昨日は、五月の風に吹かれて、箱根に行って来ました。
久振りの箱根でしたが、今回は、先月オープンしたばかりの、“新宿バスタ”(バスターミナル)から、
小田急高速バスで、御殿場⇒乙女峠⇒千石原のコースで、箱根湿生花園と箱根ガラスの森美術館に
行ってきました。 既に恒例になりました、園芸友の会、春の“屋外例会”として、企画されたのでした。
お馴染みの箱根ですが、今回のところは初めて訪れました。どちらも、大変充実した内容で、
さわやかな空気の中、会員一同、楽しい一日を過ごしました。
箱根町立箱根湿生花園は、仙石原湿原を広く知ってもらうために、1976年に開園され今年、40周年に
あたります。公式ページには、「箱根湿生花園は、湿原をはじめとして川や湖沼などの水湿地に
生育している植物を中心にした植物園です。 園内には低地から高山まで、日本の各地に点在している
湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物 1100種が集められ、その他、珍しい外国の山草も含め、
約1700種の植物が四季折々に花を咲かせて います。」 とありますが、今回の訪問時期も素晴らしく、
たくさんの花たちが我々を迎えてくれていました。
箱根湿生花園入り口
あけぼのフウロウ、エーデルワイス クリンソウ、あやめ
白いこまくさ、クロユリ コウホネ、ハマナス
園内は静かな湿地帯
ヤブレガサ、ニッコウキスゲ クサタチバナ、ミヤマキリシマ
ヒマラヤの青いケシ
この他、ヤマシャクヤク、ヒメシャクナゲ、チョウジソウなどまだまだたくさんの花たちや、
既に終わったミズバショウやこれから咲くものまで十分堪能できました。
さすが園芸友の会メンバーだけあって、いろいろとうんちくが傾けられたり、経験談などが添えられて、
一層深まった感じがしました。
「とってよいのは写真だけ」という洒落の効いた立て看板がありました。
箱根ガラスの森美術館は、開館20周年記念イベントとして、特別企画「炎と技の芸術 ヴェネチアン・
グラス展」が開催されていました。 残念ながら、美しい展示されたグラス作品は、16~19世紀の
ものが中心で、すばらしい数々でしたが写真でお見せすることが出来ません。
しかし、館内が一面美術館のような工夫が凝らされていて、大変美しいところでした。レストランでは、
イタリアの歌手によるカンツオーネ演奏もすばらしかったです。
館内一望(遥か向こうは、大涌谷の白い煙)
ヴェネチア風演出 レストラン「ラ・カンツオーネ」
つるアジサイ ガラスの木
クリスタルグラス片を16面カットした無数のチップが、風を受けて太陽の光を七色に輝かせる
素敵なオブジェがあちらこちらで目を楽しませてくれていました。
東名高速道、足柄あたりからは、クッキリとまだ雪が残る富士山が微笑んでいるようでした。