この日は我が家で恒例の異食文化の会でロシア料理の会を開いた。
私はロシアでモデルをしてるという会社時代の先輩Oさんのレシピでボルシチを作り、
前回試作していた同じくOさんのピロシキのレシピをもとに、今回は皆でピロシキ作りを。
さらに皆、各自ロシアにちなんだ料理をたくさん用意してきてくれいつもながら豪華な食卓に!
ピロシキの生地を24等分し、丸め、手際よく具を包む友人たち。
皆、パン作りをよくしてるせいか?手際がいいぞ~
道具は一式、友人が持ってきてくれた。
具はミンチ肉と野菜を炒めたものの他、りんごのペーストも用意していたが、
りんごペーストは砂糖と水を追加して熱し、片栗粉でとじると「キセリ」というロシアの飲み物になるとIさんが教えてくれたのでやってみた。
果汁に片栗粉でとろみ付けとは今まで考えたことなかったが、なかなかこれも美味しい!
ロシア人はしっかり焼き色をつけるのが好みと聞いていたのでしっかり目に焼いてみた。
こんがりいい色に焼きあがったピロシキ。
う~ん、美味しそう~
ビーツの缶詰を入れたすぐ後のボルシチ。
ビーツは煮込むほどに色が消えてしまうと聞いてたので最後の最後に投入してみた。
これからしばらく煮込んでみるとなるほど色が紫から赤っぽい色に変わった。
こちらは「テフテリ」という肉団子料理。
ロシアの肉団子はミンチ肉にご飯も入ってるのが普通だそう。
かさ増しの為か?
でも米が入ってるとは言われないと気付かないかも。
サワークリームにケチャップを混ぜたオーロラソース風のものをかけてオーブンで焼く。
このソースがまた肉団子にマッチしていて美味しかった。
こちらは「ペリメニ」
モンゴルの水餃子がルーツだそう。
ゆでたり、スープに入れたり、焼いたり揚げたりして食べる。
トッピングはこれまたサワークリームで、こてこてにまぶして食べるのだとか。
こちらは見た目も美しいロシア風前菜。
にんじんの千切りはマヨネーズとニンニクで和えたもの。
カッテージチーズをサーモンで巻いたもの、ゆでたまごときゅうりをサワークリームで和えたもの。
ボルシチも仕上げはサワークリームだし、ロシア料理にサワークリーム欠かせないもののようだ。
この日はサワークリーム三昧~
後、ロシアの味のポイントはカテージチーズとマヨネーズだとか。
更にお隣ポーランドのドレッシングを使ったサラダも。
ドレッシングにはハーブのディルがたくさん入ってる。
ピロシキにも乾燥のディルを用いたが、ロシア料理にはこのディルもポイントのよう。
ところで私はこの前、富田林の道の駅で初めてみた野菜、「フローレンスフェンネル」というものを購入していたのだが、
ネットでレシピを探してもいまいち分からず、皆に相談しようと出してみたのだが、
皆これが「ディルだ」というのだ。
ロシア料理の会の前に偶然ディルを購入していた私。
この葉の部分を今回ピロシキの具にも入れてみた。
今回のロシアのおやつは「スィールニキ」
カテージチーズやくるみが入ったチーズケーキのようなもの。
見た目はパンケーキだけど、しっかりチーズケーキの風味が。
ロシア料理ってあまりメジャーではない?と思ってたが、日本でなじみのあるビーフストロガノフやロールキャベツも元はロシア料理のようだ。
このメンバーの中では誰も行ったことがないロシアにいろいろと思いを馳せながら、今回もお腹いっぱい、満足のロシア料理の会だった。
さて、次回のテーマは?ということで、アフリカ、北欧、エジプト、モンゴル、アボリジニなどの料理が話題の上り、さらには正統派?フレンチやイタリアン、などという意見も出たが、
何が正しいのか?分からないくらいの料理でないと自信がない(←自分)というこうこともあり、
次回は「イギリス料理はほんとに不味いのか?」を検証する会、となった。