WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

アニミズムと神さま

2005-03-03 | しろかねも くがねも玉も何せむに…
今日ははお雛祭り。
女の子がいない我が家なので、あんまり関係ないのですが、Takは、保育園のホールに飾ってあるお雛様が結構好きみたいで、「ぼくんちには飾らないの?」と何度も聞かれました。「だっておかあさんは女の子でしょ」(#^_^#)
私が子供の頃、両親は脱サラ→自営を始めたばかりで、借金王。お雛様を買う余裕はありませんでした。…が、そんな中、1年に1段ずつ買い足していっていたのを覚えています。
でも、いつまでたってもついに、仕丁の段には至らず(忙しくて買いにいくのがめんどくさくて中断したままになっていたに違いない)、憧れのお嫁入り道具の段には、毎年自分の宝物の人形たちを並べていました。
おばあちゃんが「お人形にも心があるんやで」というのを素直に信じていたっけ。
ある年、幼稚園で雛人形を作って持って帰ってきて、雛壇に飾ろうと思いました。「このお人形にも心があるん?」と、おばあちゃんに聞いたら、「神様に心をくださいとお願いしたらええんや」と言われて、仏壇に自分で作ったお雛様を並べて、手を合わせて「心が入りますように」とお祈りしたものです。

ちょうどTakは今、その頃の私と同じ歳。
思いきりアニミズムの世界にいます。ベッドにたくさんの動物たちを並べて寝て、朝起きるとしつこいくらい「ね~おかあさん、これやってやって~!」と、お人形にお喋りをさせてとせがみます。
先日、我が家に新しいペットがやってきました。笑う牛のぬいぐるみ。顔がヘン!「たっくん、はじめまして♪」といって、お喋りをしてやります。
「ぼくね~。ヘンな顔なんだけど。ぼくのこと、好きになってくれるかな~」
「そんなことないよ、好きだよ。ぼくんちはね、いーっぱいお友達いるよ。みんな、やさしいよ」
…などといって、早速仲間入りさせてやろうとする。

こんな時代には、「神さま」もすぅ~っと素直に受け入れることができるんだな。
家に仏壇があって、毎日手を合わせたり、おばあちゃんがお経をあげていた私の子供時代と違って、手を合わせてお祈りするという場面が殆どないTak。この時代に、「コワイ神様」でなくて、いつも守ってくれる神さまを素直に信じる心を育ててやりたいなあ~と思うのですが、いかがでしょうか、先輩のみなさん…
こういうのって、親の信念?のようなものが自然に子供に伝わるものなんでしょうかね??



人気日記BLOG

↑みなさまがこれをクリックして下さるおかげで、見に来て下さる方が急増しました。ありがとうございます。
ここにいけば、人気コメンテイターおゆきちゃんのブログ★GROWTH★も見れますよぉ(#^_^#)
Comments (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする