昨日、税理士事務所に車で連れて行って貰ったN先輩と昼食をしながら、色々と仕事上の情報交換や雑談で楽しく過ごしました。
「‥‥ところで、透写台を探してるんだけれど、心当たり無いかな?」
「透写台ですか、僕はポジを見るためにA-4判くらいの薄型を持っていますが、印刷デザインがパソコン・ワークに変わってからは殆ど使っていませんね‥‥何に使うんですか?」
「女房が花の絵を描いているので、トレース用に欲しがっていてね」
「そう言えばお家の中にも飾られていましたが‥‥。アニメーターも今はパソコンで描いていますので、今時透写台など売られているんでしょうか」
「新品などは要らなくて、中古品で出来れば安く頂ければ‥‥」
実はフリーとして独立する前に務めていたデザイン事務所で、製図用透写台を作っている会社が担当クライアントにあり、アクリル板の断面から光を入れて明るくする新型の透写台の試作をしたことがありました。その時のアクリル板を捨てずに取って置いたものが手元にあったことを想い出しました。
「‥‥何処かに仕舞ってあると想いますので、探してみて有ったら連絡します」
「悪いねえ、それが貰えると女房に作ってやれるよ」
そして今朝アクリル板をベランダで探すと、雨曝しで汚れていましたが見つかったので、早速N先輩にメールで連絡させて貰いました。旦那さんの手作り透写台で好きな花の絵を描く、幸せそうな奥さんの笑顔が目に浮かびます。