紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

思い出深い山

2008-08-04 17:38:51 | 3・山の日記
行く前から、白毛門~朝日岳は夏行くのは、暑くて大変だよ~といわれていた。
けれど、この山域は、大学時代初めて山と出会った場所であり、1992年、今から16年前に、最初で最後、家族4人でテントを担いで登った山なのである。
ほんとうは、その16年前に、このあたりを舞台にして本を書きたいという希望があった。

けれど、書かないまま16年の月日が流れてしまった。

もし書こうとすると、今登りに行くしかないだろう。夏のこのバカ暑い時期に、もう重い荷物を背負って、白毛門の登りに耐える自信は今後ありそうもない。
ということで、今年がんばって登ってみることにした。
一緒に行ったのは夫。夫は、登った後で、こんなに大変なら行かなかったといっていた。(苦笑)
私は最初からもちろん知っていたけれど、こんな大変なところに他の人は誘えない。
というわけで、2人でいってきたのである。

昔家族で登った時の写真。中1の息子はこの山の後、「ぼくはもう山には登りません。」と宣言した。




今回の登山の後で、そういうのも無理ないね、といい合った。この間の槍ヶ岳に連れて行っていたら、クサリだのハシゴだの、きっと楽しくて、もっと山が好きになっていたかもしれない。
娘は今でも、このあたりに、沢登りの後通ったりしているらしいが、どこが大変なの? といっているから、今家では一番体力がある人だね。


白毛門山頂。(1720m)8:50
とにかくようやく山頂に着いた。湯桧曽川をはさんで向かい側の谷川岳がよく見える。




笠ヶ岳の手前。シモツケソウが群生している。




笠ヶ岳山頂。(1852m)10:25




一番行くのに遠い、笠ヶ岳をおりた斜面には、ほんとうにすばらしい景色が用意されていた。一面のお花畑。ニッコウキスゲやハクサンフウロなどが咲き乱れていた。とはいいつつ、この先の道のりも長い。

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ほんの一時疲れがいやされるすてきな所であった。




朝日岳山頂。(1945m)12:20




その後、清水峠までおりて、テントを張って、泊まった。




とにかく暑い一日だった。ふだんの山では、私は1リットルくらいしか飲まないのに、2.5リットルも飲んだのだった。
写真を整理してから、コースタイムをのせたいと思う。


◆白毛門山~笠ヶ岳~朝日岳縦走=

計画表