こんな記念日があったのですね。
1947年(昭和22年)11月19日、「農業協同組合法」が公布され、全国農業協同組合中央会
(JA全中)が制定されたことを記念して11月19日をその日としたのですね。
この法律は、“農業者の協同組織の発達を促進することにより、農業生産力の増進及び農業者の経済的
社会的地位の向上を図り、もつて国民経済の発展に寄与することを目的”として制定されたとあります。
農業は元々零細事業で、自然依存が高く不安定要素を含んでいることから、古くから組織的な構造が
とられていたとも考えられますが、戦後の混乱から早期に立ちあがるためには是非とも必要だった
のでしょう。
農業
(ウイキペディアより)
しかし、この組織が独自組織として、上部管理組織を頂点とする完全なピラミッド構造を呈する
ようになり、今や末端組織である現業部分の自由がそがれる形となり、弊害が出ているうえ、
農業事業の赤字を、他の事業(金融、保険)で埋め合わせするなどの健全な運営とは言い難い問題を
含むようになっているのですね。 そして、金融自由化の影響などを受け、この事業も悪化し、
農協事業全体の経営が悪化してきました。 後継者不足の問題も当然存在しています。
このような状況から、政府は、農業改革として、①農業協同組合(農協=JA)組織の見直し、
②企業の参入促進策、③農業委員会制度の見直しを最終案として方針を打ち出し、今般TPP包括合意を
受けて、農業の国際競争力を高める観点からも農業組織の抜本改革が欠かせないと判断しました。
2013年に決定した、減反政策廃止を含めて 今後歴史的ともいえる大転換がはかられるかもしれないのです。
そのような意味から、 今や、農協記念日は歴史の彼方にその影を落としているのですね。
農協組織の頂点にあった全国農業協同組合中央会(JA全中)は今般、農協法に基づく組織から一般社団
法人に改組されました。
蓼科農園では、今年最後の作業“畑じまい”を今日から3日間の予定で行います。
このブログアップして、蓼科に行ってきまぁ~す。