南の方から、桜前線がスタートし、昨日は東京も開花宣言がありました。
昨年より5日、平年を9日早い開花のようです。 2月1日から最高気温の合計が
600℃を超える頃に開花するとか言っていました。 蓼科の畑に向けた苗作りも、
忙しい頃に差し掛かっています。
まだ、雪深い地域もありますが、いよいよ春が来ました。
昨日、3月17日は、信州 安曇野に春の到来を告げる神事が行われました。穂高神社で
行われる「奉射祭」(ぶしゃまつり、または おぶしゃまつり)で、古代からの神事と
して悪魔・悪霊の退散を祈念して12本の矢を的に当て、的中率によってその年の天候・
豊作を占うというのです。農業・商業・産業の発展を願いこの神事は、500年も前から
行われているといい、江戸時代までは1月17日としていたが、明治維新後は3月17日に
改められたとありました。
15日には、矢竹切りと言って、氏子総代らが神社で弓、矢、的をつくり、当日、神殿
祭の儀のあと、弓矢神事に移り、宮司らがまず「神の矢」を東北(丑寅)の若宮社の
方向に、次いで殿の矢を東南(辰己)の方向に向けて射ます。 つぎに向拝の中央正面
真向かいの神楽殿の軒先に掲げた大的(直径1.6メートル)に向かって12本の鷹の羽の
鏑矢を次々に回を重ねて射、それが終わると矢と大的は参拝に集まった人々によって
奪い合って持ち帰るといいます。 持ち帰ったそれらを、家の神棚に供えたり間口に
掛けて魔除けにしたりするという珍しい祭りだそうです。
奉射祭り神事 (ネット画像より)
「奉射祭」は、全国各地で行われているようですが、その実施日はまちまちのようです。
穂高神社は、安曇野市穂高にあり、その奥宮は、穂高岳のふもとの上高地に祀られて
おり、嶺宮は、北アルプスの主峰奥穂高岳の頂上に祀られています。ここのご祭神は、
イザナギノカミ、ワタツミノカミと続くホタカミノカミ(穂高見神)で、その後裔で
ある安曇族は、もと北九州に栄え、海運を司り、早くから大陸方面とも交渉をもつ、
文化の高い氏族で、信濃の国の開発に大功を樹てたと伝えられているとありました。
穂高神社 (ネット画像より)
穂高神社奉射祭りのyoutubeは、見当たりませんでしたので、穂高神社の映像を
ご覧ください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます