ペーナ宮、王宮と見学した後は、もうお昼を回っていたので、
ちょうどお店が立ち並ぶ、王宮付近でお昼ご飯を食べることに。
石畳の敷かれた細い路地にはお土産屋さんが立ち並ぶ。
ふと覗き込んだお店は階段にタイルが貼られ、
カラフルなバッグがディスプレイされていた。
バッサバサの筆でランダムに色付けしたようなタイルは
遠目で見ると、デニムのような質感が。
お昼はケバブのサンドイッチを頼んだら、すごいボリューム。
ポテトとコーラもセットで、ジャンクな昼食を。
お昼ご飯の後、何気なく惹かれて入ったお土産屋さん。
様々なタイルが並ぶ店内。
お土産のタイルを物色し、40年前のデッドストックのタイルを購入した後、
工房があるようだったので、覗いてみた。
一人の職人さんがタイル絵を製作されていた。
繊細でとても美しい絵で、タイル絵を手描きで描かれているアーティスト
の方のようだ。
これはタイル友の会の一員として?交流を持たねば、と話しかけてみた。
とても気さくな方で、店内に掛けられていた絵も、自分が描いた水彩画だと案内してくださった。透明感のある華やかな色彩の絵が何枚もあった。
水彩画とタイル画を描かれているアーティストの方のようだ。
こちらはタイル絵に用いられる顔料。
タイルはこちらの電気窯で焼かれてるそう。
その方は絵(タイル絵?)の先生でもあり、日本人の生徒も教えているとのこと。
私もタイルが大好きで、ポルトガルへタイルを見に来たことや、趣味でタイルを作ってることもお話し、
記念に?三枚持ってきた自作のタイルマグネットのうちの最後の一枚をもらってもらうことにした。
すると、たいそう喜んで頂け、
なんと、手書きのサイン入りのタイルを壁から外し、私にプレゼントしてくれたのだ。
ええっ!
ご挨拶代わりにしょぼいタイルマグネットをお渡ししただけなのに、
こんな立派な作品を頂いていいのか?!
と躊躇したが・・
「シントラの思い出に」と言われて、有難く頂くことに。
うわぁ、なんかうれしいなあ。タイルが好きというのが伝わったのかなあ。
タイル好きは万国共通なんだなあ。
アーティストの方は、先ほど、私の買い物の相手をしてくれた店員さんのことを自分の息子だ、と紹介し、その息子に、私を「シントラの素敵なスポットへ案内して差し上げろ」と命じた。
突然そんなことを言われた息子は困惑しているようで、私も次の行程があったので、丁重にお断りし、お別れすることに。
それにしてもタイルを通じて、アーティストの方と交流を持てたことがとてもうれしかった。
頂いた名刺とパンフレットを後ほど見てみると、
アルメイダ・コヴァルさんは世界55か国で展覧会を開催されていて、
人道的画家として、ヨハネパウロ二世から表彰を受けているとか・・
なんだかすごそうな方だった。
そうとも知らずにへんなマグネットを渡してしまった私;
この後はレガイラ宮殿へ向かった。
レガイラ宮殿は次のブログにて。
こちらはレガイラ宮殿の後訪れた「ムーアの泉」
ガイドブック的には地味なスポットのようだったけど、
タイル的にはすごい量のしかも状態のよさそうなタイルがびっしりと貼られている。
シントラの水は良質だそうで、この他にもいくつか泉を見かけた。
泉の外壁にはデザイン違いのタイルも。
こちらも途中で見かけた泉。
やはりアズレージョで彩られている。
更に別の泉。
こちらも大理石のレリーフとタイル。
お土産屋さんの手彩色のミニタイルマグネット。
これもお土産に数枚購入。
アイアン製品のお店も。
可愛いドアノブやフックがいっぱい。
南京錠も惹かれる・・
露店で売られてた手作りのアクセサリー。
これがすごく素敵だった。
細い針金的なものを巻いたり、ねじったり、で作られているようだけど、
デザインも素敵で欲しかったけど、ブレスレットとかしないんで諦めた。
同じく、姉弟で作られてるという細い紐のようなものを編んで作ったという
ネックレス。色彩がきれいだ~。
ボルダロ工房の陶器たち。
どれもこれもリアル過ぎる野菜だったり、果物だったり。
レガイラ宮殿へ続く。