m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

銀谷のひな祭りと町歩きその一

2019-03-07 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

生野クラブへ行くために、生野の駅に降り立ち、駅前から町歩きを開始。

駅前には立派な旧旅館が佇む。

明治42年に建てられた旧日下旅館は大正10年に木造三階建てに増築されたそうで、
 
基礎には、カラミ石が用いられた地下室もあり、食品の貯蔵に用いられていたとか。

 

 

 

 

 

 

 

旧日下旅館の向かいにも一軒、旅館らしき建物が。

 

 

玄関の両脇には丸窓に竹の細工が施されていた。

 

 

この土日は乗合馬車が特別運行中。

 

 

大正時代の醤油蔵のある石川醤油店

 

 

ひな祭りのこの時期は各家でお雛様が飾られ、それを巡ることができる。

明治後期に建てられたという醤油店の中にも多くの古文書と共にお雛様が飾られてた。

今は奥さんが一人で醤油造りをされてるそうで、醤油漬けの大根を試食させて頂き、

なぜか醤油でなく、すすめられたひなあられを買ってしまった。

 

 

マルフク新聞舗。

玄関周りと一階の窓下には型押しタイルが貼られてた。

 

 

おたふくのような顔が真ん中に貼り付く鬼瓦。

 

 

大正初期に建築された中田邸には玄関内に昔の電話ボックスがある。

ひなまつりの時期には玄関が開いていて、こんな中まで入って見ることができるとは。

 

 

吹抜けの玄関

 

 

明治20年頃に建てられた旧海崎医院。

ちょうど横の空き地に車を停めてる方がおられたので、中を見せて頂けないか尋ねてみたところ、

あっさりと見せて頂けた。

 

 

元待合室だったという部屋が残されていて、天井は格天井、それぞれの桝には

草花や月や太陽など、風流な絵が描かれている。

 

 

 

 

玄関の天井にはこんな鳥の繊細な絵も。

なんと豪華な待合室・・

 

 

ここは受付窓口後だそう。

この待合室に続いて、診察室が続いていたそうだが、現在はもうないという。

 

 

タイルが美しい旧理容院も発見。

 

 

 

  

大正9年に鉱石輸送用に建設された専用道路跡、トロッコ道

 

 

明治後期に建てられた旧松一醤油店邸宅。

洋風建築に見られる軒蛇腹が施されているのが特徴。

 

 

何段にも重ねられた軒蛇腹は重厚感たっぷり。

 

 

町中のあちこちで見られるカラミ石は製錬作業で出る廃棄物をブロック状に固めたもの。

明治時代中期に多く製造され、塀など建築資材として活用されたという。

 

 

 

 

 立派な鬼瓦が乗った天理教の建物。

 

 

 

 

こちらにもお雛様が飾られてた。

 

 

こちらの建物も古そうだ・・

現在は珠算教室などに使われてるようだ。

 

 

窓越しに覗いてみると特徴的な飾りのついた階段の柱が見えた...

 

 

カーブが素敵な持ち送り。

 

 

旧吉川家住宅は江戸時代に建てられた古民家で、代々山師を務め郷宿を営んでいた吉川家の本邸だそう。

現在、生野まちづくり工房井筒屋として口銀谷地区のビジターセンターとして活用されている。

 

 

太い梁のある吹き抜けの茶の間。

 

 

ひな人形に混じって、子供サイズの人形たちが火鉢を囲んでてかなり怖かった・・

 

 

 

 

 

コメント
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