パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

老老介護

2016年01月23日 | 衣・食・住
1月23日(土)曇り

今冬、長期帰省したのだが、どうやらこれが友人達に不安をもたらしたようで・・・
ワタクシは、年末に数枚年賀状を持ち帰り、九州から投函した。
我が夫婦共通の友人であるA家には、ワタクシからも届き夫からも届いた。
A夫人から「すわ、別居かっ?」とラインが届く。
まあ、これは、A夫人とA氏の爆笑してる顔が浮かぶので心配ないとして、
夫の友人ナルトさんからの賀状は少しだけ深刻度が増している気がする。
新年のご挨拶のあと、「ニルス(←夫のあだ名)もnさんもとっても大好きです!」
夫の学生時代の友人グループにワタクシも入れてもらって、旅行だ飲み会だと楽しく遊んでいるのだが、
年末辺りのイベントでは、何かとヤボ用が重なってワタクシ欠席が続いた。
そして、そこからの長期帰省である。
年始のイベントにも、まだ帰省中ゆえ不参加だったし。
優しいナルトさんのことだ、「まさか、まづいことになってないよね。nさんと会えなくなるような状況になってはいないでしょうね。あたしは二人とも好きだからねっ!」という思いではないか?と深読みしておかしい。
大丈夫です。喧嘩はしますが、仲良しですから。
また飲み会企画してくださいね~

長期帰省していて、いろいろ考えた。
父とも喧嘩し、母とも喧嘩し(・・・・・)
子に頼ろうとする母を少し疎ましく思い、妻に頼り過ぎる父に腹が立ち、まわりの老夫婦のあり方を見たりしても
なかなか理想的に年をとるというのはむつかしいことだと感じた。
子どもの頃から自分が親になるくらいの年まで、ワタクシは自分の両親を結構理想的な夫婦と思っていた。
父のワンマンぶりには辟易するところもあったが、母のことが大好きというのが手に取るようにわかったし、
母も「自分がいないと何にもできない人だから」という感じで喜んでお世話して・・・いるように見えた。
結果、父は何もできない老人への道をまっしぐら。
良妻と名高い母は、自分でその位置から降りることが出来ない。
歳をとって、お互いが、自分のことが第一になってきて、身も心も人の世話どころじゃないという状態になってきて、
しかし、失明した父には、老婆になった母が見えない。
母は母で、自分も歳をとっていろいろ大儀になってきてるのに、それでも父は自分の行動を束縛し、文句を言おうものなら「俺のおかげで・・・」と金銭的なことを言われぶち切れる。
今回ワタクシが母と喧嘩したのは、母がワタクシと兄の力で「ナントカして父を老人施設に入れてくれないか」と言ったことと「お金なんかいらない」と言ったこと。
老人施設に入れる話は、父の様子をみる限りまだまだ無理に押し込める状態ではないと思うし、
それより先に、ショートステイだのデイケアだのそういったことから始めるべきで、
そもそも、そういう判断をコドモにゆだねるということに腹が立った。
まず基本は夫婦でしょ!と思うのだ。
コドモの言うことは聞くか?
聞くわけないじゃん、誰のいうことも聞かない父だ。
「俺のおかげで」とか金銭的なことを言われて腹が立つ気持ちもわからないではない。
しかし「お金があってもなんにもならない。お金なんかなくていい。」という母の発言に、ワタクシぶちギレる。
「それは違うよ、おかあさん。」
まず生きていく上でお金は大事。
今、母が湯水のごとく孫達にお小遣いをあげ、日々の食事の心配もせず、月イチでお友達とランチに行って、という生活は、父が何十年と働いたおかげだ。
ここからは、プライド高き専業主婦達からお目玉食らうこと言いますけど・・・
やっぱねえ~外で働くってね~大変なんだよ。
辛いことが山のようにあって、悔しいこともうんざりすることも理不尽なこともい~っぱいあって・・・
ワタクシ、大きな声では言えないが、また生活を支えるほどの収入を得るくらい労働をしなきゃならないよりは、
我慢してでも(?)今の主婦の座を死守する。
・・・それって、オレは安心するべき?ホッとするべき?いや、バカにするなって怒るべき?・・・夫心の声
いや、仕事って楽しい時もあるし、やりがい感じてる時は「これって天職っっ!」って気分が高揚する時もあるけど、
でもどんなに好きな仕事でも、苦しい時、いやになる時がある。
いわんや、好きでない仕事の時はその気持ちが倍増する。
その点、主婦には上司がいない。自分のペースでできる。
さらには、今の時代、手抜きする方法はいくらでも無限にある。
お金があればあるだけ手抜きもできるし、お金がなくても自分の時間配分で仕事(家事)ができる。
この、自分のペースでってのが、一番ストレスが溜まらない。
一日は24時間しかないのに、そのうちの13時間くらいを会社に拘束され、さらには日々の自分の仕事の納期があり、
それプラス月末のシメだのなんだの。
そしてお昼休みの時間は決まっていて、さらにはお茶の時間にはお茶を出して、お客さん来たらコーヒー出して、
そうこうしてると宅配便の最終集荷の時間が迫ってきて「すいません、ホントに最後の最後にもう一度回ってきて」とお願いして、
それでも終わりそうになくて、だんだん手が震えてきて・・・
宅配便のにーちゃんが申し訳なさそうに「もう限界の時間っす!」と入ってきたと同時に終わって、まだ震えてる手で送り状を貼る(どんだけギリギリなんだ!!)
それが終わると次の仕事にとりかかり・・・
n「あのぉ~もう最終バスが出ちゃうんであたし帰りたいんですけど・・・」
上司「すまない。でもどうしてもやってほしいんだよねえ今夜中に。タクシー代出すからさあ。」
n「了解です・・・おべんとでも買ってきましょうか。」
・・・うわ~、おそろしく綱渡りな仕事してた頃を思い出して怖さがよみがえってきた。二度と戻りたくないわ。

いや、違う違う、今日は穏やかに夫婦仲良く歳をとりたいという話をするつもりだったのに、会社勤めの愚痴話になってしまった。
でも多かれ少なかれ会社勤めって大変だと思うのだ。
それに比べりゃ専業主婦なんて天国よ(きゃーーーっ!なんかわからんけど視線が痛い)
そんな世界しか知らない我が母の「お金なんていらない」発言には説得力がないと思うわけで。
束縛がなくても、お金がなけりゃあお金持ちのご友人達とのランチなんて出来ないんだよ。と思うわけで。
孫の「バイトしなきゃ定期代が高くて大変なの」発言に、いそいそとお小遣いを送ったりもできないわけで。
だからといって、ワタクシ、母ばかりを責めているわけではなく、ちゃんと父とも闘いました(・・・)
そんな両親を見ながら、自分たち夫婦はお互いを思いやりながら、優しく年をとっていきたいなと思ったわけで・・・って、これこそまったく説得力のない発言でありますな。

今日の1枚は。
クックモニターで当たったガーナチョコで作ったチョコケーキ。
あなたっ!今年もバレンタインデーはこの手作りチョコケーキよ。お楽しみにねっ!(今年は板チョコ代も浮いたわ)
コメント
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