昼食を摂りに千里山駅の方に緩やかな坂を下っていくと、阪急タクシーの待機車庫を覆う桜の枝が目の高さに見られます。近頃は毎日その蕾の状態を観察しながら通っていますが、最近はまた一段と膨らみが大きくなり薄いピンクの花弁が透けているのもチラホラ見られるようになりました。
先日の夕方のお天気ニュースで奈良と京都でウグイスの初鳴きが報告されていましたし、高知県ではすでに桜の開花が見られたということも言っていました。その後また寒の戻りがあったのでピンクの花弁も頭を引っ込めてしまったようですが、この冬のような寒さを過ぎて週明けに暖かくなれば、千里山でも桜の開花宣言できる準備は済んでいます。
昨年は開花後に寒くなりまた雨も降らなかったので、週末の花見など2週間にわたり桜を楽しめました。長い冬を耐えてやっと花開きパッと散るのが潔くて美しいとされる桜ですが、桜の蕾の膨らむ頃に希望のようなものが感じられて、春を待つ人の気持ちには一番良い時間のような気がします。