蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ノウゼンカズラ’21  (bon)

2021-06-27 | 日々雑感、散策、旅行

 ベランダにはしばらく前からノウゼンカズラが咲いています。
 夏の暑い日でも大きな木に鈴なりのように咲いているところをよく見かけますが、
この花は、まさしく夏を代表している感じすらあります。
 我が家のベランダのは小さな鉢植えですから、せいぜい1mくらいの高さで枝が周
囲に広がってその先に花が重たそうに咲いています。 花は萎まずにそのまま落ち
ますから、鉢の周りにはたくさんの花が散らばるのです。 ベランダではかわいい
ものですが、元気の良い大きな木では、椿と同じように花の期間は、落ちた花の片
づけに追われるのでしょう。
 
 ベランダのノウゼンカズラ(6月26日)
 

        
 ノウゼンカズラは、ノウゼンカズラ科の落葉性のつる性の木で、夏から秋にかけ
て橙色や赤い大きな美しい花を付け、気根を出して樹木や壁などに付着して高く伸
びる・・とあります。 原産は中国で、日本には平安時代に渡来したそうです。

 漢字では「凌霄花」と書きますが、「霄(そら)を凌ぐ花」の意で、高いところ
に攀じ登ることから命名されたとありました。 英語では、花の形がトランペットに
似ていることから、「トランペット・フラワー」(trumpet flower)などと呼ばれ
るそうです。

 

 当ブログでは、ノウゼンカズラは夏の記事には常連のように写真が出てきたりし
ていますが、ノウゼンカズラを取り上げた記事もいくつかあり、8年前の2013.7.14
「白鳥路」の記事から、部分を抜粋します。
 この記事は、例年参加している金沢のパーティーに出席した翌日のことを書いて
います。翌朝は小雨が降っていました。2013年7月13日(土)のことです。

 『 翌日(土曜日)の金沢は、小雨が降っていました。ちょっと早めにホテルを
出て、お目当ての “玉泉園” を目指しました。兼六園のすぐ近くなのに、以前に
は気にも留めていなかったところですが、先日このブログにノウゼンカズラを取り
上げた時に、ネットを検索していましたら、この玉泉園に “秀吉が朝鮮から持ち
帰ったといわれている” ノウゼンカズラがあると記されていたからです。

 それで、“白鳥路”を抜けて、兼六下の交差点に出て、“玉泉園”へ。 雨足は
少し激しくなっていました。蒸し暑い。案内板がありすぐにわかりました。 9時
開園と書いてあったので、2~3分過ぎにそばまで来て、“これが入口?” ・・
木戸は空いていない。 少しゆすってみたが閉まっているようだ。 兼六園より古
い由緒ある庭園だそうで、中の庭園や茶室はそれは、値打ちがあるのかもしれませ
んが、外から見る限り、わざわざ雨の中を来た期待は全く裏切られた格好で、訪問
客もないのか“開園時刻”を過ぎているのに木戸は閉まっていて、いつ開くのか待
ってまで入る程のことではない・・と決めて、そのまま後にしました。』

   玉泉園入口          いわくのノウゼンカズラ?
      

  (当時のガラケーで、小雨の中の撮影でしたから幻想的にぼやけて・・)

 ということで、目的は達せないままここを後にしたのですが、考えてみれば「秀
吉が植えたノウゼンカズラ」なんてのが今頃あるわけない・・! という潜在意識
もあったのでしょう。

 金沢の話が出てきましたが、私は、1983~88年まで金沢で勤務していましたので、
それから20年ほど過ぎたあたりから、毎年夏のパーティーに出席するようになり、
その翌日には、じっくりと好きなところを散策したりしていたのでした。
 想い出がよみがえってきました。

        最後にドアップ
        

 

読者のS氏のリクエスト「フランシス・レイ」の曲といえば・・

フランシス・レイFrancis Lai/ある愛の詩 LOVE STORY (1970年)

 

 

 

コメント
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