蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

東京消防庁出初式  (bon)

2018-01-06 | 日々雑感、散策、旅行

      昨日5日は、二十四節気の「小寒」でした。 いよいよ“”に入りました。
       桜やチューリップは、この寒い時期がないと花が咲かないのですね。

 1月6日は、東京ビッグサイトで、新春恒例の東京消防出初式が開催されています。
“出初式”などといえば、もはや死語?みたいな響きがあるくらい、このような行事や、
消防には日ごろ、あまり意識を寄せていないような気がします。 火の用心は、常に気を
付けています。特に、冬場は空気が乾燥しているうえに暖をとるためなど「火」を使う
ことが多いから注意が必要です。
 3日には、長崎で風呂場の暖房器具からの出火とみられる火災で、幼い2人の命が失われ
ました。

        (東京消防庁HPより)

 出初式は、いうなれば日ごろの消防訓練を一般公開して、防火意識の高揚を図っている
のですね。 東京消防庁のHPによれば、『 消防車両分列行進、消防演技、音楽隊とカラー
ガーズ隊による演奏演技、江戸消防記念会によるはしご乗りなどを披露します。』とあり
ます。 
また、ビッグサイトの屋内展示場では、消防資器材の展示のほか、消防車両乗車
体験や起震車による地震体験、ミニコンサートなども行なわれるとありました。
 私は、ずいぶん昔に、一度見に行ったことがありましたが、大変な人出でした。ネット
には『
当日自由席先着4,000人(椅子席1,000席・立見席3,000席)』とありました。

       カラーガーズ隊 
         (東京消防庁HPより)


 ウイキペディアによれば、
出初式の歴史は江戸時代(1659年1月4日)に上野東照宮で
行われたのが始まり、とありましたが、「明暦の大火(1657年)」などを受けて、幕府
直轄の消防組織(定火消)が制度化されたのだそうです。 毎年、1月4日には定火消しが
上野東照宮に集結して気勢をあげ、これを「出初」と呼んで次第に儀式化していったそう
です。金沢では、今も有名な火消しの『加賀鳶』は、派手な装束と勇壮な活躍で知られ、
中でも、梯子の曲乗りが衆目を集めたそうです。 現在も、百万石まつりなどでは、必ず
登場していますね。

       はしご乗り
        (ネット画像より)
  

 一方、町人による消防組織『町火消』が、吉宗の享保の改革で、南町奉行の大岡越前守
(大岡忠相)により制度化されたのでした。これが、『め組』の纏などで有名な、「いろ
は四十八組」の火消団体なんですね。

 明治7年には、東京警視庁ができ、消防組はその組織下に所属し、1875年1月4日に第1回
の消防出初式が行われたそうです。 その後、大正5年(1616年)からは、1月6日に行われ
るようになり、開催場所も皇居前広場、神宮外苑、晴海ふ頭、東京ビッグサイトと変遷し
て来たとあります。

 東京消防庁HPから、月別の火災発生件数をグラフにして、下に示しますが、やはり、この
寒い時期の発生件数が多いことが分かります。

      東京火災発生件数(平成24年 東京消防庁データよりグラフ化)
        


 くれぐれも、「火の用心」!




   

 

 

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