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m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

田んぼのけいとう

2010-10-19 | 季節の花・自然


自転車が快適な気候になった。
ひんやりとした秋の空気の中を自転車で走り抜けるのは気持ちいい~
通りがかりの田んぼのあぜ道に咲くけいとうの花に惹かれて立ち止まった。
目の覚めるような鮮やかさ!





これはまさしく鶏頭だ~
にわとりのとさか、そのもものような形。





もこもこもことビロードのような質感がおもしろい。





鮮やかピンクのけいとうに混じってひっそり咲いてた黄色のけいとう。
黄色のけいとうって初めて見た。





ほんとにきれいなピンク!





青い空にも映える。





蔵にも映える~





あぜ道には百日草も。





色とりどりのお花畑・・





春に負けず、秋の野もにぎやか!







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秋祭り2010

2010-10-17 | 趣味その他


今日は秋祭りの日。
去年、息子は太鼓の乗り子として役目を果たしたが、去年の乗り子は今年は
おみこしの「脚持ち」としての役目が待っている。
今年も父息子で参加。





今年は乗り子の人数が足らず、太鼓は出ないことになり、
去年の乗り子たちが始まりと終わりに景気づけに太鼓を打ち鳴らすことになった。
去年は本番までに何度も練習があったので、今年は事前練習は三回だけ。
子どもたちの掛け声と太鼓の音でお祭りが始まった。





今年はおみこしが2基と子どもみこしが1基。
太鼓が出ていない分、担ぎ手も少なめで去年に比べてちょっとさみしいお祭りとなったが
元気な掛け声でおみこしは神社を出て行った。





脚持ちをする息子。
何カ所かの休憩地点でおみこしを置く時に使用する脚を持ち運ぶ役目。
結構重たいものなので、何人かで交代で持ち運ぶ。
休憩場所に着くと即座に脚をみこしの下に設置しなければならず、
皆下ろしたくてウズウズしてるのでぼやぼやしてたら罵声が飛んでくる・・






今年は獅子舞も二匹登場。






獅子舞に頭をかぶりついてもらう娘。
頭をかぶってもらうと頭がよくなるといわれてる。
沿道で見てる子どもたちに獅子舞はかぶりついてくれるのだが、
小さい赤ちゃんなんかは恐い獅子の顔を見て皆大泣き・・






神様を乗せたおみこしが御旅所へやって来た。
ここでお祭り前半は終了し、お昼休みに。






記念撮影をして、皆一旦解散。






お昼は、隣の義父母宅でうちの両親も呼んでもらって皆でバーベキューを楽しんだ。






午後2時、お旅所から神社目指して再出発~
西日を受けてきらきら輝くおみこしがきれい。





クライマックスの宮入りでは子どもたちの太鼓が打ち鳴らされ、おみこしが境内を7周回る。
腰をいわして、昨日整骨院へ行ったばかりの旦那がかついでる~?!
今日は無理しないと言ってたのに、前半の担ぎ手がダウンして借り出されたとか。
苦悶の表情が見え隠れしてるし~見てるこっちまでひやひやもの。
旦那の体はボロボロ?になったが無事終了したお祭り。
さわやかな秋晴れの中、今年も秋祭りを存分に楽しんだ。


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マレーシアのお土産

2010-10-16 | 趣味その他


今回、マレーシアでマジョリカタイル以外で自分用に買ったお土産は、まずこの木彫りの船をこぐ人形。
東海岸の原住民が作ったアンティークだそうで、
この船の舳先にしがみついてる人がポイント高い~と一目ぼれ。
が、木彫りの人形ごときに払える値段とはとても思えない価格がついていた。
とりあえず値切ってみたけど、大幅な値下げはできなさそう・・
この値段ではとても買えない・・





一旦は諦めたのだけど、やっぱり欲しくなってしまい
セントラルマーケットの中をぐるぐる回りながら悩み、家族が先に帰ったのであらためて値段交渉を。
自分はどうしてもこの人形が欲しいのだけど、値段が高すぎてとても手が出ない、
でも欲しいのだ~ということをお店の店主に片言の英語と目で訴えた。
お店の人の言う、アンティークで1点物だ、というのは分かるけど
自分にとってはちょっと高すぎるのだ。
粘り強い交渉?で気持ちが通じたのか値段が下がっていった。
半額とまではなかなかいかず、もう一声、というところだったが、お店の人もいっぱいいっぱいのよう、
こちらも妥協しなければと折り合いをつけ、めでたく手に入れることができた!





船をこぐこの無表情な人の顔が又いい感じ。





そしてもう一つ買った人形はこのあやつり人形。
ちょっと顔が恐くておっさんぽいのだが・・
胸があるのと髪をまとめてるところを見ると女の人のよう。





プラナカンカラーをイメージさせる刺繍がきれいなベビーシューズ。


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マレーシアのお菓子

2010-10-15 | 食・グルメ
その土地のスーパーに入り浸って珍しいものを物色するのは大好きなので
マレーシアでもマラッカ、ペナン、KL各地で物色してきたお菓子をあらためてご紹介。
お菓子は友人を招いてお披露目&品評会したり、異国の風を感じてもらうべく詰め合わせにして配ったりして楽しんだ。(自己満足。。)
友人には喜んでもらえたり、不気味がられたり?と反応はさまざまだったが・・;





ココナッツクッキーと書かれていたこのお菓子はココナッツミルクが入った軽い歯ごたえのお菓子。
「Boro」と書かれてるように日本のボーロに食感が似た感じ。
食べやすくて好評。





花生穌と書かれてたこのお菓子は中には砕いたピーナッツ、上にもピーナッツが乗っていたクッキー。





これもピーナッツ?を粉状にしてから固めたようなお菓子。
ポロポロ崩れるくらいやわらかい。
ベトナムで買ったお菓子、緑豆餅に似た感じ。





これはマラッカの老舗の菓子工房、ババチャーリーで買ったパイナップルタルト。
パイナップルジャムが入っているが生地は甘くなくてさっぱり美味しい!





同じくババチャーリーで買ったもので、マラッカの砂糖、グラムラカのペーストと説明されたはずだけど、開けてみるとグラムラカを使ったういろうのようなものだった。





KLのセントラルマーケットの中で試食をさせてもらって美味しかったので買ったもの。
きなこがたっぷりまぶされたサクッとした食感のお菓子。





これはペナンの名物タオサーピア(豆沙餅)
緑豆の餡のお饅頭。





これが今回、激マズNO.1のお菓子(おつまみ?)だった~
串に味付けの干物っぽいものが刺さっていて、最初は味付けにごまかされつつ食べていると、キョーレツなタイヤ?のような後味がやってくる。
コンビニで買ったけど、結構あちこちでみかけたので人気商品?と思いきや
日本人の我々の口には合わなかった;





サゴヤシのでんぷんからつくられたお菓子、西米露雪餅。
これもサクサクした食感で甘さ控え目のお菓子。





Snowy Cakeと書かれたこのお菓子は、仏壇に供える「はくせんこう」の食感ににてる。
なぜか樟脳の風味がついている・・





生地が何層にも分かれたピーナッツ風味のお菓子。
これは結構美味しい。






中華系のお菓子なのか?
牛耳餅と書かれたこのお菓子は名前が不気味だけど、牛の耳の形をしてるってことだろうか?
やや塩気が効いたほんのり甘い渋いお菓子で、私は気に入った~





切穌餅と書かれたお菓子。
見た目、日本のかりんとうなのに、食べてみると甘くない辛いお菓子で
そのギャップがちょっと不気味・・





これは見た目でかわいい~~!と買ってしまった。
大袋入りを買ったのに、スーツケースの中に入れて持って帰ってきたらほとんどが粉々に
なってしまってた(泣)
しかも品評会?でお披露目するの忘れてた;


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マレーシアの旅2010【番外編:デング熱】

2010-10-14 | マレーシアの旅2010
無事終わったかにみえたマレーシアの旅だったのだが・・
今回は帰って来てからとんでもないハプニングが待ち受けていた・・
帰ってきて3日目の夜中に娘が頭痛を伴う発熱に見舞われ急きょ入院することに。
検査の結果、なんとデング熱と判明;

デング熱は東南アジアなどに生息するネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介するウィルス性の熱性疾患でそのウィルスを持つ蚊に刺されることによって感染、発症する。
感染しても発症しないということもよくあるそうなのだが娘は見事に発症してしまった。
潜伏期間は4日から7日というので、ペナンで行ったトロピカルフルーツファームが濃厚かなあと。
蚊対策としては虫除けスプレーに虫除けリング、シールと総動員していたのだが、それがあまり効果がなかったようで、
娘は結構蚊に刺されてしまっていた。
蚊に刺されないようにするというのは東南アジアの旅では基本といえば基本だったのに・・防御を怠ってしまったのが悔やまれる。

娘は40度近い高熱が2日ほど出、その後急に熱が下がり、ほっとしたのもつかの間、もう一度熱が上がり出した。
これはデング熱の特徴で二度熱が出て下がるというようなM字型の熱型をたどることが多いのだそう。
デング熱の治療としては特効薬があるわけではないので
水分補給の点滴のみで本人の免疫力と自然治癒力による回復を待つしかないという。

もうひとつ心配だったのはデング熱より重篤なデング出血熱になってないかどうか・・
デング熱の症状のひとつに血小板の数値が下がるというのがあるのだけど
デング出血熱というのになると、血小板の数値の低下が著しく、
解熱時に鼻や歯茎など体の粘膜からの出血に始まり、
ひどい場合は血管からの出血でデングショック症候群というショック状態に陥る危険な場合があるそう。
これはデング熱に二度目にかかった時になる確率が高まるそうだが、一度目で必ずしもならないというわけではないそう。
娘の場合は血小板の数値は徐々に下がっていたのだが、
幸い輸血をすることもなく、デング出血熱でもなかったようで
二度目の熱は一日で下がり、その後は急速に回復することができた。

今回もホメオパシーを補助的に使った。
一度目の高熱が出ている時は髄膜炎を防ぐためのレメディ(Bell)を、
二度目の熱が出た時にはホメオパスに相談して、デング熱に有効なレメディ(ChinaとPuls)を取らせてみた。
そのおかげかどうか実際のところはわからないけど、ほんとに無事早期に回復することができたのでよかった!
病院では水分補給の点滴だけで回復を待つという感じだったのでホメオパシーは今回も自分にとっては大きな心の支えになった。
世間では最近バッシング報道があったりで、逆にホメオパシーが知られてきてるようだけど、
私はこれまでと同じようにホメオパシーを妄信することはないけど、
有効だと思う場合は生活に取り入れていこうと思う。

入院した市民病院では、やはり今までデング熱の患者を受け入れたことはなく
子どものデング熱患者というのも症例があまりなかったよう。
病院ではデング熱などの感染症に詳しい病院と連携を取りながら、綿密に対応をして頂けたので、
おかげ様である程度安心感をもって10日間の入院生活を送ることができた。

海外へ行くということはさまざまなリスクがあるということとある程度覚悟を持って行ってたつもりだけど、
今まで数度の家族での海外旅行では病気などのトラブルにあったこともなく
常々うちの子どもたちは丈夫だと過信してしまっていたことから危機管理が薄れてしまった結果だなあと・・
娘には申し訳ないことをしてしまったと反省・・;

デング熱は二度目に掛かった場合、より重篤な症状が出るデング出血熱になる確率が高まるということで、
子どもたちとはもう二度と東南アジアをはじめ、その熱帯の蚊が生息する地域へは
行くのは控えようと思う。
特に山奥や森林に行かずとも都会にもデングウィルスを持つ蚊はいるので。
今回の旅は家族での東南アジアへの最後の旅になってしまった。


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マレーシアの旅2010【アロー通りの屋台他】

2010-10-13 | マレーシアの旅2010


マレーシアの旅編、いい加減に終わらせないと;
最後はクアラルンプールで食べた物。
クアラルンプールで泊まったブキッ・ビンタンはアロー通りの屋台街が有名。
晩御飯は二晩ともこの屋台街ですました。





あちこちに見られた屋台はフルーツ屋台。
ドリアンの屋台が多くて立派なドリアンが山積み。





私はドリアン好きだが家族は皆嫌いなのでスーパーでも丸ごとはなかな買えなかったのだけど
屋台ならどこでもパックに小分けして売られてるのだ。
値段もラップの上からマジックで書かれてるので安心。
1パック買って一人で平らげた~満足。





この手前の大きな果物はジャックフルーツ。
この果物もにおいにちょっとクセがあるのだけど美味しい!
ここでも1パックお買い上げ。





これはココナッツジュース屋台。





中華料理、点心のお店も多い。





この日はここでいくつか点心を頼んでみた。
大きな葉っぱに包まれていたのはもっちりしたちまき。





ここで飲んだ「テ・タレ」は底のシロップ?がなんとなく薬膳ぽかった。





油条などの揚げパンを売る屋台も。
ここでも買い食い。





蒸したり揚げたりのいろんな串の屋台。










朝ごはんに食べた肉骨茶(バクテー)
漢方薬で煮込んだ骨付きの豚肉でご飯に汁も一緒にかけて食べる。
ホテル近くの有名店、「新峰肉骨茶」にて。
名物料理というので期待して食べたが・・
薬膳風味(八角?)がきつ過ぎて自分たちにはいまいちだったかも・・





セントラルマーケットの中で食べた「ロティ・ジャラ」
卵がたっぷり入ってそうな生地を網目状に焼いたもの。
これを頼んだらカレーと一緒に出てきた。
たたんで、カレーに付けて食べる。





チャイナタウンにて、のどが渇いたのでロンガン水を。
羅漢果と龍眼という果物の実が入ってる甘い飲み物。
さっぱりと美味しかった!





ロンガン水の斜め前にある豆腐花の人気店。
さすがにロンガン水のすぐ後にはしごはできなかったけど。





亀苓膏(亀ゼリー)で有名な恭和堂の店先。





亀ゼリーは亀の甲羅の成分と漢方をブレンドして作られたもので、かなり苦い。
正露丸とサロンパスを混ぜたような風味というか・・
でも何か効きそうな感じがして自分的には結構好きな味。
別添えの甘いシロップをかけて食べる。


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奈良のダリア(馬見丘陵公園・全国都市緑化ならフェア)

2010-10-12 | 季節の花・自然


昨日は久々家族で遠出してきた。
奈良の大宇陀へ行って観光してダリアの球根を生産してるという榛原でダリアが見れたら・・と前の日に思いついたのだが
観光案内所の方にダリアを見るなら馬見丘陵公園で今やってるイベントがおすすめ!
と言われたので帰りにやって来た。





馬見丘陵公園では全国都市緑化ならフェアというイベントが行われていて、会場はダリアをはじとするさまざまな美しい草花に覆い尽くされていた。
特にこの200種類もの品種のダリアが咲き誇る大花壇は圧巻!





奈良はダリアの球根の生産量が日本一、というのはつい前日に知ったのだが・・
こんなにたくさんのダリアを一度に見れるとは~と、あまりの美しさに感動!





花びらが何層もあって豪華なピンクのダリア。





このピンクはとってもかわいい。





白に近いうっすらピンクの端正な花も。





ピンクもこれだけ濃いと目に鮮やか。
会場内にはたくさんのボランティアスタッフの方々もいて、ダリアの落ちた花びらを拾ったりと常に手入れをされていた。













一重のこんなダリアも。





これはどっちが正面か分からないくらいまんまるボール状になっていたかわいいダリア。





こちらは赤いダリア。





青空に赤がくっきりと映える。





花びらがひとつひとつクルリと筒状になった花もおもしろい。





黒に近い深紅。





ここからはオレンジのバリエーション。
オレンジにこんなにもさまざまな色合いがあるんだ~とびっくり!





ちょっとピンクに近い甘いオレンジ色。





黄色からオレンジのグラデーションがきれいな菊っぽい花びらをもつものも。





これは正統派オレンジ?!
花びらも豪華で大輪の花。





花びらの先にとても繊細なギザギザが入ったコスモス風?






これは又華やか~
オレンジと白のツートンカラーだ。





なんとなく金魚を思い出させる色合い。

まだまだたくさんの種類のダリア、あっちこっちのダリアに目移り!興奮!
美しいダリアの花々を見てこの日はダリアパワー?をたっぷりもらった感じ。
ダリアの他にも広い公園内はいくつかのゾーンに分かれていて大規模な花の展示がされている。
まるで花博のような充実ぶり・・
にもかかわらずここは入場料、駐車場とも無料なのだ。
奈良県、太っ腹!
この日は夕方近くに着いたので主にダリア園で過ごし、あまり隅々まで見れなかったのが残念。
11月14日までやってるそう。
近くなら又行くのになあ・・


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橋本の街並みとタイル

2010-10-11 | 建築巡り・街歩き【京都】
昨日は昼から旦那が京都方面へ走りに行く、というので私もそれに急きょ便乗させてもらうことに。
京阪橋本駅で降ろしてもらって近辺を散策した。
この辺りは遊郭跡で、まだ昔ながらの趣のある町並みが残されていて、
ぷにょさんにタイル好きにはたまらんスポットだとお聞きしていた。
ぷにょさんのブログをみると、ほんとに多種多様な美しいタイルが目白押し!
ぷにょさんが訪れられたのは三年前ほど前だったので果たして今もちゃんと残っているのだろうか~?
と、ちょっとどきどきしつつやってきた。





駅前の食堂がおすすめ、とぷにょさんから聞いてたのでぜひ入りたかったのになんと日曜は定休日;
しかし一通り回って戻ってきた時に奥さんらしき人が隣の玄関先におられたので、
よろしければお店の中を見せてください!と思い切ってお願いしてみると・・
いいですよ、と開けて頂けた。
ラッキー!何でも言ってみるものだなぁ。
ただし・・写真はいいけど、今おばあちゃんがいないのでどこかに載せるのはちょっと…といわれたので
残念ながら食堂内の写真はブログには控えることに。





玄関ポーチの周りにあしらわれたタイルやゆるやかなカーブを描いたガラス窓、お店の看板などなど外観からも入ってみたくなる衝動を感じさせるお店だが
内装も又素敵で薄いブルー系の床のタイルにオレンジ色のレトロな雰囲気の椅子が並ぶ店内はとってもモダン。
カウンターの中の作り付けの家具もいい味わいで、カウンター前に並ぶクリーム色のスツールもかわいい~店内は時が止まったような懐かしい雰囲気に包まれてた。

普段お店は85才のおばあちゃんが取り仕切られてるそうで
お嫁さんが言われるにはほんとはお店も全部新しく改装してしまいたいのだけどおばあちゃんの許可が下りないとのこと。
ええっ!それはもったいない!今ではなかなか手に入らないような貴重なものばかりなのでぜひともこのままで続けてください~とお願いしておいた。





その駅前の洋食の店「やをりき」の角を曲がって歩いていくと、すぐにただならぬたたずまいの家が現れ始めた。
玄関扉上部の欄間は凝った透かし彫りで扉の回りも厚みのあるタイルが貼られてる。





そして突き当たりを曲がると・・
そこは一昔前にタイムスリップしたかのような独特な空間が広がっていた。





そして早速タイル探し~
ぷにょさんのブログで拝見していたようなタイルが続々と現れ・・
「すごーーっ」と心の中で悲鳴が上がる。
ほんとにこのミントグリーンのタイルがきれいだ。





タイルと石に囲まれた水槽?のような空間。
マーブル模様の厚みのあるタイルが生で見るとすごい立体感で目の前に迫ってくる?!





ここの玄関前床のモザイクタイルも色合わせがきれい。





タイルだけでなく照明も素敵。
和風の造りの玄関に照明は洋風というモダンな建物が多い。





この照明は玄関両脇に付けられていた。





そしてこんなステンドグラスも。
この建物は今も旅館として使われているのだけど、どこかのブログで中がものすごい装飾に覆われているのを見かけたことがあったので
旅館だし、ちょっと声かけてみようと、半ドア?だった玄関の引き戸をガラリと開けてみた。
その途端、目に飛び込んできたのはものすごい装飾の洪水!?
ダンスをする男女が描かれたステンドグラス風のつい立て?
玄関右手には一面にタイルとステンドグラスで造られたアーチ、
天井も豪華な装飾がされ、床も少しはがれかかったようなタイルが貼られてる。
旅館の方に写真は撮らせていただけないか?伺ってみたが、やはりやんわり断られてしまった。
中をじっくり探検するにはやはり泊まるしかないのか・・





更に先に進むとこんなタイルも。
木の郵便受けとタイルのツーショットもいい感じ。





うっすらと線が入れられたタイルは線の向きが縦、横互い違いになるようにきれいに並べられている。
青磁のような色合いも美しい~





そして同じ家の窓の下に使われていたタイルはマーブリングのような模様が大胆・・





こちらの酒屋さんも自動販売機の裏にかくされるようにゴージャスなタイルがひそんでいた。





キラキラ光るミラー入りのモザイクタイルに黄土色系のタイルが映える~





玄関扉上部の欄間はかわいいうさぎが三匹。






ここのタイルの取り合わせも渋くていいなあ。





一階の欄間も二階の窓周りもそれぞれ趣向が凝らされ繊細な細工がされている。





二階の下部の窓には色ちがいの色ガラスがカラフル。





水鳥がデザインされた欄間、他には鯉などのデザインも。





どこの細工もほんとに細やかだなあ。





模様違いで入れられた窓ガラスもおしゃれ。





なんと窯変の美しいタイル!
ここのポストもいい味出してる





中には建物は取り壊されていて、かろうじて地面に床のタイルが残されてるというような所もあったが・・

興奮冷めやらぬ散策タイムだった~満喫!
ぷにょさんありがとうございました。





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マレーシアの旅2010【KLのアール・デコ建築他】

2010-10-10 | マレーシアの旅2010


クアラルンプールにはコロニアルやムーア風の建築だけでなくアールデコ風な建物もちらほら見かけた。

こちらのセントラルマーケットは1888年に建てられた元市場。
建設当時から97年間は肉や魚、野菜、日用品などが売られる大きな市場だったが
1980年代初期には市庁による取り壊しの危機に。
その後保存されることになり現在は民族色豊かな工芸品を売るお店や飲食店などが入っている。





直線的で斬新なデザインが印象的なエントランス。
二日目はここで木彫りの人形を買うのに悩んで?粘って長居してしまった・・





こちらはトゥンク・アブドゥル・ラーマン通りの建物。
奇抜なピンクやオレンジ、灰色となんだかすごい色合いに塗り替えられているがデザインはアール・デコ調の建物が並ぶ。





ファサードの天辺がこんなギザギザになった建物や





ファサードの上にはこんなアンテナのようなものをつけてる建物が多かったが
これは装飾?!






インド映画を専門に上映しているコロシアム映画館もきれいに塗りなおされているが歴史的な建築物。






コロシアム映画館に隣接するのは1921年創業のマレーシアで最も古いカフェのひとつ、
コロシアムカフェ。
ステーキが売りだそうで、食事に訪れたかったが実現できず・・





チャイナタウンのアーケードの中では売っているものは怪しいコピー商品が多いのだが建物は魅力的なものがたくさんあった。





アーケードを抜けて、ショップハウスが並ぶ街並みを歩く。







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トラピスト修道院(シトー会西宮の聖母修道院)

2010-10-09 | 建築巡り・街歩き【兵庫】



今日は6月から参加している月一の建築巡り講座で村野藤吾設計のトラピスト修道院(シトー会西宮の聖母修道院)の見学に訪れた。
阪急夙川駅からバスに乗ること15分、更にそこから山道を大雨の中十数分歩いてやっと修道院へ到着~。
山の斜面という緑あふれるロケーションに立つ修道院なのだが、あまりの雨でその美しいロケーションを楽しむ余裕なし;





緑に囲まれたアプローチを進む。









建物の一部が姿を現した。
フランスのリヨン郊外にあるコルビジェ設計のラ・トゥーレットの修道院に影響を受けて造られたというこちらの修道院は1969年に竣工した。
設計者の村野藤吾はこちらの修道院で1980年に洗礼を受け、カトリックに改宗、93歳で死去した時の葬儀もここで行われたという。





山の傾斜地に造られているので緑の木々と建物とが一体となっている。
この日は雨降りだったので景色はいまいちだったが新緑の頃はさぞきれいなのだろう。
(といっても普段は非公開なので見ることはできない)





建物入り口までこのような渡り廊下がいくつかつけられていた。









そして聖堂内へ。(聖堂内は入ることはできないが、その聖堂を前方横から眺められるスペースへ)
華美なものはなくシンプルで厳かな空間が広がっていた。





祭壇には長野の山中で切り出されたという大きな石が置かれ





天井からはその祭壇に光が降り注ぐようにトップライトが設けられている。





祭壇の後方には控え目な色合いの宇宙をイメージしたというステンドグラスが入れられている。





こちらのステンドグラスも遠目で見るとガラスが曇っているのかな?というような微妙な雰囲気だったが
帰って写真を引き伸ばして見ると繊細でやわらかな色合いのガラスが天の川のように美しい景色を造り出していた。





この御堂は二階建てのひとつの大きな船、聖書でいうノアの方舟を表していて、
御堂内の全てを包み込む、救うというような意味合いを込めて造られたものだそう。
12本ある柱は12人の使徒の信仰を表すなど、
聖書にちなんだ設計が建物のあちこちに伺うことができる。
晩年にカトリックに改宗した村野藤吾だったが聖書に対する理解の深さ、信仰の厚さを伺うことができるという。





修道院ではこちらの聖堂で朝4時から始まる一日7回の祈りを中心として日々生活をおくられているそう。
祈りの合間に農業や製菓などの仕事をされていて
入り口の売店では手作りのクッキーやジャムなどを購入することができる。





この扉の先にはこちらの修道院の見どころの一つである中庭に回廊が巡らされているそうだが、
見学の制限が厳しくなっていてもう見ることができないとのことで無念~





堂内の壁はコンクリートにレンガタイルが貼られその上からペンキを吹き付けるという
スウェーデンなどの北欧でよくみられる手法で造られたもの。
このようにひとつひとつのレンガの形を浮き出させたのは本来石を積み上げて造っていたという教会建築の原点からひとつひとつの石の大切さを強調したかったとのこと。





見学席に置かれていた長椅子は同じ村野藤吾設計の宝塚カトリック教会で見た和風の椅子の造りと似たものだった。


今回は修道院という俗世間からかけ離れたところで日々過ごす方々と、その神聖なる祈りの空間を体感することができた貴重な見学会だった。

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