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蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

夏至  (bon)

2014-06-22 | 日々雑感、散策、旅行

 2014年の夏至は、昨日6月21日(土)がそうだったのですね。

 二十四節気の十番目にあたり、昼夜の長短を基準にした季節の中間点でいうところの “春分” “夏至” 
“秋分” “冬至” つまり、二至二分 の一つです。 1年中で1番昼が長く、夜が短い日ですね。
ちなみに、夏至・6月21日ごろは、昼間が14時間50分で、夜間は9時間25分くらいで、冬至・12月22日ごろは
全く逆転して、昼間が9時間45分で、夜間が14時間15分だそうです。

 天文的には、太陽黄経が90度の時で、今年は6/21ですが、来年は5年ぶりに6/22のようです。
この日、北回帰線上で観測すると、太陽は正午に天頂を通過するのです。そして、夏至の日当日は、
北緯66.6度より北の北極圏全てが “白夜” となり、南緯66.6度より南の南極圏では “極夜” 
になります。 昼の時間が最も長く、夜が最も短いといっても、日の出が最も早く、日の入りが最も遅い
ということとは一致しないのですね。 1年で日の出の時刻が最も早い日は夏至の1週間前ごろであり、
日の入りが最も遅い日は夏至の1週間後ごろであるのだそうです。

 日本では、この季節は “梅雨” の真っ最中ですから、蒸し暑く、鬱陶しいというイメージが強く、
どちらかというと4~5月あたりの “さくら・新緑” のころが、冬から覚めてワクワク、ウキウキする気持ちに
なりがちですが、 ヨーロッパ、とくに北欧などでは、日本とは違って、暗く長い冬が明ける頃で、特別に
喜ばれる日だそうで、各国共に盛大に “夏至祭(ミッドサマー)” などが行われるそうです。
この日は祝日としてお休みなんですね。 一番のイベントは “マイストング(メイポール)” といわれる
夏至柱を立てることです。
「マイストングは “五月の柱” という意味で、豊穣のシンボルです。大きなものでは20 mを超える大木に野の花々やモミの葉などを美しく飾り付けます。自宅の庭に1~2m程の自家製マイストングを立てる家もあります」 という。

 スゥエーデンのメイポール              フィンランドのメイポール
                   

          ノルウエ―の焚火
                  (写真はいずれもネットHPより拝借しました)

 

 

 また、これらの北半球では、歴史的にも 夏至 は収穫を迎える夏の始まりを告げる日という意味から、
植物や人類にとっても繁殖に結び付けて考えられたようです。

 スウェーデン等では、夏至を祝う “ミッドサマーの祝日” から9ヵ月後、子供の誕生が多いといわれていますし、 
クリスマスと並ぶほど大切な季節の行事とされています。

 先日のWCでドローとなったギリシャでは未婚女性がイチヂクの木の下に持ち物を置くことで、“夏至の魔法” 
によって未来の夫の夢を見るとか。  また、ポーランドでは、この日のスラブ民族の祝日に、恋に落ちる男女が
多いとか。イギリスの地方の夏至祭りでは、男性神と女性神の出会いを祝う意味があるらしいとか。 
いろいろとあるようです。

 日本でも、三重県伊勢の二見が浦では、この日、夫婦岩の真ん中から初日が昇ることで、お祭りを行う風習があるといい、尾張地方では、この日に “いちぢく田楽” を食したり、大阪の一部では、
“稲の根がタコの足のように広く張る” ことを祈願して、タコを食べるのだとかいわれていますが、知りませんでした。
関東地方では、新小麦の焼餅を神様に供える、春の収穫祭のような風習もあるといわれています。 
(ネットHPを参考にしました。)

 

 

 

 

 

 

 

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