MTR(マルチ・トラック・レコーダー)はギターやマイクで多重録音ができ、CD-RやSDカードにオーディオ・ファイル(WAVE・AIFF・MP3)で保存できる音楽作成機器です。インプット・ジャックが4~8本ある2万円程度の手軽なMTRを使い、バンドの一発録りやトラック別録音&編集が行え、音質の調整やマスターリングなどの機能もあります。
僕が歌を作り始めた頃は4トラ・38(サンパチ)という多重録音に対応したオープンデッキ・テープレコーダーがあり、僕もTEACの製品を購入しオリジナル曲のギター伴奏・ヴォーカル・ハーモニーの録音を重ね編集したデモ・テープを、当時著名な音楽評論家やレコード会社の制作部などに送ったこともありました。それが現在はハードディスクにデジタル録音するMTRに変わっただけです。
一方、パソコンのDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)による作・編曲も一般化してきており、今後はそのマルチ・ソフト環境に対し限定機能のMTRの利用は少なくなっていくのではないかと予想されます。
そこでSONYに提案したいのですが、MTR機能を組み込んだミュージック・クリエイティブ・VAIOを新開発し、音楽ソフトACIDのスタンダード版をバンドルすることにより(希望者はPro版にバージョンアップできる)、iPodに始まったMac(初めから音楽ソフトGarageBandが付いている)の独走から“音楽のSONY”イメージの復権を図ります。MTRもBOSS (ボス)/MICRO BRのような小型ハードウェアになリますと、フラッシュ・ストレージ搭載のノート・パソコン内に納めることは容易でしょう。
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