紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

ショーシャンクの空に

2004-12-20 06:06:35 | 13・本・映画・演劇・音楽など
映画はすごく好きなのだけど、今年は、数えるほどしか見に行けなかった。大好きな宮崎駿映画「ハウルの動く城」とその他に何本か。レンタルビデオもちょっとだけ。

その中で、一番よかった、心に残っている映画は・・・

「ショーシャンクの空に」

娘が今日はビデオを見る日だといって、何本か借りた中の1本。題名を聞いた時から、どこかで聞いたことがある気がして、私も見ることにした。

無実の罪で終身刑を受けた元銀行マン。アンディの刑務所での暮らしや、そこの人々との関わり、理不尽な出来事などなど、後に刑務所内で友人になるレッドの語りで描いていく。このレッドを演じるモーガン・フリーマンがすごくいい。見終わった後、本当にすがすがしい気持ちにさせてくれる映画だった。

映画を見ながら、いつかこのBlogにも書いたことがあり、きっとこのような生活を送っているにちがいない郷隼人さんのことが、何度か頭の中に浮かんだ。見終わって、「窓光・郷隼人歌集」 の「カリフォルニアからの便り」を見たら、郷さんが好きな映画の3本の中に入っていた。それで、この題名を聞いたことがあったことに、初めて思い当たったのだった。
 <郷隼人さんの短歌より>

 囚人(めしうど)の闇商人の売りに来る コーヒー、食料、エロ本、煙草

 「脱獄を試みたらば撃つ!」という、警告板(サイン)にスズメら憩う

  脱獄のドキュメンタリーを真剣に 皆んなで視ている囚人娯楽室(デイルーム)

 「仮釈放を拒絶さる」とは老い母へ 手紙に書けずふた月経ちぬ