蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

春、やよい  (bon)

2017-03-01 | 日々雑感、散策、旅行

 今日から3月に入りました。

 5日は啓蟄ですし、中旬には奈良二月堂のお水取りが終わり、いよいようららかな日和
がもうすぐそこまで・・春の準備は着実に整えられています。 草木は土の中ですでに
活動が始まり、せせらぎはキラキラとまぶしい光を照らし、土筆も伸びてくるでしょう。

 難関を突破した新入生、進学生は期待に胸を膨らませ、新社会人も、心躍る日々を
迎えているころでしょう。          
             
                                     

          


 世界情勢は激動と不安の渦に巻き込まれそうで、さらに拡大の様相を呈しています。 
花粉症などアレルギーを抱えている御仁には嫌な季節かもしれませんが、ほんのしばらく、
穏やかな心で しばしの休息を楽しむとしても可なりかなと思います。
   
       

              

                         

 有名な俳句、和歌を引用してみました。(順不同)        

 

春の海 ひねもす のたりのたりかな   与謝蕪村

花の雲 鐘は上野か 浅草か   松尾芭蕉

君がため 春の野に出でて若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ  古今:光孝天皇
 

              

     

久方の 光のどけき 春の日に しづこころなく 花の散るらむ  古今:紀友則

花の色は移りにけりな いたづらに わが見世にふる 眺めせしまに 古今:小野小町

紅の 二尺伸びたるバラの芽に 針柔らかく 春雨のふる  正岡子規

世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし  古今:在原業平
 

             

                          

いにしへの 奈良の都の八重さくら 今日ここのへににほいぬるかな  伊勢大輔

高砂の 尾上の桜咲きにけり 外山のかすみ 立たずもあらなむ   大江匡房

願わくば 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ  西行法師

ゆく春や 鳥なき 魚の目になみだ  松尾芭蕉

                              

 

 

 

 

 

 

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