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益子&笠間他やきもの旅2024【真岡・岡部記念館「金鈴荘」&下館の近代建築巡り他】

2024-01-21 | 益子&笠間他やきもの旅2024

益子から真岡鉄道に乗って、下館へ向かうつもりだったが、少し時間に余裕ができたので、真岡へも降りてみる。
レンタサイクルを借りて「金鈴荘」へやってきた。


蔵造の建物は、明治中期に建てられ、昭和27年まで岡部呉服店の展示会場などとして使われ、その後は、昭和63年まで料亭として使われていたという。
床の間には、紫檀や黒檀、鉄刀木などの高級建築部材が用いられていて、


金箔が施された襖には力強い山水画が描かれている。
天袋共々この地方に縁のある作者のものだそう。





襖には金箔が五層も施されているのだとか。


引手いろいろ。
こちらは向い合う龍。





シダ系の植物がうっすら描かれてる。漆塗の引手。


ガラスだけでも桟に囲まれた一枚が現在の価格で3万もしたとか。


窓の外は、回遊式庭園が広がる。


庭園から見た岡部記念館「金鈴荘」




真岡から下館へ移動時は、+500円で蒸気機関車の特別車両に乗って移動。
(時間的にこれしかなかった)


下館では、近代建築を巡りながら板谷波山記念館へ向かうことに。
洋風のレリーフ装飾がつく和菓子店、花赤堂本店。


大谷石の蔵造の民家。



アール・デコの意匠が素敵な中澤時計店。


縦長の上げ下げ窓が並ぶ一木歯科医院。


一木歯科医院の向かい辺りにあった、何か建物の一部分だったような遺構が・・


これも、気になる。


飯沼薬局も、左右非対称のアール・デコの意匠。


醸造業を営んでいた荒川家(現在は酒店)の店蔵と住宅部の洋風の母屋。
店蔵は、明治期に建てられたもので、



洋館部分は昭和8年に建てられたもの。


2階と3階には、こんな半円の窓が見えた。


向かいは、「荒為」の屋号の卸問屋を営んできた荒川家住宅。
こちらも店蔵と、住宅と商談の間として使われた三階建ての主屋からなる。
現在、懐石料理のお店「食の蔵 荒為」として活用されている。
お昼はお手頃そうだった。


ピンクのタイル貼りの美容院。



やや色むらのあるタイルが雰囲気があっていいな。



ちらほらと、大谷石造りの蔵を見かける。


そして、板谷波山記念館へやってきた。
板谷波山の生家が移築保存されている。


展示館では、いくつかの作品の展示も。



ボタンの花が浮き彫りにされた白磁が端正でとても美しい。
氷華磁といって、透明釉を還元焼成したもので、やや青みを帯びている。



蓮の葉?に乗ったカエルがリアルな壺。


仏手柑だったかな?
小ぶりの青磁の器がかわいい。


更紗から取り入れた模様をモチーフにしたという模様がオリエンタルな香炉。
三面とも模様が違っていて素敵だった。


5枚のホタテ貝を合わせたようなユニークな形の器。

この後、しもだて美術館へも行きたかったが、ちょうど休館中だったので
この日の宿泊地、笠間へ向かう。


この日食べたもの。
バインミーの専門店を見つけたのでついつい。
パンはサクサクで、具のバランスもよく、おいしかった。


ネギが盛り沢山だった刀削麺。


イチゴ大福を夜のおやつに。
イチゴは餅にくるまれておらず餅は粒粒状になっていて、
餡とクリームの上に敷き詰められているという風変わりなビジュアルに惹かれて。


宿は、笠間駅の駅前旅館いなみへ。
階段上のカラフルなアクリル板の入った仕切り。



型板ガラスの窓


2階廊下。


宿泊した部屋、「石くら」




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