蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

8Kと4K  (bon)

2019-06-22 | 日々雑感、散策、旅行

 テレビのことです。

 既に高精細の受像機が販売されていて、一部放送も進められていますから、自宅に設置
されている方々には、その鮮明さと迫力を享受されていることでしょう。

 昨夜の談話会では、『8Kと4Kの放送: 理解のための整理と解説』と題して、メンバーの
A氏(㈱社会システムラボ、代表取締役社長)から、膨大な資料(スライド)によりお話が
ありました。
(4K、8Kなどについて基礎的な内容については、ネット引用の形で、文末に解説します。)

 昭和42年(1967年)頃のカラーテレビから、ハイビジョン(アナログ)、地上デジタル、
BS、CSなどに移り変わる歴史的な流れと、その背景にある技術、さらにはコンテンツの広
がりと精細度が高くなり大画面化されることによって、受信者の好みに応じた画面選択や
詳細付加情報の検索などを重畳する「ハイブリッドキャスト」などの新機能などについて、
身近な話題を取り入れた解説があり、盛りだくさんの話題ながら興味を持って理解できた
ようでした。

      談話会の様子
       

 

 私の世代では、モノクロTVの始まりからカラーテレビになって驚き、そしてハイビジョ
ンへと その移り変わりをすべて経験して来て、丁度、ハイビジョン(HDTV)論争の頃、
仕事でも映像に関わりがありましたから、“ああだ、こうだ”の賛否が飛び交う中にいま
した。
 ハイビジョン初期の頃、個人的には、茶の間で見るテレビは、その頃のカラーテレビで
十分で、莫大な費用を投じてわざわざハイビジョン放送(HDTV)にしなくても良いのでは
ないかと思っていました。 テレビの神髄は、“報道番組の広くあまねくリアルタイムに”
であると思っていました。 ドラマや映画などのエンターテイメントは、見たい人がそれ
ぞれのメディアで見れば良い・・そんな考えでした。
 

 我が家では、従来型ですが薄型に替えてからもう20年になります。大きい方は、プラズ
マ式で、当時の液晶との比較で、残像問題からこちらを選択したのですが、今は、液晶全盛
ですね。 で、上で述べた映像の鮮明度についての持論は崩れてしまい、我が家でも、フル
ハイビジョン(2K)放送の映像を楽しんでいる毎日です。

 

 昨夜の講演での結論的な内容は、『8Kは、ヒトの脳に沁みこむ。4Kは、見た目にきれい』
『8Kは、人・生活者のため、4Kは、技術の流れで2Kの次の位置づけ』で、やはり本命は
8Kということです。 が、8Kをテレビ受信するためには、別途アンテナを設置する必要が
あるなどの壁があり、それとやはりハイビジョンが出現する時の論争が、今また議論されて
いるというのです。つまり、8Kの放送(電波による)の是非が議論されているそうです。

 すでに一部で、光ネットを経由して4K放送を受信する方式が実施されているようですが、
将来的には、アンテナの不要なIP(光ネットなど)方式とするのが最良かも? との見方が
ありました。放送にするのでなく、IPで観たい人が見たい時に“オンデマンド”で見るのが
良いと思います。

 いずれにしても、現在8Kのコンテンツのあり方、ハイブリッドキャストを含めて鋭意検討
が進められているとのことでした。2020年(来年)以降には、何らかの形でお目見えすると
の計画のようです。

 談話会は、この他、出席メンバーから、少年教育の在り方、オーディオ・スピーカーセット
の構築、8tものアンテナを搭載したアマ無線家の苦心談、モンゴル旅行記、キルト作品
発表会、熱中症対策グッズの紹介など多彩な話題に花が咲き、久し振りに遅い電車で帰宅し
ました。

       飯田橋交差17:30頃  
       

 

 2K、4K、8Kについての基礎的な事項について、以下にご紹介します。Kは1,000の意味
で、テレビ画面の水平方向の画素数を表わしているのです。つまり、2Kでは、水平方向の
画素数=1920でフルハイビジョンです。4K=3840、8K=7680です。
 ちなみに垂直方向の画素数は、それぞれ、1080、2160、4320です。 したがって、画面
全体の画素数では、200万画素、800万画素(2Kの4倍)、3300万画素(2Kの16倍)となり
ます。

      2K、4K、8Kの比較
       (総務省HPより)


       (フレッツーWより)


  番組例
  (フレッツーWより)

 

 

 

 

 

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