蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

鉄道写真展 ‘23  (bon)

2023-11-16 | 日々雑感、散策、旅行

 今週に入ってめっきり寒くなってきました。
 昨日(11/15)有楽町で開催されている「鉄道写真展」に行ってきました。昨年
と同じ会場の交通会館内サロンで開催されている写真展は『鉄道のある情景』
(京都大学鉄道研究会主催)と題して、副題に「くらしの中の鉄道を再発見する
写真旅行」とあるように、SLや電車単体を取上げたものではなく、社会や生活との
関わりの中での鉄道を取上げた作品が出展されています。この会のメンバーである
友人からご招待をいただき今年も数々の情景を楽しんできました。

 

      サロン入り口にて
        

 

 今年は、作品数が多いように感じましたが、ベテランの方々が複数の力作を出展
されていましたし、海外で撮影された珍しい風景や雄大な山岳を背景とした作品も
6点あり、そして在学中のお若い学生さんの作品も数点出展されていました。

 友人の作品は、2点あり、そのうちの一つ「C61旅客列車、雪見の温泉ニテ」は、
トンネル・鉄橋、トンネル・鉄橋の山間、雪深いトンネルから顔を出した瞬間を
とらえた蒸気機関車の、周り一面雪の白さの中でヌッと顔を見せた黒々とした機関
車のコントラストが、多くの乗客を乗せて力強く目的地に向かうリズムを奏でて
いるようでした。また、「由利高原鉄道、冬のまばゆい光の日」は、雪原を鳥瞰的
に捉えた広々とした中をただ1輌だけのディーゼルが静寂の中を活動している姿が
捉えられていました。作品紹介では、陽は差しているが、鳥海山が雲の中とあり、
作者は、あのスマートな鳥海山の雄姿とのコントラストとして捉える予定だった
のかもしれませんが、かえって、1輌のディーゼル車が一層強調されているように
思いました。 鳥瞰的に撮影した場所が気になりました。

 今年1月に撮影された「釧路湿原の遠望」は、画面全体に雄大な情景が表現され、
また「山と水とSL」では、冠雪した山の白い輝きと湖、そしてSLを縦画面に収めた
アングルは素晴らしい選定だと思いました。

 今年4月の撮影とある「山奥を走る新幹線」は、奥羽本線の米沢付近のSカーブ
あたり?でしょうか。山形新幹線の見上げアップの構図は、一瞬アゲハチョウの
幼虫(色は違いますが)の姿に似て印象的でした。これは、在校生のかたの作品
でした。

 この他、東京モノレール羽田空港線や高松琴平電鉄の朝の通勤ラッシュ時の模様
など、身近に感じる作品もありました。

               

 黙々と煙を吐く蒸気機関車と雪のコントラストは、撮影条件は厳しくても作者
には魅力的な構図なのでしょう。作品として見ごたえがあります。 また、花と
鉄道も平和な響きを伝える題材なのかもしれません。

 写真展に伺ったのが丁度お昼時だったからかもしれませんが、多くの人が鑑賞
されていました。

 ありがとうございました。

 

 JR有楽町駅             東京フォーラム入り口
            
 

 

 

 

Bei Mir Bist Du Shein - Mission Hot Club & The Muted Jewel Tones

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする