蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

立冬  (bon)

2015-11-07 | 日々雑感、散策、旅行

 明日(11月8日)は立冬です。

 長期予報では、関東では平年より気温はやや高めと言っていますが、明日は早や、立冬です。
“立冬”は、二十四節気の季節を表す語で、“気温が下がり、日照も更に短くなる”頃を指しています。
 この二十四節気を、さらに細かく(3分割)した七十二候では、この立冬を、山茶始開(つばき
はじめてひらく)、地始凍(ちはじめてこおる)、金盞香(きんせんかさく)にそれぞれ5日ずつ
上中下に分けて季節を表しています。

 旧暦(太陰太陽暦)では、月を基準に暦が作られていますから、ひと月は29日余りで、1年が365日より
少なく、カレンダーと季節が次第に合わなくなってくるので、昔、農作業などに便利なように、
二十四節気や七十二候のように言葉で表現していたのですね。 もともと中国で用いられていたので、
日本とは少し違った感じもありますが、今日でも、立春、秋分、冬至など季節感を表すのによく
用いられています。

 二十四節気のうち、主要な節気だけを抜き出して図に示しましたが、春分を太陽視位置0°として、
秋分が180°、夏至90°、冬至270°で、主要な中気として二至二分と言われています。
そして各季節、春夏秋冬の初めの位置にある 立春、立夏、立秋、立冬の主要な節気を四立と言われて
二至二分ちょうど中間に位置しています。

        二十四節気の主要な節気
            

 

 あの猛暑が続いた暑い夏が終り、凌ぎやすくなってくると、そんな猛暑はすっかり忘れ、お月見だ、
紅葉だ・・なんて言っているうちに、早や立冬となり、冬の初めになっているのですね。
カレンダーは、残すところあと1枚となっていますし、既に年賀状は発売されていたり・・あぁ、
今年も終りに近づいたことが意識の中だけでなく、身の周りに具体的に見聞きし、改めてこの1年も
早かったことが思い知らされてきます。
 振り返れば、いろんな出会いがあり、楽しい出来事や悲しい事件もありました。 想い出がどんどん
後ろに遠ざかって堆積し、ともすれば想い出の塊にうずまってしまいそうな時もあります。

 お陰様で、まだ体が動きますから、人と会ったり、畑をしたり時間に添って前に向かって進んで
いますが、いつまで続けることが出来るのでしょうか。ふと、そんな感傷が浮かび上がってきます。

 今日は、高校の卒業生が集まる東京支部の総会が大手町であります。先輩や後輩が一堂に会する場で、
我が同期生たちとも1年振りに歓談できる喜びを味わいに行ってきます。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする