蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

セスジツユムシ  (bon)

2023-11-24 | 日々雑感、散策、旅行

 秋の昆虫です。
「控えめな歌声・・印象的」とのタイトルで、11/18付読売新聞地域欄の「動物
日記」(埼玉県生態系保護協会、小松景子さん)に紹介されていました。
 ぐっと冷え込んでくるこの秋に、もうすぐ命が尽きてしまうだろうと思うと、
この控えめな歌声が、寂しくもあり懐かしい歌声として記憶にとどめられる・・
そんな印象のようです。

 なんだかしんみりしてくるような流れですが、セスジツユムシの姿をご覧い
ただくと、そうでもなく、暑かった夏場を謳歌していたのですね。

     セスジツユムシ (オス)
      (虫ナビより)

     セスジツユムシ(メス)
      (虫ナビより)

 

 セスジツユムシは、背条露虫・背筋露虫などと書くそうで、学名はDucetia
 japonicaとあります。japonicaの字があるところを見れば、日本で発見された
のでしょうか。 バッタ目キリギリス科ツユムシ亜科の昆虫でツユムシに似て
背に縦筋の模様があり、「セスジ」と名前にある通り、背中にハッキリとした
一本の筋模様があります。オスの背中には茶色の筋が、メスの背中には黄色の
筋があるとあります。

 体調は3~4㎝くらいで、8~11月くらいまで草むらに生息しているそうです。
鳴き声は「控えめ」とあるように、以前にアップしました「カンタン」などに
比べると、鳴き声は小さいようです。特徴があり、オスは夜間「チ・チ・チ・…」
という鳴きだしで始まり、次第にテンポが速まり最後に「ジュキージュキー」と
数回繰り返し終わる独特の鳴き方をするとあります。

 とても控えめながら、後半にかけて徐々に盛り上がる歌声はとても印象的だ
ともあります。

 文末に、鳴き声が収録されたyoutubeをアップしましたが、なかなかそのよう
には聞き取れなかったですが・・。メスは、オスの鳴き声に反応して「チ・チ・・」
と小さな声を出すそうです。

 

 20年ほど前に、ベランダ(6階)に植木を並べ始めたころには、秋になると
べランで虫の声が聞こえていましたが、今はもうそのような風情は望むべくも
ありません。

 

 

音量を上げてお聞きください。

セスジツユムシの鳴き声

 

 

 

コメント (4)
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