紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

空を飛びたい!

2004-12-10 06:53:02 | 5・旅の日記
今年の3月、北海道の富良野にいった。
娘と一緒に10日間も行っていたのだけど、全部遊んでいたわけではなく、私は仕事もしていた。(一応いいわけ)

スキーをおもにしていたが、向こうで気球にのるツアーを見つけた。
それも、よくあるロープで係留されているのではなく、ちゃんと空を飛ぶ。
生まれてから、一度も気球というのには乗ったことがない。
20分で、1万円という料金は、ちょっと高いと思ったけど、富良野に行くことなどめったにないので、乗ってみることにした。

気球は、天候に左右されるので、朝7時にスタッフから飛ぶかどうか連絡が入る。
最初に申し込んだ日は風が強くてダメ。
その2日後、「今日は飛びます」という連絡が入り、宿の前で、8時に待っていることになった。

お客は、全部で7人。車で、広い畑まで連れて行ってもらった。
畑の雪の上には、気球やふくらます道具などが、置いてあった。

しかし、少し作業を始めたところで、雪が舞っていて、風も強いということで、しばらく様子を見ることに。
風ったって、全然吹いてないよ。と思うが、下はこのくらいでも、上に行くと、もっとずっと強いのだという。

近くでお茶を飲みながら、待った。しだいに空が晴れてきた。

また畑にいき、目の前で、スタッフ(4人)が7人乗りの気球をふくらませる。
もうすごく大きくなり、それを見ているだけで、ドキドキした。


しかし、さあ乗ろうといった時に、風が強くなり、スタッフがのったまま気球がひきずられた。
その後しばらく風がおさまるのを待ったけど、危険ということで、11時、中止になってしまった。
「えー、ウッソー。」こんなに晴れているのに~?。

スタッフの人たちは、半日がんばってくれたけど、飛ばないと料金はただ。これもずいぶん割の合わない仕事だなあと思った。それにしても、生まれて初めての体験だったのに、残念。

いつか気球で空を飛んでみたい。富良野では、冬じゃないと飛ばせないそうだ。畑から離着陸するので、夏は野菜が植わっているので、だめなのだ。