この日は万博であったテニスのイベントで息子に付き合った後、みんぱくでやってた特別展「イメージの力」に訪れてきた。
イメージの力展ではみんぱくが所蔵するコレクションから約600点が
通常みんぱくで展示されているような地域や時代ごとの分類でなく、
イメージの持つ造形性や効果、機能に着目して展示されているのだそう。
パプアニューギニアの神像付きの椅子。
プロローグでは世界各国の仮面がずらりと並ぶ。
みんぱくの常設でも仮面のコーナーは存在感いっぱいで面白いのだけど
こんな風にいろんな国の仮面が寄せ集まって一度に見れるのも楽しい。
第1章は精霊や神々など目に見えないもののイメージ像。
パプアニューギニアの精霊像付き机
マレーシアの狩猟神の像もインパクト大。
パラオの民芸品、トコペイ人形。
なんだか笑えるかわいさ・・
細密に絵が描かれたペルーの飾りひょうたん
手形のお守りはエジプト、カイロのもの
なんとこのライオン像はガーナの棺桶。
棺桶がこんなライオンだなんて~驚いた。
ガーナの棺桶はライオンだけでなく、イカや飛行機、魚やベンツまで・・
故人の現世の職業や憧れなどを棺桶に表現するのだそう。
こんなビールの棺桶まであった!
中国山岳民族の子供の帽子も色合いやデザインがとても可愛い。
セネガルの床屋の看板
同じくセネガルの髪結いの看板。
女性の髪形の方がバリエーションがあって面白いなあ。
セネガルやベトナムで売られているビールやジュースのアルミ缶などを使って作るおもちゃ
最後のコーナーは漁網や脱穀具、はしごやナイフなど世界の民具が現代美術風に展示されていて
不思議な空間だった。
こちらはコンゴの投擲用ナイフや儀式用の剣。
形もユニークで、こんな風に並べるとアートっぽいなあ。
まだまだたくさんの展示、いつもの博物館で見るのとはちょっと違った視点で、美術作品的に楽しむことができた。