街の集会所脇の株立ちの山桜、50数年経って見事な大木となってきた。今年も枝いっぱいに控えめな葉を伴って花をつけている。朝日を浴びて輝きなんとも美しいのでアップしてみた。見事な葉桜である。
山桜を詠んだ歌は実に多い。宣長は山桜の美しさを大和心と結びつけて詠んだようだが、そうしたことに絡ませることなく純にこころをひかれるものがある。
この木が若木だったころ根元に作られた花壇で草花の世話をしていた童たち、今はこの地を離れそれぞれの世界に羽ばたき、その多くは還暦を迎える年頃となっている。堂々としたその大木の根元に花壇の痕跡はあるが、頭上の花を眺めて回想してみるのである。
昨日は 10,563歩