◇ 今週のFOMCに神経を集中 = 5月の消費者物価は前年比5%の大幅な上昇。しかし長期金利は1.4%台まで下落した。これがFRBの金融政策に、どんな影響を及ぼすのか。その金融政策を決めるFOMC(公開市場委員会)が、今週15-16日に開かれる。とにかく、その結果待ち。先週のダウ平均は、史上最高値を目前にしながら277ドルの値下がりとなった。ただ下げればすぐに買いが入るから、大きくは下がらない。
日本でもワクチンの接種が進み始めたから、市場としては景気回復に期待して買い上げたいところ。だがニューヨーク市場が足踏みし、企業業績の先行きもやや物足りない。オリンピックは強行されそうだが、海外から観客は来ない。選手や関係者も行動が規制され、経済効果は極端に低下してしまった。そんな状況で、日経平均は先週7円の値上がりにとどまった。
今週の株価は、FOMCの結果しだい。もし緩和政策の継続を断言すれば株価は上がり、ダウは最高値を更新するだろう。もし政策の修正を婉曲に匂わせれば、株価の足踏みが続きそうだ。東京市場の場合は、10都道府県に発令されている緊急事態宣言が20日で終われば上げ材料。まん延防止等重点措置に切り替われば、消化不良の状態に陥るかもしれない。
今週は15日に、4月の第3次産業活動指数。16日に、5月の貿易統計と4月の機械受注。18日に、5月の消費者物価。アメリカでは15日に、5月の小売り売上高、工業生産、生産者物価と6月のNAHB住宅市場指数。17日に、5月の住宅着工戸数。また中国が16日に、5月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日本でもワクチンの接種が進み始めたから、市場としては景気回復に期待して買い上げたいところ。だがニューヨーク市場が足踏みし、企業業績の先行きもやや物足りない。オリンピックは強行されそうだが、海外から観客は来ない。選手や関係者も行動が規制され、経済効果は極端に低下してしまった。そんな状況で、日経平均は先週7円の値上がりにとどまった。
今週の株価は、FOMCの結果しだい。もし緩和政策の継続を断言すれば株価は上がり、ダウは最高値を更新するだろう。もし政策の修正を婉曲に匂わせれば、株価の足踏みが続きそうだ。東京市場の場合は、10都道府県に発令されている緊急事態宣言が20日で終われば上げ材料。まん延防止等重点措置に切り替われば、消化不良の状態に陥るかもしれない。
今週は15日に、4月の第3次産業活動指数。16日に、5月の貿易統計と4月の機械受注。18日に、5月の消費者物価。アメリカでは15日に、5月の小売り売上高、工業生産、生産者物価と6月のNAHB住宅市場指数。17日に、5月の住宅着工戸数。また中国が16日に、5月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ≫