6月14日(木)曇り
昨日書ききれなかった再び天声人語の話。
昨日の天声人語は、今世間を騒がせているコムスンの話から介護の話へ。
その中で、ぐっときた箇所を書き抜いておきたい。
▼人が人を支えるのは、やはり尊いことだ。
千葉県の池下和彦さんは、ヘルパーの力も借りて認知症の母を自宅で看取り、
その日々を「母の詩集」に編んだ。
〈たまにほんの数秒母に正気の時間が与えられることがある。
母は顔色を変え訴える。
迷惑を掛けてすまないと・・・
与えられた正気の時間を母は感謝の言葉に充ててしまう〉
息子の切ない気持ち、母の切ない気持ち。
普段親不孝な娘は、読みながら、我が母を思う、我が父を思う。
そして、次には、私が老いて、惚けてしまった時の、我が娘を思う。
子として、出来るだけのことは親にしてあげたい気持ち。
親として、子供には、介護の苦労をさせたくない気持ち。
切ないとしか言えない。
コムスンの創設者は、亡くなる前に介護事業への志を語っている。
「介護という仕事が、人を支え励まし、誇りある人生の結実に役立つことを
信じています。」
職業に貴賤なしというが、『貴い仕事』というのはあると私は思う。
昨日書ききれなかった再び天声人語の話。
昨日の天声人語は、今世間を騒がせているコムスンの話から介護の話へ。
その中で、ぐっときた箇所を書き抜いておきたい。
▼人が人を支えるのは、やはり尊いことだ。
千葉県の池下和彦さんは、ヘルパーの力も借りて認知症の母を自宅で看取り、
その日々を「母の詩集」に編んだ。
〈たまにほんの数秒母に正気の時間が与えられることがある。
母は顔色を変え訴える。
迷惑を掛けてすまないと・・・
与えられた正気の時間を母は感謝の言葉に充ててしまう〉
息子の切ない気持ち、母の切ない気持ち。
普段親不孝な娘は、読みながら、我が母を思う、我が父を思う。
そして、次には、私が老いて、惚けてしまった時の、我が娘を思う。
子として、出来るだけのことは親にしてあげたい気持ち。
親として、子供には、介護の苦労をさせたくない気持ち。
切ないとしか言えない。
コムスンの創設者は、亡くなる前に介護事業への志を語っている。
「介護という仕事が、人を支え励まし、誇りある人生の結実に役立つことを
信じています。」
職業に貴賤なしというが、『貴い仕事』というのはあると私は思う。