蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ユネスコ憲章記念日  (bon)

2023-11-04 | 日々雑感、散策、旅行

 今日(11/4)は国連ユネスコ憲章の記念日です。
 ユネスコは、国際連合教育科学文化機関(United Nations Educational,
Scientific and Cultural Organization U.N.E.S.C.O.)で、諸国民の教育、
科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進を目的とした国際
連合の専門機関です。

 ユネスコの世界自然遺産や文化遺産でお馴染みですね。日本の各地もかなり多く
指定されています。

 そのユネスコで、12年前に、パレスチナに関して問題が起こり、当時のアメリカ、
オバマ大統領は、ユネスコへの拠金を停止するという事件が起こっていました。

 拙ブログの2011年11月4日の記事「国連ユネスコ憲章記念日」にはそのことに
触れていますので、以下にそのままコピペしました。 この時は、イスラエル、
パレスチナ紛争が1993年にアメリカ、クリントン大統領とノルウエーの仲介で
「オスロ合意」により、パレスチナ自治区が成立し、2009年にはパレスチナの統治
者がハマスになり、一応安定してしていた(ような)その後の出来事なんですね。

*** 以下、2011.11.4の記事より・・(そのままコピーしています。)***

今日、11月4日はユネスコ憲章記念日だと分かった。 
 国際連合の専門機関の一つで、教育、科学、文化を通じて国家間の協力を推進し、
世界平和と安全に寄与することを目的として、1945年に採択された「国際連合
教育
科学文化機関憲章」(ユネスコ憲章)に基づいて1946年11月4日に設立された。

分担金(2011年現在)の最大の拠出国は米国、2位は日本である。

      ユネスコの旗
       (ネットから)

 先日のテレビで、ユネスコ総会でパレスチナの正式加盟が可決され、国連加盟
題を議論する11月の安全保障理事会を前に、パレスチナ側は絶好のアピール
材料
を得た、と報じており、この事が、ユネスコ加盟国から「国連加盟に向けた
政治的
道具に使われている」と批判されたうえ、ユネスコ予算の最大拠出国・米国
の分担
金凍結はユネスコの運営そのものに影響する恐れがあり、ユネスコ内で困惑
の声も
上がっているという。
 採決に際して、日本としては、米国から反対するよう要請されていたが、日本は
パレスチナ支援国としての立場もあり、棄権に回ったそうだ。

 今回、ユネスコがパレスチナ加盟を認めた時点で、オバマ政権には拠出停止以外
の選択肢はなかった。国際社会の反発は必至だが、オバマ大統領は来年の大統領選
を控え、米議会を中心とする「親イスラエル」の国内世論にも配慮せざるを得ず、
内外の世論の間で板挟みになっている。(ネット記事から)

 これまでも何かといえば、イスラエル、パレスチナ両国間の問題が取りざたされ
紛争も生じていたが、今回の一件によりパレスチナが将来の国土と想定する、現在
はイスラエルが占領するヨルダン川西岸には、イエス・キリストが生まれた聖地と
される聖誕教会(ベツレヘム)など、貴重な歴史・自然遺産が多くある。自治政府
は今後、これらの保護をユネスコに求める議論の中で、占領下にある実態を明らか
にし、イスラエルに圧力をかけ、和平交渉を有利な立場で再開する作戦だという。

 折角のユネスコ憲章が、パレスチナの加盟をめぐって思わぬ展開となったことに、
世界の微妙なバランスを改めて考えさせられたのでした。

       *****  *****

 今回(2023.10.7)に勃発した、ハマスによるイスラエル攻撃は、とりもなお
さずパレスチナは国連加盟国として認定されずにここまで来たということなんで
すね。この戦い早く止めないと・・。

 国連は、世界平和を目指す、そしてユネスコも世界平和、文化・教育面での交流
・・を謳っており、様々な活動を展開されていますが、何だか空しいですね。

 

注: ユネスコに対する主要国の分担金(2022年)
中国(19.704%)、日本(10.377%=約31億円)、ドイツ(7.894%)、英国(5.651%)、
フランス(5.578%)

 

 

02 53 ラ・パロマ、(フリオ・イグレシアス)

 

 

 

 

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