蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ヒレンジャク  (bon)

2018-03-20 | 日々雑感、散策、旅行


 鳥の名前です。
 先週土曜日の新聞(読売新聞2018.3.17朝刊 動物日記 日本野鳥の会埼玉 海老原
美夫氏)に解説されていました。早速、手元にある「日本の野鳥」(山と渓谷社)を
取り出して、照らしてみました。

 緋連雀 と書き、3月~5月頃日本に飛来する冬鳥に分類されていますが、春を告げる
鳥でもあるのですね。  スズメ目、レンジャク科の野鳥で、この科には3種しかいない
珍しい鳥だそうです。
  ヒレンジャクは、日本とアムール川下流の限られた地域にしかいない個体数の少ない
鳥で、その名も Japanese Waxwing と「日本のレンジャク」を意味する名になっている
のです。
  北半球中緯度帯に広く分布するのは キレンジャク(黄連雀=Waxwing)で、尾の先端
が赤、黄で区別されます。  また、キレンジャクの方は、翼に白斑があるとあります。
  この赤、黄の他に、南北アメリカ大陸に、ヒメレンジャク(姫連雀)というのがいる
そうで、こちらは尾の先端が黄色いそうですが、黄連雀より少し小さいとありました。

 レンジャクの姿、特に頭部が冠羽になっていて、眼の周囲だけを覆った仮面のような
黒い過眼線があって、とてもカッコいい姿をしているのですね。 市街地にも群れて来る
といいますから一度見てみたいです。

    ヒレンジャク (ネット画像より)
  

 
                  キレンジャク(ネット画像より)
             

 『チリリと細い声で鳴いて、ヤドリギの実を好み、次々と食べては水を飲みに降り、
枝上でゆっくりと休む。』・・・ のどかないい感じですね~。

 

 ところで、図鑑を見ていますと、「スズメ目」というのは、その分類の下部に多くの
“科”があるのに驚きました。ヒバリ科、ツバメ科、カラス科、セキレイ、モズ、メジロ、
ヒヨドリ、ムクドリ・・まだたくさんあります。ヒヨドリ、ムクドリは、ベランダにも
よく来ていて、似ているように思いますが“科”が違うのですね。

 ハト目、ホトトギス目、フクロウ目、キジ目、チドリ目・・などいろいろとありますが、
スズメ目にはダントツたくさんの科がありました。

 “雀”という字がある「孔雀」は?・・と探しましたが、見当たりませんでした。
クジャクは、キジ科の鳥類ですが、野鳥図鑑にはありませんでした。野鳥ではないのですね。

 

 連雀というと、想い出しました。 もう50年も前になりますが、札幌勤務から武蔵野の
研究所に転勤する際、2ヶ月ほど仮住まいをしたのが、三鷹市の下連雀という地名のところ
でした。 恐らくスズメが群れて、電線か何かに連なっていたのでしょうか、連雀という
ロマンチックな感じの地名でしたが、当時すでに住宅街で、JR三鷹駅まで10分ほどでした
から、駅近くには商店街などもあって賑やかなところでした。 懐かしく想い出しました。

 

 Youtubeから、岡山県赤磐市の公園。

野鳥:ヒレンジャク/Wild Birds: Japanese Waxwing

 

 

 

 

 


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