7月24日(日)晴れ
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土曜日は、退院後初の病院でありました。
激務中の夫が付き添ってくれました。
彼曰く「退院の時に付き添えず、説明とかを聞かなかったから」
そうです、ワタクシ、このまま痛みがどんどん取れて、楽になる一方だと思い込んで、
今後のことなど何も聞かずにルンルンと退院したのですが、
退院後、息が止まりそうな痛みに襲われたりして
「なんじゃこりゃ?入院してた時よりヒドいぞ!」と驚いた次第で・・・
夫としては「こいつは、ホントに後先考えないやつだ!
やはりここはオレがしっかり聞いておかねば」と思ったのか。
あるいは、汚名返上名誉挽回の意図もあったのか。
肺に影があるので消化器外科を受診するようにと言われ夫と病院へ行った日のこと。
待たされるのはいつものこと。
珈琲でも飲もうかと言うと、夫が買いに行く。
ワタクシ的にはてっきり院内にできた「タリーズコーヒー」で買ってくるかと思いきや院内のコンビニで買ってきた。
ちっ!と思いつつ飲むと、これがまずいのだ。
病人のワガママさで「まずいっ!いらな~い」と夫にあげる。
夫はコーヒーをあまり好まない。しかし、お残しも好まない。仕方無さげに無理無理飲む。
そして、そろそろ診察室に呼ばれるかなあという頃、便意をモヨオシ、トイレへ。
そして、その後すぐ呼ばれたワタクシは一人で「癌告知」を受けたのであった・・・
よって、その後、何かっていうと「ふんっ!肝心な時にうんこしてたくせに」と妻から罵られるのであった・・・
そんなこともあってか、今回の彼の活躍はめざましかった。
痛みが激しいことを訴えると、若くてかわいい女医さんは「じゃあこのままもうしばらく薬を続けましょう。」と微笑む。
いや、もっと強い薬が欲しいんだけどなあと思うが、女医さんは、なるべく早く薬をやめる方向へ持っていきたい様子。
あっさりと引き下がると・・・
後ろに立ってた夫が「痛みが非常に激しい時があるので、その時だけでも飲むような薬はないですか」
おかげで薬を増やしてもらい、座薬も処方していただく。
妻心の中で「ぐっじょぶ!」
その後、抜糸。
照れ屋さんの彼のこと、診察室を出るかと思いきや、もろ肌脱いだ妻の抜糸の様子を
先生の肩越しにのぞく力の入れよう。
ワタクシも、今回生まれ変わったが、夫もなんだか生まれ変わったようだ。
もしかすると、肺の絵を上手に描けるようになり、次は傷あとの絵を克明に描けるようになりたいと思っているのだろうか。
最近の彼のほぼ日手帳は、ぎっちりと小さな字で何やらたくさん書き込まれている。
病院を出て、東京タワーの撮影会。
「だてに何年もここに通ってるわけじゃないのよ。
東京タワー撮らせれば、あたしの右に出るものはいない」という妻の勝利宣言を鼻で笑う夫。
芝公園をてくてく歩きながら、「そういえば、この前亡くなった原田芳雄さんの遺影はとても素敵だったね。」
しばし遺影について語る。
ワタクシは、桜の季節の千鳥ヶ淵で撮った写真を遺影にして欲しいと思ってる。
今年は震災やらで見に行けなかったが、毎年ここで撮っている写真を遺影にするつもり。
なんて、こんな話も、無事に手術が終わったからできるのであって、
まだまだ必要ないわという余裕の発言のつもり。
「あなたの遺影はワタクシが撮るからね」と言うと、オレより長生きする気なんだねという目で夫が微笑んだ。
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土曜日は、退院後初の病院でありました。
激務中の夫が付き添ってくれました。
彼曰く「退院の時に付き添えず、説明とかを聞かなかったから」
そうです、ワタクシ、このまま痛みがどんどん取れて、楽になる一方だと思い込んで、
今後のことなど何も聞かずにルンルンと退院したのですが、
退院後、息が止まりそうな痛みに襲われたりして
「なんじゃこりゃ?入院してた時よりヒドいぞ!」と驚いた次第で・・・
夫としては「こいつは、ホントに後先考えないやつだ!
やはりここはオレがしっかり聞いておかねば」と思ったのか。
あるいは、汚名返上名誉挽回の意図もあったのか。
肺に影があるので消化器外科を受診するようにと言われ夫と病院へ行った日のこと。
待たされるのはいつものこと。
珈琲でも飲もうかと言うと、夫が買いに行く。
ワタクシ的にはてっきり院内にできた「タリーズコーヒー」で買ってくるかと思いきや院内のコンビニで買ってきた。
ちっ!と思いつつ飲むと、これがまずいのだ。
病人のワガママさで「まずいっ!いらな~い」と夫にあげる。
夫はコーヒーをあまり好まない。しかし、お残しも好まない。仕方無さげに無理無理飲む。
そして、そろそろ診察室に呼ばれるかなあという頃、便意をモヨオシ、トイレへ。
そして、その後すぐ呼ばれたワタクシは一人で「癌告知」を受けたのであった・・・
よって、その後、何かっていうと「ふんっ!肝心な時にうんこしてたくせに」と妻から罵られるのであった・・・
そんなこともあってか、今回の彼の活躍はめざましかった。
痛みが激しいことを訴えると、若くてかわいい女医さんは「じゃあこのままもうしばらく薬を続けましょう。」と微笑む。
いや、もっと強い薬が欲しいんだけどなあと思うが、女医さんは、なるべく早く薬をやめる方向へ持っていきたい様子。
あっさりと引き下がると・・・
後ろに立ってた夫が「痛みが非常に激しい時があるので、その時だけでも飲むような薬はないですか」
おかげで薬を増やしてもらい、座薬も処方していただく。
妻心の中で「ぐっじょぶ!」
その後、抜糸。
照れ屋さんの彼のこと、診察室を出るかと思いきや、もろ肌脱いだ妻の抜糸の様子を
先生の肩越しにのぞく力の入れよう。
ワタクシも、今回生まれ変わったが、夫もなんだか生まれ変わったようだ。
もしかすると、肺の絵を上手に描けるようになり、次は傷あとの絵を克明に描けるようになりたいと思っているのだろうか。
最近の彼のほぼ日手帳は、ぎっちりと小さな字で何やらたくさん書き込まれている。
病院を出て、東京タワーの撮影会。
「だてに何年もここに通ってるわけじゃないのよ。
東京タワー撮らせれば、あたしの右に出るものはいない」という妻の勝利宣言を鼻で笑う夫。
芝公園をてくてく歩きながら、「そういえば、この前亡くなった原田芳雄さんの遺影はとても素敵だったね。」
しばし遺影について語る。
ワタクシは、桜の季節の千鳥ヶ淵で撮った写真を遺影にして欲しいと思ってる。
今年は震災やらで見に行けなかったが、毎年ここで撮っている写真を遺影にするつもり。
なんて、こんな話も、無事に手術が終わったからできるのであって、
まだまだ必要ないわという余裕の発言のつもり。
「あなたの遺影はワタクシが撮るからね」と言うと、オレより長生きする気なんだねという目で夫が微笑んだ。
友達の娘のお宮参りのときに 家族のような顔して写真館で撮ったもの。
息子には 伝えてありますが 万が一の時のために その友達にもお願いしてある。
あ ついでにnさんも覚えててね。
でも さすがに6年も経っちゃったから
そろそろ取りなおさないとダメよね(笑)
いいご主人だね。
私は先に行くつもりなので 自分のことしか考えてなかったわ。
それが許されるなら、ワタクシだって6年ほど前に隅田川のほとりで芭蕉と一緒に撮った写真は
大場久美子みたいに可愛く写ってるから
それを使いたい。(・・・・・)
ちょっと遠目だけど、アップにはして欲しくないなあ。
いっそ全身で。(そんな遺影はなかろう)
来年の春、千鳥ヶ淵での遺影撮影会。
p家もご一緒にいかが?
さすがのお写真!すっきり写ってる!!
お優しいご主人ですね。
優しい目で見つめるお姿を想像してうっとり…
我が家だと行ってこい!ってうるさく言うけどビビリの彼は絶対付いてこない。
自分の時は必ず一緒に行きたがるのに。ww
遺影ってこれがいいかな?なんて思っていても
実際になるとドタバタでこれしかないってことになりかねないから
ちゃんと用意しておかないとですね。
最近しわくちゃが嫌で撮っていないので
あの写真は10年前?いくら何でもちょっと。。。ww;
せっせと写して修正しておこうと思います!
無事抜糸、良かったですね。
病院に行った日には必ずここからの写真を載せるのが決まりのようになってまして・・・
悔しいので夫の撮った写真は載せないあたりが負けず嫌い・・・
>優しい目で見つめるお姿を想像してうっとり…
優しい目というより興味本位の目という気がします。
というのも、
手術後の説明の際、彼は『腫瘍付き肺』を見せてもらい
「写真撮っていいですか?」と聞いて、撮ったらしい・・・
どうやら、彼は、ワタクシを心配してるというより、理系男子的好奇心が旺盛のようです。
遺影の許容年月日が知りたい今日この頃。
昔ほど「写真、撮って!撮って!」ってはしゃぐことがなくなったので、
「遺影用」とふざけながらもお互いを撮り合うようにしている中年夫婦です。
そうか!修正という手があるのですねっ!
あなたっ!目尻のシワとほうえれい線を消すのを忘れないでねっ!
抜糸おめでとうございます…っても、まだまだ傷が治るのは時間が必要かと思われますが、゛無理なさいませんようお大事に。
うちの旦那は何に対しても、私が他人のふりをしたくなるくらいにしつこくしつこくいろいろ聞きまくるし押しの強い人なので参るんですけど、病気の時はやっぱりそれぐらいの方がいいですよね…(笑)
奥様の傷を見て、改めてこれからも一緒に頑張って行こうという思いを新たにされたのではないでしょうか?
優しい旦那様ですね。
うーん、遺影とか遺言って縁起でもないような気もしますけど、結構大事だと思ってます。
死んだあとのことって自分では手も口も出せませんもん!
しっかり言いたい事は言える時に言っておかないとね(笑)
ちなみに5年以内くらいならOKなのでは?
まだまだいけるかと思っていたけど。
大場久美子ふうの写真 今度絶対見せてください。
今は携帯で撮影してしまうからきちんとしたものは少ないのかもしれませんね。
放射性物質は肺に入るとくっついてしまうので、弱っている人は気をつけてー。
砂ぼこりのところはN95マスクだろうか?
『押しの強さ』・・・確かに、気弱になってる病人には、押しの強い家族が頼りになりますよね。
肝心な時に気弱なワタクシとしては、しみじみ実感してます。
そうか!遺言もあるのか!
遺影のことばかり気にしてたけど、遺言は全く考えてませんでした。
あの広大な土地と、莫大な財産をどうするか今から考えておかねば(・・・誰も信じてはいないですね・・・)
今のところクレームはついてないから大丈夫だったのでしょう。良かった良かった。
しかし、遺影の賞味期限は、どう頑張っても5年が限度のようです。
ワタクシも泣く泣く大場久美子をあきらめます。
pさんも、お撮り直しをおすすめします。
最近は娘の写真より猫の写真が多いです。