世界最大級のテクノロジー展示会「CES」が、米ラスベガスで1/7~10まで開催され
ています。今日が最終日ですが、今年も大変賑わっているようです。
日本からの出展は勿論、開幕に先立つイベントや基調講演などでトヨタ自動車やパナ
ソニックの社長のプレゼンテーションがありました。 例年世界から4000社ほどの
参加企業がありますが、今年はさらに200社ほど増えたそうです。新興企業も1400社
ほど出展し、新技術の粋を集めた提案、製品などの展示が盛大に行われています。
日本からも、上両社の他、ソニー、旭化成、エネオス、ホンダ、京セラなど多くの企業
さらにはスタートアップ企業31社が出展されています。
(CNETJapanより
CESとは、もともと1967年に第1回が開催され、Consumer Electronics Show(家電
展示会)の頭文字から「CES」と今日も呼ばれますが、もはやエレクトロニクス分野
だけではなく、自動車をはじめ、住宅、医療、美容、介護など広範囲に亘る技術全般
ならびに環境、生活の改善、豊な暮らしに向けた提案の場ともなってきていると言え
ます。 したがって、1社の技術の発展ではなく、数社さらには多くの企業体のアイ
デア、ノウハウの融合・結晶を目指した展示会への意味合いが強くなってきている
ようです。
CESは既に50年以上の歴史をもち、1970年代にはビデオレコーダー、85年にはファ
ミコン、96年にはDVDなど お馴染みの機器が発表されて来たことを振り返ると隔世の
感があります。とくに最近では、2018年の IoT,4K/8K、ドローン、19年の5G 、AI、
20年には5G 、AI、8Kの発展および新ネットワークIWONの発表、昨年にはAIとその
応用、自動運転に関する発表などを中心として益々活況を呈して来ています。
(PRONEWSより)
拙ブログにも、過去いくつかのCES状況を記事投稿していますが、その進展の速さ
には目を見張る思いがしています。さも、現地会場に、行ったかのような記事になっ
ているかもしれませんが、仕事から離れてからというもの、ネット情報から「訪問して
きたつもり」になっていますので、すでに人の目を通した内容しかお伝えできていない
ことになります。
今回とくに、印象に思いましたのは、冒頭に挙げましたトヨタ自動車、パナソニックの
両社長の講演でした。 社長室で決裁をする社長イメージではなく、率先して目標に
向かう姿がそこにあることと、その目標が自社製品の未来だけではなく、もっと広い
生活、社会、環境に向けた豊かさの追求にあるところです。そのための、協業すべき
パートナーへの呼びかけでもあるとですね。
トヨタの「ウーブン・シティ」、パナの「パナソニック・ゴー」の講演は、文末の
動画を拝借しましたので、内容はそちらを参照ください。
ウーブン・シティは、Toyota Woven Cityで、wovenとは、「織られた」を意味し、
あらゆるものを織りなした理想の町づくりを目指し、トヨタがもともと自動織機から
始まったことにも掛けたネーミングで、『トヨタの強みと、自動車産業ではない業界の
強みを組み合わせることで、1社や一人では作り出せない新しい価値やプロダクト、新し
いサービスを創り出せると信じている。 これを“掛け算による発明”だと考えている』と。
私はトヨタの関係者でもパナの関係者でもありません・・。
CES 2025 プレスカンファレンス
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