TVドラマ「南極大陸」が話題になったのをきっかけに、宗谷を見に冬のお台場ウォーキングとしゃれこみました。
(実は、以前からレインボーブリッジを歩いて渡って、高い橋の上から東京湾岸、ウォーターフロントをゆっくり眺めてみたいと
思っていました。)
26日(月)午後1:30に田町駅をスタートしました。
道中のゆりかもめと高速道路の美しいカーブ
20分程歩いてレインボーブリッジの入口に到着しました。
レインボーブリッジは1993年に完成した芝浦ふ頭とお台場を結ぶ長さ1.7kmの吊り橋で、昼間もさりながら夜は
444個のイルミネーションでライトアップされた美しさ、反対に橋から見た東京湾の夜景のすばらしさは誰もが知るところです。
ここからの眺めはN.Yの自由の女神から見たマンハッタン島の南端の光景そのものです
写真の右側の橋が見えるところはイーストリバー、島を挟んで左側がハドソン川・・・
30年程前、少しの間ですがN.Yに住んでいた頃をとても懐かしく思い出しました
レインボーブリッジを歩き切るのに30分程かかりました。
橋を下りて台場公園に向かう途中振り返ると、眼前に対岸まで続く巨大な橋と海面の間に見える向こう側のビル群
台場公園は江戸末期に黒船来襲に備え造られた砲台の跡地です
ここから見えるフジテレビと右端のホテル日航東京
お台場海浜公園の海沿いを歩くと自由の女神の像があります
さらに進み宗谷号に辿り着きました
「宗谷」の船内は戦後南極大陸に挑戦した日本の熱い思いを今なお残していました
暮れなずむインナーハーバーゾーン
レインボーブリッジから見えた東京タワーやスカイツリー、そして道すがら水面に漂う野鳥や
遠く夕暮れの中の富士山など、思いは尽きません。
思えば25年前、世界中から日本に集まってくる巨大な資金、債権国家の東京の玄関口として (単なる単語としての
水の玄関口ではなく) 思いを込めて位置づけ、名付けた「ウォーターフロント」はまだこれから開発が始まるところ
だった。
今眼前に展開する光景は、その時夢見た輝かしい日本の未来の姿が完成している。それに反し、道ゆく人影はまばら
で寂しく、現在の日本の縮図そのものに見えた。隔世の感を抱くと同時に虚しさがこみ上げてくるのを抑える事はでき
なかった。
夢と希望に満ち、ジャパン アズ ナンバーワン と讃えられ誇り高く輝いていた日本は、歴史の中の小さな綾でしか
なかったのだろうか?