以前、千里山の知人からシャンソンの名曲『枯葉』を弾き語りしたいと、コード進行を聞かれたのですが余り適切な応答が返せませんでした。今なら4度上行のツー・ファイブを含めた循環コードの代表例で、『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』なども同じ美しいコード進行と説明出来るのですが‥‥。
音楽作成DAWや作・編曲の情報雑誌『SOUND DESIGNER』を見ていると、楽器販売の比較情報サイト「楽器.me」の宣伝ページが載っていました。その中で「歌詞/コードを探す」というページも紹介されていたので、試しに中学時代に愛唱歌だったザ・サページの『いつまでもいつまでも』の歌詞/コードを開いてみました。今更ながら時代を感じさせるシンプルな構成の曲ですが、僕を始め多くの人を魅了した素敵なメロディーだと改めて思います。
E♭7→A♭7→D♭でのダブル・ドミナント(E♭7)や、G♭→G♭m→D♭でのサブドミナント・マイナー(G♭m)の響き、そしてF7→B♭mで平行調(B♭m)に暫しの転調を感じさせるセカンダリー・ドミナント(F7)など、多くの作詞・曲の参考本でも解説されている、魅力的なコードの流れがメロディーを支えていることが今では少し分かります。
このサービス・サイトではギターのコード指板図も見られますが、欲を言えば簡単な自動演奏が聴けるシステムにすることも出来るのではないでしょうか。しかし洋楽・邦楽1万4500曲の登録曲が無料で見られるのは便利です。新・旧の多くのアーティスト名や検索でも調べられますが、お気に入りの曲のコード進行を自分なりに分析してみるのも面白いのではないでしょうか。ちなみに『枯葉』は残念ながらデータが見つかりませんでした。
SOUND DESIGNER (サウンドデザイナー) 2011年 03月号 [雑誌] | |
クリエーター情報なし | |
サウンド・デザイナー |
☆ 東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!