◇ ダウはことし最大の値下がり = FRBは先週16日「ゼロ金利政策を23年中に止める見通し」を明らかにした。これによりダウ平均は5日間の続落、先週は計1190ドルの値下がりとなった。ことし最大の下落で、株価は4月初めの水準にまで押し戻された。FRBは緩和政策を終了する理由として「景気の回復」を挙げているが、市場では景気敏感株も売られてしまった。
日経平均は先週15円の値上がり。ニューヨークの市況が弱いから、どうしても上値は追えない。にもかかわらず下落しなかったのは、まず日本株が出遅れていること。加えてワクチンの接種が順調に進み始め、東京や大阪の緊急事態宣言がまん延防止措置に切り替わることで期待感も出たことによるもの。
FRBの見通し内容をもっと重要視すれば、株価はまだ下がる。それほど重要視しなくてもいいと考えれば、株価は反発する。今週は市場がどちらの判断に傾くかで、どちらかに大きく上下することになりそうだ。ニューヨークが反発すれば、東京も上がる。続落すれば、東京も下がる。
今週は24日に、5月の企業向けサービス価格。25日に、6月の東京都区部・消費者物価。アメリカでは22日に、5月の中古住宅販売。23日に、5月の新築住宅販売。24日に、1-3月期のGDP確定値が発表される。
≪21日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週15円の値上がり。ニューヨークの市況が弱いから、どうしても上値は追えない。にもかかわらず下落しなかったのは、まず日本株が出遅れていること。加えてワクチンの接種が順調に進み始め、東京や大阪の緊急事態宣言がまん延防止措置に切り替わることで期待感も出たことによるもの。
FRBの見通し内容をもっと重要視すれば、株価はまだ下がる。それほど重要視しなくてもいいと考えれば、株価は反発する。今週は市場がどちらの判断に傾くかで、どちらかに大きく上下することになりそうだ。ニューヨークが反発すれば、東京も上がる。続落すれば、東京も下がる。
今週は24日に、5月の企業向けサービス価格。25日に、6月の東京都区部・消費者物価。アメリカでは22日に、5月の中古住宅販売。23日に、5月の新築住宅販売。24日に、1-3月期のGDP確定値が発表される。
≪21日の日経平均は? 予想 = 下げ≫