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『The Beatles 100』

2011-03-12 18:18:35 | 作詞・作曲

 1962年10月レコードデビューから1970年4月解散までの、決して長い間の活動ではないビートルズが、その後のロックやポップスそして音楽以外の世界のファッションや文化に及ぼした影響は大きく、現代まで多様な形で続いていると高く評価されています。その内の代表作100作品の楽譜とコード進行・ギターダイヤグラムを集め出版されているのが『The Beatles 100』で、歌詞の翻訳は付いておらず最初は80作品が掲載されていたということです。
 昨年の夏に行われた「作詞・作曲セミナー in 大阪」で教えて頂いた野口義修先生は、大の“ビートルマニア”でその著書でも例題として良く引用され、特に昨年書かれた『ギター弾き語りの法則』の中で学生の頃に夢中になった『The Beatles 80』のことに触れられています。先生は80作品と同じコード進行で別のオリジナル・メロディーを作り上げたことが、その後の本格的な作曲活動に大きなエネルギーを与えられたと薦められていました。
 また他の多様な人達の作曲参考本を読んでみても、ある意味現代と同じように技術や社会が大きく変化していた60年代に、常に新しい工夫やオリジナリティーを求めて作品作りをしていたビートルズは、今でも直接&間接的にロック・ポップスの基礎的な知識と感性を発信し続けているということを学びました。
 それ以来本屋の音楽コーナーでもずっと気になっていましたが、ようやく今日『The Beatles 100』を購入しました。野口義修先生のように心身に染み込むような徹底したことは出来ませんが、(これまでにも恐らく無意識・間接的には影響を受けているとは想われる)そのコード進行や楽曲構成の秘密や魅力を、改めて少しずつそして楽しく紐解いていければと想っています。

ビートルズ100
クリエーター情報なし
シンコーミュージック

※ 技術的なことはもちろんですが、初心を想い出させてくれる野口先生の3冊です。
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