
鎌倉ってそんなに狭い街なのか?
少し韓国ドラマを思わせるような、世間の狭さ。
とはいえ、「恋」について考え、「血」について考え、「死」について考え、
『いい人間』『強い人間』になりたいと思った。
これも、映像化してほしいなあ。
映画よりもドラマのほうがいいかなあ。
キャストは後日発表します。
コメント (2)
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