蝶の家からは10時に予約していたカタルーニャ音楽堂へやってきた。
こちらは以前来た時には外観しか見てなくて、今回最も内部を楽しみにしていた建物のひとつ。
カタルーニャ音楽堂はドメネク・イ・モンタネールの最高傑作と言われるコンサートホールで、
1905年から1908年にかけて建設された。
ファサードのコーナー部分にはカタルーニャの守護聖人、サン・ジョルディの彫刻が貼り付く。
サン・ジョルディ、よく見かけるなあ・・
正面玄関には赤煉瓦にカラフルなモザイクタイルが貼られたアーチの柱が並ぶ。
花のデザインが可愛いモザイクタイルが貼られた柱。
今は使われていないようだが、モザイクタイルに囲まれたチケットブースの小窓。
玄関ホールへ入ると、目の前はホワイエ。
レストランやカフェとしても使用されている。
ドーム状の天井にはタイルがリボンのように掛けられ、
陶製の花がボタンのように留められている。
煉瓦とタイルの柱からは放射状に梁が伸び、
柱頭には陶製の花の飾りが華やか。
バラの花のデザインのもの。
その煉瓦の梁にもタイルが貼られ、グリーン系のグラデーションが美しい。
中央のキッチンカウンターの上部はステンドグラスのスクリーンが四方を囲む。
色とりどりの淡い色彩のガラス、レンズのような丸いステンドグラスが可愛い。
カフェの入口は全面ステンドグラスに覆われていて、
曲線が優雅なアールヌーヴォーな花のデザイン。
カフェの腰壁や階段周りにもふんだんにタイルが使われている。
優しいベージュの色合いのレリーフタイルと、ピンク色のタイルが差し色に。
水色のタイルとの組み合わせも。
見学ガイドツアーはカフェの隣のリハーサルホールへ。
こちらは小規模なコンサートやプレゼンテーションなどに利用される小ホール。
こちらでスライドを見た後は二つのグループに分かれて、見学スタート。
リハーサルホールの腰壁のタイル。
階段のタイルとはまた少しレリーフタイルのデザインが違う。
私たちは階段を上がって二階からの見学。
階段親柱に立つ、豪華絢爛な照明。
階段踊り場のステンドグラス。
階段の手摺子は陶の飾りとガラスでできている。
階段の壁、天井はふんだんなタイルに覆われている。
花のステンドグラス、陶製の花のレリーフ・・花に埋め尽くされた空間・・
この段階でもう、タイルでいっぱいいっぱいな満足感があったが、
まだまだここから怒涛のモザイクタイル攻撃が・・
ルイスミレーホールとそのテラス編へ続く。